第28回 スマホで使える電子書籍サービス特集(前編)今すぐ使えるスマホレシピ

» 2013年07月31日 19時53分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 iPad miniやNexus 7の購入を機に、電子書籍を利用し始めたユーザーが多いのではないだろうか。かくいう筆者もその1人で、7インチクラスのタブレットの購入をきっかけに電子書籍を利用する機会が増えた。また、2012年から5インチの大型ディスプレイを搭載したスマホが増え、これまで以上にスマホでの電子書籍利用もしやすくなっている。

 ただ、ケータイで電子書籍を利用していなかった人にとっては実際に使うまでのハードルが少々高いのも事実。そこで、今回はスマホで利用できる主な電子書籍ストアについて紹介しよう。気になる本を書店に行かずして気軽に購入できる電子書籍は、一度使うと手放せなくなること必至だ。

iPhoneでは「iBooks」と「Newsstand」が使いやすい

 iPhoneとiPadでは、Appleの提供する「iBookstore」という電子書籍ストアを利用できる。アプリはプリインストールされていないので、App Storeから「iBooks」(無料)をダウンロードしよう。

 配信されているのは、小説、実用書、コミック、ライトノベル、レシピ本などジャンルは多彩。iPadに対応していることもあり、読み上げ機能付きの子ども向けの本もそろう。夏目漱石や太宰治など著作権の切れた文豪の名著は無料で配信されているのがうれしい。

photophoto アプリを起動するとライブラリが表示される。購入した本はここに並ぶ(写真=左)。左の画面で「Store」をタップすると、iBookstoreが表示される(写真=右)

 本のダウンロード方法はアプリや音楽を購入するときと同じなので、iOSに慣れ親しんでいるユーザーにとっては使いやすいはず。本の代金はクレジットカードかiTunesカードでの支払いになる。

photo 価格をタップして購入するのはアプリや音楽のダウンロードと同じ。サンプルも用意されている

 また、これまではiPhoneとiPadでのみ利用できたiBooksだが、Mac OSの新バージョン「Mac OS X Mavericks」では、iBooksアプリが標準搭載される。すでにiCloudでの本の保存には対応しており、今後はiPhoneやiPad購入した本をMacで読んだり、Macで購入して読み始めた本を外出先でiPhoneやiPadで読んだりできるようになる。

 また、雑誌を読みたいユーザーは「Newsstand」を活用しよう。スタート当初は海外の雑誌がほとんどだったが、いまでは日本雑誌のラインアップも充実しており、なかには紙の雑誌の発売日よりも先行して発売するものもある。

photophoto 「Newsstand」アプリを起動し、「Store」をタップすると雑誌のラインナップが表示される(写真=左)。アプリのダウンロード自体は無料で、あとから定期購読の料金を支払う(写真=右)

 購入方法はアプリをダウンロードする際と同じだが、利用形態はやや異なる。まず、読みたい雑誌のアプリをApp Storeから無料でダウンロードし、ダウンロードしたアプリから定期購読を申し込む。ここでバックナンバーは単品購読が可能だが、最新号に関しては定期購読を申し込まなければならない。定期購読の設定期間や価格は雑誌により異なり、「自動継続」を設定することもできる。そのため、知らないうちに料金を支払い続けていた……ということが起こりやすいので注意が必要。定期購読中であれば、雑誌の発売日に自動でダウンロード(Wi-Fi接続時のみ)してくれるので便利だ。

photophoto 定期購読の期間は雑誌により異なる(写真=左)。定期購読の自動更新の設定を変更するには、「設定」→「Store」→Apple IDをタップ→購読の管理から行う(写真=右)

「Google Playブックス」の品ぞろえは今後に期待

 Androidには「Google Play」内に「書籍」というカテゴリが用意されている。または、プリインストールされている「Playブックス」を起動して「ショップ」を開くと、Google Playの書籍カテゴリにアクセス可能だ。

photophoto 「Playブックス」アプリを起動し、左上の本のアイコン→ショップの順にタップすると、Google Playの書籍ストアが表示される(写真=左)。トップページには特集が組まれており、タイトルや著者名での検索も可能(写真=右)

 配信されているカテゴリーはコミック、コンピューター/IT/技術/工学、ビジネス/経営/経済、文芸など。率直な印象としては、ほかの電子書籍ストアに比べてラインアップが少ない。初めて電子書籍を利用するユーザーが、無料の本(著作権切れの文豪の名著を配信)を読むのに活用するというのは1つの手だ。

 また、有料の本を購入するにはクレジットカードかキャリア決済が可能。クレジットカードを使いたくないユーザーにとっては便利なストアだといえるだろう。

両OS対応で便利な「Kindle」がオススメ

 スマホとタブレットの両方を使っていて、OSが異なる場合は「Kindleストア」を利用するといいだろう。Amazonの提供する電子書籍ストアで、専用デバイスである「Kindle」シリーズ以外に、iOS、Android OSでも利用できるのが特徴だ。

 購入するにはAmazonのアカウントが必要で、両OSでもアプリが無料で配信されている。ただし、Androidの場合はアプリ内からストアに直接アクセスできるが、iOSの場合はブラウザ経由でないとストアにアクセスできない。また、PCのブラウザからも書籍を購入でき、ダウンロードしたい端末を選択すると、その端末にデータを送信できる。

photophotophoto 一度購入したアイテムは端末から削除しても「クラウド」タブ内に保存される(写真=左)。Androidの場合はKindleストアにアプリからダイレクトにアクセスできるので便利(写真=中)。Amazonのアカウントでログインするので、ワンクリックでの購入に対応する(写真=右)

 セールやポイント還元が常に行われているのもこのストアの利点で、日頃からAmazonを利用しているユーザーにとっては利便性の高いサービスといえる。さらに、紙の本に比べていくら安くなっているのかを確認できるのもうれしい。

 なお、7月30日のアップデートにより、アプリ内で作品の無料サンプルを検索、ダウンロードできるようになった。

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