写真で解説する「IS01」(外観編)

» 2010年03月30日 17時25分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 au初のAndroid端末として登場するのが、シャープ製のスマートブック「IS01」だ。約5.0インチ(480×960ピクセル)の大型ディスプレイと5列のQWERTYキーボードを採用し、PCのように利用できるスタイルが大きな特長。インターネットを積極的に利用するユーザーに2台目のモデルとして訴求する。発売は6月上旬以降。

 本体のサイズは約83(幅)×149(高さ)×17.9(厚さ)ミリ。IS01単体の写真を見るとサイズ感が分かりにくいが、一般的なケータイやスマートフォンよりは一回り以上大きい。ジーンズのポケットには何とか収まったが、動きやすさを考えたらカバンに入れた方がよさそうだ。重さは約227グラムで、一般的なケータイよりも100グラムほど重い。ちなみに、同じくQWERTYキーボードを搭載するドコモの「SH-03B」は、サイズが約56(幅)×117(高さ)×15.6(厚さ)ミリ、重さが約137グラム。

photophotophoto シャープ製の「IS01」。ボディカラーはBLACKとLIGHT BLUEの2色
photophoto 左からIS01、HT-03A、iPhone 3GS。IS01の方が一回り以上大きい

 デザイナーには、「neon」「INFOBAR2」「PRISMOID」のデザインでもおなじみの、深澤直人氏を起用。表面がザラザラするシボ加工を施した質感が特長で、ディスプレイを閉じると皮の手帳のようになる。サブディスプレイやサイドキーをはじめ、過度な装飾は施しておらず、閉じた状態は非常にシンプルな印象を受ける。側面にはイヤフォン端子とmicroUSB端子、赤外線ポート、通話用マイクがさり気なく配置されている。なお、充電用の卓上ホルダは用意されていない。

photophotophoto 本体を開いた正面(写真=左)、閉じた正面(写真=中)と裏面(写真=右)
photophoto 左側面のヒンジ部(写真=左)。右側面に赤外線ポートと通話用マイク、イヤフォン端子とmicroUSB端子がある(写真=右)
photophoto 上部と下部の側面にはサイドキーや端子などのパーツがない
photophotophoto microUSB端子と平型イヤフォン端子(写真=左)。右側面の窪みに赤外線ポートとマイクがある。赤外線通信はIrSimpleに対応している(写真=右)。裏面にはカメラがさり気なく配されている(写真=右)
photophoto バッテリー容量は1400mAh(写真=左)。microSDスロットはバッテリーカバー内部にあり、microSDの着脱にはバッテリーを外す必要がある(写真=右)

 QWERTYキーボードには、PCでもおなじみのパンタグラフキーを採用しており、軽快なタッチ感を得られる。キーは5列で構成されており、数字キーは独立している。フルキーボードは、端末を両手で持って親指で操作する方法と、端末を机などに置いてノートPCのように操作する方法がある。ただ、後者の方法は、よほど手が小さくないと、スムーズに操作するのは厳しそう。両手で持ってタイプする方法が基本になりそうだ。

photophoto 両手で端末を持って親指で入力(写真=左)。手のサイズにもよるが、端末を置いてタイピングするのは少々厳しそう(写真=右)

 QWERTYキーの上には電源キーと、Android端末おなじみのホーム、戻る、MENUキーが配置されている。また、トラックボールもQWERTYキーの上に搭載しており、指でボールを転がして上下左右のスクロール、ボールを押すことで決定操作ができる。用途に応じてタッチパネルと使い分けたい。

photophoto 5段のQWERTYキーボードの上に、ホーム、戻る、MENUキーとトラックボールを配置(写真=左)。トラックボールをころころ回せば、軽快にカーソル移動ができる(写真=右)

 IS01は“スマートブック”ではあるが、通話も可能。内蔵のマイクとスピーカーを利用してハンズフリーで通話ができるほか、ヘッドセットを使った通話も可能。着信したら、ディスプレイを開いて応答する必要があるが、応答後にディスプレイを閉じて、端末に耳を当てながら一般的なケータイと同じように通話することも、やろうと思えばできる。ただしIS01は通話用の受話口は備えていないので、ハンズフリー通話が基本と考えた方がいいだろう。なお、着信時には背面中央にランプが点滅する。

photophoto キーボードの上にスピーカーがある(写真=左)。着信時には中央のランプが点滅する(写真=右)

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