Huawei、SIMロックフリー端末を日本に投入 第1弾「Ascend G6」は6月下旬以降に発売IIJやU-NEXTも取扱開始

» 2014年05月30日 12時49分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ファーウェイ・ジャパンは5月30日、Huaweiがグローバルで展開しているSIMロックフリースマートフォンやタブレットを、6月下旬から順次、日本市場に導入することを発表した。

 日本での発売を予定している端末は、スマートフォンが「Ascend G6」「Ascend P7」、タブレットが「MediaPad X1」「MediaPad M1」「MediaPad 7 Youth2」。あわせて、ウェアラブル端末の「TalkBand B1」も投入する。

photo Huaweiが日本での発売を予定している製品群

ミドルクラスのLTEスマートフォン「Ascend G6」

photo 「Ascend G6」

 第1弾としてAscend G6を6月下旬以降に投入し、インターネットイニシアティブ(IIJ)、エディオン、ダイワボウ情報システム、ノジマ、U-NEXTで取り扱う予定。IIJが扱う端末は、ビックカメラグループで販売される。希望小売価格は2万9800円(税別)。

 Ascend G6は、コストパフォーマンスを重視したという、厚さ7.85ミリのスリムなLTEスマートフォン。2014年2月のMobile World Congressで発表され、欧州、中国、東南アジア、アフリカなど世界20カ国以上で発売された。OSはAndroid 4.3を採用し、ボディカラーはホワイトとブラックを用意する。

 ネットワークはLTEが2.1GHz/1.7GHz帯、W-CDMAが2.1GHz/800MHz帯をサポートしており、ドコモネットワーク対応のSIMを挿入して通信ができる。通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbps。ディスプレイは約4.5型のQHD(540×960ピクセル)TFT液晶を搭載する。プロセッサーはQualcommのMSM8926(1.2GHzクアッドコア)、内蔵ストレージは8Gバイト、システムメモリは1Gバイトとなっている。バッテリー容量は2000mAhだ。

 約500万画素という高解像度なインカメラには、広角88度、F2.4のプラスチック4枚レンズを採用しており、家族や友人など複数人を撮影するのに適している。肌年齢を補正できる「ビューティーモード」や、約10秒の音声を記録できる「音声写真」、音声で動作するシャッター、自動シーン認識などの機能もインカメラに盛り込んだ。約800万画素のアウトカメラには、ソニーのCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用。F値は2.0で、暗い室内でも明るく撮影できるほか、最大4センチまでのマクロ撮影が可能だ。

 Huawei独自の「Emotion UI」を搭載。アプリ専用の一覧はなく、1つのホーム画面にアプリやウィジェットを自由に配置してカスタマイズできる。シンプルなレイアウトと大きなアイコンで簡単に操作できる「SIMPLE UI」も用意した。

photophoto
photophoto

ハイエンドな薄型スマホ「Ascend P7」やタブレットも発売予定

 今後は、以下のSIMロックフリー製品を投入してラインアップを拡充していく予定だ。

photo 「Ascend P7」

 Ascend P7は、厚さ6.5ミリに5型のフルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載したハイエンドなLTEスマートフォン。800万画素のインカメラではHD動画やパノラマ撮影もできる。プロセッサーはHisiliconの「Kirin 910T」(1.8GHzクアッドコア)を備え、バッテリー容量は2500mAh。希望小売価格は4万9800円(税別)の予定。発売は2014年秋を予定している。

 MediaPad X1は、重さ239グラム、幅103.9ミリという軽くてスレンダーなボディが特徴の7型(1200×1920ピクセル)タブレット。LTEに対応して通話も可能だ。5000mAhバッテリー、有効約1300万画素CMOSカメラを搭載する。希望小売価格は3万9800円(税別)。

 MediaPad M1は、X1よりも大きな8型(800×1280ピクセル)液晶を搭載し、スペックをやや抑えたタブレット。希望小売価格はLTE版が2万9800円(税別)、Wi-Fi版が2万6800円(税別)。

photophoto 「MediaPad X1」(写真=左)と「MediaPad M1」(写真=右)
photophoto MediaPad X1は、狭額縁設計によって横幅を細くした
photo 左がMediaPad M1、右がMediaPad X1。いずれも背面にはアルミを使用している

 7型のWi-FiタブレットMediaPad 7 Youth2の希望小売価格は1万9800円。

 TalkBand B1は、AndroidとiOS端末と連携して通話をしたり、歩数・歩行距離・消費カロリーなどを記録したりできるウェアラブル端末。NFC経由でBluetoothのペアリングができ、取り外し可能なイヤパッドを使ってBluetoothによるハンズフリー通話ができる。ディスプレイは1.4型のフレキシブル有機ELを搭載する。PCのUSBポートに直接つないで充電やデータの同期ができるのも特徴だ。希望小売価格は1万3800円(税別)の予定。

photo 「TalkBand B1」
photophotophoto イヤパッドを取り外してハンズフリー通話ができる
photophoto PCのUSBポートに挿して充電やデータの同期ができる

 タブレットとTalkBand B1の発売は7〜8月を予定している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年12月03日 更新
  1. 小型スマホを使っている理由は? 選択肢のなさを嘆く声も:読者アンケート結果発表 (2024年07月26日)
  2. “コンパクトスマホ”は絶滅するのか? 変わりゆく「小型の定義」と「市場ニーズ」 (2024年05月26日)
  3. 「Xperia 10 III」の整備済製品が2万7000円→1万9800円に値下げ:Amazonブラックフライデー (2024年12月01日)
  4. PayPayキャンペーンまとめ【12月1日最新版】 最大10万ポイント還元もある「超PayPay祭」12月2日に開始 (2024年12月01日)
  5. ソニーの耳をふさがないイヤフォン「LinkBuds」、1万9500円→1万4740円に値下げ Amazon ブラックフライデーで (2024年12月01日)
  6. 「OPPO Find X8」の疑問をキーパーソンに直撃 Proなし、キャリアスマホとして販売されない理由は? (2024年12月02日)
  7. ガジェットポーチに適した無印良品の「自由に組み合わせられる収納ケース」はどれ? モノを入れて検証してみた (2024年11月29日)
  8. 「楽天ペイ」でも“最強プラン” 楽天ペイ(コード決済)とクレカの決済手数料を2.2%に (2024年12月02日)
  9. 日本発売が決まったOPPO「Find X8」と、海外で展開される上位モデル「Find X8 Pro」の違いは? (2024年12月01日)
  10. 日本語対応が待ちきれない! 国内のiPhoneで生成AI活用「Apple Intelligence」を試すための3ステップ (2024年12月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー