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» 2014年04月30日 12時48分 UPDATE

おすすめ「スマホ周辺機器」特集:スマホ連携から健康・スポーツまで――国内で入手できる「スマートウォッチ」5選 (1/2)

腕時計型のウェアラブル端末「スマートウォッチ」が日本でも増えつつある。スマートフォンと連携するものからフィットネス関連まで、国内で入手できるスマートウォッチの主な機能や使い勝手を紹介しよう。

[房野麻子,ITmedia]

 スマートフォンの進化が一段落し、“スマホの次”が期待される中、身に付けるコンピュータ、ウェラブル端末が注目されている。さまざまなセンサーを搭載した腕時計やメガネ、指輪型のウェアラブル端末、ヘッドマウントディスプレイなどが製品化されているほか、驚くことに、無線チップやセンサーを搭載したコンタクトレンズも開発されているようだ。

 現在、多くの製品が発売され、一般でも購入しやすいウェラブル端末は「スマートウォッチ」といわれる腕時計型端末だ。2011年ごろから、Bluetoothを搭載しスマートフォンと連携する腕時計や、フィットネス向けに、GPSや加速度センサーを搭載した手首に付ける(時計付き)活動量計が続々と登場し始めた。

 最近では、過去にドコモから発売された「WRISTOMO(リストモ)」のように、本体にモバイル通信機能を持つ腕時計型端末も海外では登場している。2014年3月には、GoogleがAndroid OSをウェアラブル端末向けに拡張した「Android Wear」を発表(→Google、ウェアラブル向け「Android Wear」発表 今夏に製品登場)。今後もさまざまなスマートウォッチの登場が期待される。

photo スマートフォンと連携する時計が多数登場している。写真はヴェルトのスマートウォッチ「Martian Watches Victory」を操作して、スマートフォンのカメラのシャッターを切っているところ

 現在、国内で購入できるスマートウォッチは大きく2タイプに分類できる。1つは、デザイン的には腕時計で、電話やメールの着信を知らせたり、スマホをコントロールしたりしてスマホと密接に連携するタイプ。スマホと常に接続し、機能をサポートするので、ここでは“スマホサポート”タイプと呼ぶことにする。

 もう1つは、主にフィットネスを目的とした端末。本体のさまざまなセンサーが日常の行動データを取得する端末で、普段は必ずしもスマホと接続している必要はなく、スマホの通知も受け取れない。取得したデータをスマホやPCに転送し、アプリで確認するといった使い方をする。腕時計としても使えるが、主目的は活動量計による健康管理なので、“健康・スポーツ”タイプと呼ぶ。

 なお、スマホサポートタイプにも加速度センサーを搭載し、歩数や活動量を計測できるものもあるので、しっかり線引きできるわけではないが、自分がスマートウォッチの何を重視するかで、選ぶ端末が決まってくるだろう。

 ここからは、現在、日本で購入できるスマートウォッチ5モデルを紹介しよう。なお、価格は2014年4月下旬時点の税別価格だ。

GALAXY Gear――音声コマンド機能や190万画素カメラを搭載

 「GALAXY Gear」は、GALAXY端末と接続するスマホサポートタイプのデバイス。4月末時点では、GALAXY Note 3やアップデートしたGALAXY S4などに対応している。1.6インチの有機EL(SUPER AMOLED)ディスプレイを搭載し、解像度は320×320ピクセル。ドコモやauのオンラインショップ、量販店などで購入でき、価格は2万9000円〜3万5000円前後。

photo 「GALAXY Gear」は、少し大きめの腕時計といったサイズ。画面を上下スワイプや左右フリックで操作する

 スマホへの電話やメールの着信を通知してくれるほか、GALAXY Gearで直接電話をかけて通話したり、リストバンド部分に搭載している約190万画素のカメラで撮影したりできる。声でスマホを操作できる音声コマンド機能(S Voice)や、音声を最大5分録音できる音声メモ機能も搭載。録音した音声はスマホでテキストデータに変換できる。また、GALAXY Gearからスマホが1.5メートル以上離れるとスマホが自動でロックされる機能や、スマホの置き場所が分からない場合に着信音を鳴らせる機能も備えている。

photophoto リストバンド部分に190万画素カメラを備え、画面タッチで撮影できる。GALAXY Gear本体に最大50枚の写真を保存でき、自動でスマホに転送することも可能。最大10秒の動画撮影もできる
photophoto GALAXY Gearで通話が可能(写真=左)。着信を受けるだけでなく、音声コマンドでアドレス帳から連絡先を呼び出したり、ダイヤル画面で電話番号を入力したりして発信できる(写真=右)。マイクはリストバンドの金具部分に搭載されている

 スマホの着信を始め、各種通知を受け取れるが、Android端末でよく利用するGmailの内容をGALAXY Gearで読めないのは、少々残念に感じる部分だ。通知を受け取った際、内容を確認するためにスマホを取り出さなくてはならないケースが多い。また、腕時計らしいデザインだが、カメラがリストバンド部分に配置されているのでバンド交換ができない。

photophoto Gmailを着信すると通知が届くが、タップすると右の画面になり、GALAXY Gearで本文の確認はできない。スマホを手に取るとGmailの本文が自動で表示される

 なお、すでに後継機の「Gear 2」と「Gear 2 Neo」が発表されている。Gear 2のカメラは本体のディスプレイ上部に配置され、リストバンドの交換ができるようになった。本体の内側には心拍センサーを搭載し、フィットネス端末としても利用できる。

 よりフィットネスを意識した端末「Gear Fit」も同時に発表されている。タッチ操作が可能な1.84インチの曲面ディスプレイ(有機EL、432×128ピクセル)を採用し、内側に心拍センサーを搭載。スマホの通知も確認でき、防水防塵対応だ。

photophoto 後継機の「Gear 2」は、OSがAndroidベースからTizenに変更され、「GALAXY」の名称も外れている。画面のサイズや解像度はGALAXY Gearと同じだが、本体が薄型化。また、カメラやマイクは本体と一体化され、リストバンドの交換が可能になった(写真=左)。カメラなどを省いた「Gear 2 Neo」もある。曲面ディスプレイを採用した「Gear Fit」。フィットネスに特化した端末だが、着信通知など基本的なスマホサポート機能を備える(写真=右)

SmartWatch 2 SW2――Xperiaをかざすだけで連携、多彩なアプリを追加できる

 「SmartWatch 2 SW2」は、Xperia端末と接続するスマホサポートタイプのデバイス。1.6インチの液晶ディスプレイ(220×176ピクセル)を搭載し、防水・防塵性能を備える。価格はXperia Storeで1万4095円。

photo Xperiaのデザインを踏襲した「SmartWatch 2 SW2」

 独自OSを採用しているが、ディスプレイ下部にAndroid端末でおなじみの3つのセンサーボタンを搭載し、同じ感覚で迷わず操作できる。Xperiaと同じ電源キーや画面デザインを採用し、デザインテイストがXperiaと統一されているのが好印象だ。リストバンドは交換でき、幅24ミリの市販品のバンドを購入して付け替えることもできる。

photo NFCを搭載しているので、XperiaとのBluetooth接続は互いにかざすだけでOK。必要なアプリのダウンロードもスムーズだ
photophotophoto Xperiaと同じデザインの電源キーが右側面にある(写真=左)。左側面にはMicro USB端子を搭載し、USBケーブルを直接挿して充電できる(写真=中)。ディスプレイ下部にはAndroid端末でおなじみ、「ホーム」「メニュー」「戻る」の3つのセンサーキーを搭載(写真=右)

 Xperiaに届いたメールやSMSの新着通知を受け取ってメッセージ本文を確認したり、Xperiaに保存している音楽の再生・停止・先送り操作ができるほか、電話の着信時に応答・拒否・メッセージ送信の操作ができる。専用アプリをGoogle Playからダウンロードすることで機能を追加することができる。なお、GALAXY Gearのように時計から通話することはできない。

photophotophoto メニューアイコンもXperiaを踏襲(写真=左)。メールが届くとスマホと同様に画面上部やアイコンの肩に通知が表示され、メールの内容もテキストなら確認できる(写真=中)。電話の着信があると、応答、拒否が選べる。ただしSmartWatch 2で通話することはできない(写真=右)

 GALAXY GearではできないGmailの本文確認ができるのは便利。確認して、大事なメールに対してはXperiaから返信できるし、重要でないメールはそのまま無視できる。TwitterやFacebookの通知を受けられるのも便利だ。GALAXY Gearに比べて価格がリーズナブルな点も見逃せない。

Martian Watches Victory――デザインと機能を両立させた本格的なスマートウォッチ

 ヴェルトの「Martian Watches(マーシャン・ウォッチ)」は、iPhone、Androidスマートフォンと接続できるスマホサポートタイプのデバイス。時計の文字盤に96×16ピクセルの有機ELディスプレイを搭載し、そこに電話やメール、SNSなどの各種通知を表示する。価格はオンラインショップ「VELDT Store」で3万3000円。

photo Martian Watchesには複数のモデルがあるが、4月末現在、VELDT Storeで購入できるのは写真の「Victory」のみ
photophoto 右側にはアナログ時計のリュウズ、充電用のMicro USB端子、通話や音声操作時に利用するスピーカーを配置(写真=左)。左側には2つのボタンがあり、スマホ連携機能はこれで操作する(写真=右)

 今回紹介する中では最も腕時計らしいデザインであり、スマホの着信通知を受け取ったり、本体内蔵のマイクで通話したりできるなど、スマートウォッチとしての機能も本格的だ。iPhoneと接続した場合はSiriの機能も利用でき、音声で電話の発信やメッセージの作成なども可能だ。ディスプレイは小さいが、発信者の名前などが日本語で確認できる。また、スマホがBluetoothの通信圏外から出ると、バイブレーションで知らせるスマホの置き忘れ防止機能も備えている。

photophotophoto Martian Watchはハンズフリーで通話が可能。かなりはっきりと相手の声が聞こえるのでプライベートな場所で利用するのがおすすめだ(写真=左)。文字盤下の細いディスプレイに各種通知が表示。日本語にも対応している(写真=中)。電話の着信時には相手の名前や電話番号がディスプレイに表示され、緑色のLEDが点滅する(写真=右)

 シンプルなアナログ時計なので、幅広い人に受け入れられそうだ。ディスプレイが小さいおかげで電池持ちもいい。視認性も問題ない。なお、時計部分はボタン電池で動いており、約2年間作動するという。通話時のスピーカーの音量は調整できるが、GALAXY Gearよりもかなりはっきりと聞こえる印象。周りに人がいるときには気をつけたい。

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