KDDIが、国内初のWindows Phone 7.5搭載スマートフォン「Windows Phone IS12T」を8月25日から順次発売すると発表した。発表当初は9月以降の発売を予定していたが、9月を待たずに販売を開始する。8月25日に発売するのは北海道、東北、関東、中部、関西、九州、沖縄エリア。北陸と中国エリアは26日、四国エリアは27日の予定だ。
Windows Phone IS12Tは、富士通東芝モバイルコミュニケーションズが開発した、Windows Phone 7.5(開発コード名:Mango)を採用するスマートフォン。Metro UIと呼ばれるタイル状の独特なユーザーインタフェース(UI)を備えるのが特長だ。アドレス帳に代わって、メールやSNSなど、これまで個別のアプリで管理されていた情報を“人とのコミュニケーション”をベースに一元管理できる「People Hub」を備えるほか、PC版Internet Explorer 9と同等の技術を活用した高性能Webブラウザなども搭載する。
約3.7インチのワイドVGA(480×800ピクセル)TFT液晶を採用した比較的コンパクトなボディは、片手での操作もしやすい横幅は約57ミリ。IPX5/IPX8およびIP5Xの防水・防塵性能も持つ。ボディカラーはシトラス、マゼンタというポップなカラーとスタンダードなブラックを用意した。
カメラは有効約1320万画素のCMOSタイプ。チップセットはSnapdragon MSM8655 1GHzで、32Gバイトの内蔵メモリを装備。WIN HIGH SPEEDに対応しており、対応エリアでは下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsでの高速通信ができる。
バッテリー容量は3.7V 1460mAhと比較的余裕があり、連続通話時間約400分(6時間40分)、連続待受時間約280時間を実現。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n、Bluetoothは2.1+EDRをサポートしている。なおCメールは受信のみ対応、Eメール(@ezweb.ne.jp)は2011年10月上旬に対応予定となっている。Eメール機能は後日ダウンロードで対応する。
| 機種名 | IS12T |
|---|---|
| OS | Windows Phone 7.5 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon MSM8655 1GHz |
| サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約59×118×10.6ミリ(最厚部13.3ミリ) |
| 重さ | 約113グラム |
| 連続通話時間 | 約400分 |
| 連続待受時間 | 約280時間 |
| アウトカメラ | 有効画素数約1320万画素CMOS(AF対応) |
| 内蔵メモリ | 32Gバイト |
| メインディスプレイ | 約3.7インチワイドVGA(480×800ピクセル)TFT液晶 |
| サブディスプレイ | − |
| 無線LAN | IEEE802.11b/g/n |
| Bluetooth | 2.1+EDR |
| ボディカラー | シトラス、マゼンタ、ブラック |
| 主な機能 | Eメール(@ezweb.ne.jp)※2011年10月上旬対応予定、Cメール※受信のみ、グローバルパスポートCDMA/グローバルパスポートGSM、Windows Live SkyDrive ほか |
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