iモード向け「ドコモマーケット」開始――アプリ、音楽、電子書籍を配信:ドコモポイントでも買える

» 2010年11月08日 13時10分 公開
[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモは、iモード向けのポータルサイト「ドコモマーケット」を12月6日から提供する。同社は2010年4月から、スマートフォン向けにドコモマーケットを提供してきたが、iモード向けの同サイトでは、iモード端末で利用できるコンテンツを配信する。

 iモード向けドコモマーケットは「アプリストア」「MUSICストア」「BOOKストア」という3つのストアで構成される。利用の申し込みは不要で、ドコモマーケット自体は無料で利用できる。有料コンテンツはドコモポイントを使って購入できるのも特徴の1つだ。さらに、料金を支払ってドコモマーケットでコンテンツを購入した場合は、ドコモポイントが付与される。これは従来のマイメニュー登録や、iモード公式サイトからのコンテンツ購入時には適用されなかったことだ。

 サービスの対象機種は、アプリストアとBOOKストアが901iシリーズ以降のiアプリDX対応モデル、MUSICストアが902iと702iシリーズ以降のモデル。アクセスはiMenuトップ→ドコモマーケット各ストア、またはiチャネル→「チャネル一覧」→「ドコモマーケットチャネル」→トコモマーケットの各ストアから。

photo iモード向け「ドコモマーケット」の利用イメージ

 アプリストアではコンテンツプロバイダーが提供するアプリに加え、課金機能やiアプリDX開発ツールを公開して、個人開発者が手がけたアプリ(iアプリDX)も提供する。有料、無料、新着、ジャンルといったカテゴリーごとにアプリを紹介するのはもちろん、ユーザーの属性や利用履歴に応じたレコメンド機能やレビューも提供する。

 配信するアプリのジャンルは地図/交通/タウン情報、グルメ/レシピ、ニュース/天気、SNS/ブログ、便利ツール、ゲームなど。サービス開始時には約1200のアプリが配信され、そのうちコンテンツプロバイダーのアプリが約900、個人開発者のアプリが約300となる予定。アプリストアには、「jigtwi」やおサイフケータイ関連アプリなど、これまで提供されていたiアプリと、新たに提供されるiアプリの両方が含まれる。

photophotophoto デモ機からアクセスした「アプリストア」のトップ画面。お勧めのアプリが表示される(写真=左)。ダウンロード画面(写真=中)。レビューを書いたり通報したりする機能もある(写真=右)
photophoto ドコモマーケットの主な特徴とストアの概要

 アプリストアではPC版のWebサイト(http://appli.docomomarket.ne.jp/)も用意し、ユーザーはPCで検索したアプリのダウンロードリンクをケータイへ転送できる。

 アプリはドコモの審査を経て配信される。審査には4日から2週間ほどかかり、審査のレベルは公式iモードサイトと同程度となる。ドコモが徴収するアプリストアの手数料は20%。アプリの価格は10円単位で設定でき、上限は個別課金が5000円、月額課金が500円。コンテンツプロバイダーがアプリに広告を出すことも可能だ。

 MUSICストアはレコチョクと提携し、サービス開始時には最新のJ-POPを含む約100万曲の楽曲を配信する。全曲試聴ができ、無料プロモーションビデオも約500コンテンツ用意する。従来の着うた、着うたフル、着ボイスなどに加え、着信設定ができないフル楽曲も配信する。着信設定できない楽曲のフォーマットは着うたフルと同じくHE-AACで、DRM(著作権保護)が施される。1曲あたりの価格は200〜400円になる見込み。

 BOOKストアでは、コミック、小説、実用書、雑誌などの約3万の電子書籍をサービス開始当初に配信し、専用のビュワーアプリ「ブックサーフィン」も提供する。対応フォーマットはXMDF。書店で売れている作品の配信や、発売と同時または早期の配信も目指す。「マイポータル」ページでは、購入履歴やユーザーレビューなどを確認できる。あらかじめお気に入り登録した作家の作品が配信されると、自動で知らせてくれる機能も用意する。提供予定出版社は、朝日新聞出版、角川グループ、幻冬舎、講談社、集英社、小学館、新潮社、スクウェア・エニックスなど。

 なお、ドコモは大日本印刷と提携した電子書籍プラットフォームの構築を進めているが、こちらはスマートフォンや電子書籍リーダー向けに提供するもので、iモードケータイ向けのBOOKストアとは異なるサービスとなる。

 ドコモによると、MUSICストアとBOOKストアについては、スマートフォン向けの提供も視野に入れているという。

 アプリストアではPCサイトも用意されるが、PCからコンテンツを購入することはできない(MUSICストアとBOOKストアも同様)。購入したコンテンツをPCで管理できるソフトなども現時点では提供される予定はなく、バックアップにはmicroSDを用いる。機種変更時にはmicroSD経由で新しい端末にコンテンツを移行する。購入したコンテンツはSIMカードにひも付けられるので、自分のSIMカードを挿した端末でのみ利用できる。

 iモード向けの有料コンテンツは、これまで公式サイトから購入するのが基本だったが、iモード版ドコモマーケットではポータルサイトから手軽に購入できるようになる。こうしたコンテンツ購入の導線を増やし、さらにドコモポイントからの購入を可能にすることで、ドコモは「パケ・ホーダイ ダブル」の上限額まで利用していないミドル〜ライト層を中心に、ARPUの向上を目指す。

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