ニュース
» 2012年05月11日 15時36分 UPDATE

NTTドコモ、新社長に加藤薫氏 副社長は坪内和人氏、岩崎文夫氏に

NTTドコモが、6月19日以降の新経営体制を発表。現社長の山田隆持氏は取締役相談役に退任し、取締役常務執行役員 経営企画部長の加藤薫氏が新社長に就任する。また代表取締役副社長も坪内氏、岩崎氏に交代になる。

[園部修,ITmedia]
Photo 6月19日の定時株主総会と取締役会の決定を経て新社長に就任予定の加藤薫氏

 NTTドコモは5月11日、代表取締役の異動を含む新たな経営体制を発表した。取締役常務執行役員 経営企画部長の加藤薫氏が、6月19日の定時株主総会および取締役会での決定を経て新社長に就任する。代表取締役副社長には、取締役常務執行役員 財務部長 グループ事業推進部担当の坪内和人氏、取締役常務執行役員 ネットワーク担当の岩崎文夫氏が昇格する。

 退任する代表取締役社長の山田隆持氏は取締役相談役に就任予定。また代表取締役副社長の辻村清行氏はドコモエンジニアリングに、鈴木正俊氏はミライト・ホールディングスおよび大明に入社予定。松井浩氏も退任となる。

 会見でこの4年間を振り返った山田社長は、「特に力を入れたのはお客様満足度の向上、スマートフォンの推進とネットワークのインテリジェント化、総合サービス企業への進化、そして安心安全の提供の4点」と話した。内容には後任の加藤氏については、「さらに変化のスピードが加速する。加藤は入社以来移動体通信サービスの開発と普及に携わり、モバイル市場の変化を肌で感じてきた人物。直近では経営企画部長として中期計画の策定をしたり、東日本大震災や年末年始の通信障害の際には対策をしっかりと打ってきた。持ち前の明るい性格とスピード感でドコモを引っ張っていってほしいと願っている」と期待を寄せた。

 新たに社長に就任することが内定したことについて加藤氏は、「厳しい環境の中で社長の指名を受けたことは本当に身の引き締まる思い」。また「スマートフォンが急激に普及し、その機能が大きく向上する中、グローバルプレーヤーとの競争も激しく、通信業界は大きな変曲点にある。『スピード&チャレンジ』をモットーに、魅力的で使いやすい端末とサービスの提供を通して、スマートライフビジョンの提供に全力で取り組みたい」とその意気込みを語った。

 特に社長就任後は以下の3つの柱に重点的に取り組むという。

 1つはスマートフォン時代におけるネットワークとサービスの進化だ。「楽しく便利なサービスをお客様に提供するため、ドコモならではの技術開発能力を生かしたイノベーションや、最先端企業とのアライアンスを通して、端末とネットワークが連携した魅力的で先進的なサービスを、スピーディーに提供していきたい」という。

 またドコモの山田社長が進めてきた総合サービス企業への進化も加速させる。加藤氏は「モバイルとシナジーの高い事業領域で、他企業とのアライアンスを積極的に推進する」と明言。新たな市場と新たな価値の創造に取り組み、海外キャリアへの出資や提携、プラットフォーム構築などにも取り組む。

 そして、こうした新たな挑戦を支えるための基盤の強化も図る。ネットワーク基盤の高度化、さらなるお客様満足度向上を目指すほか、新領域への進出を見据えた人材の育成、サポートも行っていく。

 最後に加藤氏は「入社以来モバイル通信事業に携わり、黎明期からその進化と発展に情熱を捧げてきた。これからも人を中心とするサービス、人を中心とする会社をモットーに、『飽くなき好奇心、へこたれない精神』で頑張る。スピード感を持ってチャレンジを繰り返していきたい」と話した。重視する指標はスピードとチャレンジ。特に自身が「七分で良しとせよ」という言葉が好きなことから、常に100%を目指すのではなく、70%の完成度をもってサービスをスピーディーに提供し、お客様に育てていただくような取り組みもしていきたいこと、失敗すればできるだけ早くやり直せばいいと思っていることなどにも触れ、時代に即したスピーディーな経営を目指していく姿勢を見せた。

Photo

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.