第3回 F、N、SH、それぞれが個性を発揮――カメラ、ビュワー、ブラウザのタッチ操作最新ケータイ徹底比較(NTTドコモ 2008年冬モデル編)(3/4 ページ)

» 2009年05月16日 22時43分 公開
[田中聡,ITmedia]

iモードブラウザ:N-01Aはタブもiモードで操作できる

photo F-03Aは閉じた状態では「タッチセレクター」を操作してiモードサイトを閲覧する

 タッチパネル対応なら、iモードサイトもタッチで操作したいところだが、“ビュワースタイル時のみ”タッチ操作ができるF-01AとSH-03Aは、iモードはタッチで操作できない。また、F-03Aもiモードサイトをタッチで操作できるのはタッチセレクターのみなので、日常的に使うのはあまり現実的ではないだろう。

 実用的なレベルでiモードをタッチ操作できるのは、N-01AとSH-04Aの2機種で、画面をスライドしてスクロール、リンクをタップしてアクセス、ブックマークの呼び出しなどができる。N-01Aはタブ表示にも対応しており、複数のタブを直接タップして切り替えられる。SH-04Aは閉じたまま検索ボックスに文字入力できるのが魅力だ。

 なお、SH-04Aは本体を開いた状態だとiモードブラウザは全画面では表示されず、画面の左半分に表示されるのみ。本体を閉じれば常に縦画面で表示されるので、iモードは“縦画面でタッチ操作”が基本スタイルといえる。

 ページの戻る/進むのタッチ操作は2機種ともできる。N-01Aはパレットを使えば(最短で)1ステップで戻る/進む操作ができるが、閉じたままではなぜかブックマークの登録ができない。SH-04Aはブラウザ画面上で左に指をスライドすると進む、右で戻るの操作ができる。

photophotophotophoto N-01Aはパレットを使うと、ブックマークや画面メモ、サイト閲覧履歴などを呼び出せる。また、画面下部にあるタッチボタンの「開く」を押してからリンクを選択すると、新しいタブにリンク先が表示される。タブはタッチで切り替えられる(写真=左端、左中)。タッチボタンを使えば、画面を触って「戻る」「進む」操作ができる(写真=右中)。SH-04Aは左右に画面をスクロールして進む、戻るの操作ができる(写真=右端)

 iモードブラウザについては、戻る/進むの操作性やタブ表示できることに加え、必要に応じて縦画面+物理キー(ニューロポインター)を使えるN-01Aが最も操作しやすいといえる。

 なお、N-01AとSH-04Aは2009年1月から開始された「iMenu画面の選択機能」を利用すれば、タッチパネル対応の「アイコンiメニュー」に変更できる(SH-04Aは初期からアイコンiメニューに設定されている)。N-01Aのユーザーもタッチ操作がメインなら、アイコンiメニューに設定しておくといいだろう。

photophotophotophoto タッチiメニューには、「iMenu」→「お客様サポート」→「各種設定(確認・変更・利用)」→「その他サービス設定・確認」→「iMenu設定」から設定できる
閉じた状態でのiモードのタッチ操作
スクロール リンク選択 ブックマークの登録と呼び出し 戻る/進む 検索ボックスの文字入力 拡大/縮小表示 タッチでタブ選択 縦横自動切り替え
F-01A
F-03A タッチセレクターを操作 △※ △※ △※
N-01A 画面を上下左右にスライド △(呼び出しのみ) アイコンから
SH-03A
SH-04A 画面を上下にスライド 右にスライド(戻る)、左にスライド(進む)/サブメニューから サブメニューから(文字サイズのみ)
※:タッチセレクターでのみ操作可能

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