2010年に世界で販売された携帯電話は16億台、スマートフォンは72%成長――Gartner調査

» 2011年02月10日 14時17分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社のGartnerは2月9日(現地時間)、2010年通年の世界携帯電話市場に関する調査結果を発表した。携帯電話の販売台数は前年比31.8%増の16億台で、そのうち19%をスマートフォンが占めたという。スマートフォンの販売台数は前年比72%増の2億9700万台だった。

 メーカー別の携帯端末販売台数ランキングでは、フィンランドのNokiaが4億6100万台で首位を守ったが、シェアは前年より7.5ポイント落とした。米AppleのiPhoneや米GoogleのAndroidの台頭で同社のシェアは年々下がり続けており、1月発表の10〜12月期業績では純利益が21%減だった。同社は2月11日に、スマートフォンに関する戦略を発表する計画だ。

 一方5位のAppleの販売台数は4660万台で、前年比87.2%増と急成長し、Sony Ericssonと米Motorolaを抜いた。この成長の主な要因は販売地域の拡大と独占販売契約の終了にあるとGartnerは分析する。2011年は米国で最大手の通信キャリアVerizonによるiPhoneの販売開始が同端末の成長を促進するとみている。

2010年のメーカー別世界携帯電話販売台数ランキング
順位 メーカー 2010年販売台数(単位:千台) 2010年シェア(%) 2009年販売台数 2009年シェア
1 Nokia 461,318.2 28.9 440,881.6 36.4
2 Samsung 281,065.8 17.6 235,772.0 19.5
3 LG Electronics 114,154.6 7.1 121,972.1 10.1
4 Research In Motion 47,451.6 3.0 34,346.6 2.8
5 Apple 46,598.3 2.9 24,889.7 2.1
6 Sony Ericsson 41,819.2 2.6 54,956.6 4.5
7 Motorola 38,553.7 2.4 58,475.2 4.8
8 ZTE 28,768.7 1.8 16,026.1 1.3
9 HTC 24,688.4 1.5 10,811.9 0.9
10 Huawei 23,814.7 1.5 13,490.6 1.1
11 その他 488,569.3 30.6 199,617.2 16.5
合計 1,596,802.4 100.0 1,211,239.6 100.0
(資料:Gartner)

 スマートフォンの販売は、経済的に余裕があり、高速なネットワークが利用できる先進国市場に集中しており、2010年第4四半期(10〜12月期)ではスマートフォン販売台数の52.3%が西欧と北米によるものだった。また、これらの地域では携帯電話販売のほぼ半分がスマートフォンだったという。

 年間の販売台数をOS別にみると、Symbianが11億台で前年に続けて首位を守ったが、シェアは9.3ポイントと大きく落とした。このシェアを奪ったのはAndroidで、前年比888.8%という大幅な増加率で2位となった。販売台数は6億7000万台だった。

2010年のOS別世界スマートフォン販売台数ランキング
順位 OS 2010年販売台数(単位:千台) 2010年シェア(%) 2009年販売台数 2009年シェア
1 Symbian 111,576.7 37.6 80,878.3 46.9
2 Android 67,224.5 22.7 6,798.4 3.9
3 Research In Motion 47,451.6 16.0 34,346.6 19.9
4 iOS 46,598.3 15.7 24,889.7 14.4
5 Microsoft 12,378.2 4.2 15,031.0 8.7
6 その他 11417.4 3.8 10432.1 6.1
合計 296,646.6 100.0 172,376.1 100.0
訳注:Research In Motion=BlackBerry、Microsoft=Windows MobileおよびWindows Phone 7とみられる(資料:Gartner)

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