続いて、待受時のスタミナを計るために、端末を24〜36時間放置した後のバッテリー残量も調べた。ディスプレイはほぼ消灯していたので、5インチフルHDと直接の関係はないが、Androidはバックグラウンドでの通信が多くなりがちなだけに、スリープ時にどれだけ消費電力を抑えられるかは気になるところ。こちらは2回実施し、1回目が東京都江東区の屋内にて4月11日11時11分から24時間、2回目が東京都葛飾区の屋内にて4月13日1時40分から36時間実施した。いずれもXiと4G LTEの通信環境は良好だ。そのほかの条件は以下のとおり。
今回実施したテストで最も良い結果を出したのがXperia Zだ。1回目のテストでは、12時間後の23時11分の時点でも、バッテリー残量はなんと100%のままだった。24時間後の残量は92%で、8%減にとどまった。2回目のテストも同様に、24時間後の残量は92%だった。スリープ時に無駄な電力を消費しないよう、うまくチューニングしているのだろう。ちなみに海外版のXperia Zには、バックライトがオフになると、Wi-Fiやモバイルデータ通信をオフにする「スタミナモード」を搭載している。ドコモ版のSO-02Eにはスタミナモードはないが、それでも十分にスタミナを維持できていると感じた。
続いて好結果だったのがELUGA X。24時間後の残量は1回目が84%、2回目が89%。ARROWS Xは1回目の結果が悪く、12時間後に76%、24時間後には54%にまで減ってしまった。最も大きいバッテリーを積んでいるOptimus G proの残量は、1回目の24時間後が77%で3位だったが、2回目の36時間後が64%で最下位だった。スペック上でもLTEの連続待受時間はOptimus G proの460時間が最長だが、今回のテスト結果はOptimus G proがベストにはならなかった。通信環境によるとはいえ、実際の待受時間は必ずしもスペックに依存するわけではないことが分かる。
機種名 | 12時間後 | 24時間後 |
---|---|---|
ARROWS X F-02E | 76% | 54% |
Optimus G pro L-04E | 91% | 77% |
ELUGA X P-02E | 94% | 84% |
Xperia Z SO-02E | 100% | 92% |
HTC J butterfly HTL21 | 88% | 77% |
機種名 | 12時間後 | 24時間後 | 36時間後 |
---|---|---|---|
ARROWS X F-02E | 82% | 75% | 68% |
Optimus G pro L-04E | 89% | 76% | 64% |
ELUGA X P-02E | 94% | 89% | 76% |
Xperia Z SO-02E | 97% | 92% | 86% |
HTC J butterfly HTL21 | 89% | 77% | 66% |
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