Huawei、LG、ASUS、freetel――注目メーカーの最新SIMロックフリースマホ:はじめての格安SIM&SIMフリースマホ 第14回(2/2 ページ)

» 2014年07月25日 21時49分 公開
[石野純也,ITmedia]
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あのタフネスモデルもSIMロックフリーで買える!

photo 防水、防塵(じん)、耐衝撃性能を備え、MILスペックに準拠した「TORQUE SKT01」。法人をターゲットにした端末だが、個人でも購入することができる

 京セラが北米市場で展開していた「TORQUE(トルク)」も、今年になって日本に上陸した。KDDIから発売されたモデルが有名だが、実は京セラもTORQUEをSIMロックフリーモデルとして販売している。それが「TORQUE SKT01」だ。

 KDDI版の「TORQUE G01」とは機能やデザインが異なり、CPUがデュアルコアの1.2GHz、メインメモリ(RAM)も1.5Gバイトと、スペックでは1世代前のものとなっている。対応するネットワークも異なり、ドコモに準拠した仕様を採用。LTE、3Gともに、2GHz帯と800MHz帯を利用できる。シリーズとしての共通点は、MILスペックに準拠した高い耐衝撃性能や、グローブをしたままでも操作できるダイレクトボタンなど。過酷な環境下で利用することを想定したタフネスモデルとなる。

 高耐久モデルという特徴を生かし、主に法人に向けた展開をしている端末だが、実際には個人で購入することも可能。ネットで検索してみれば分かるように、楽天やビックカメラ、ヨドバシカメラなどの通販サイトで販売されている。端末の販売価格は9万円前後と、SIMロックフリーモデルの中ではかなり高額な部類に入るが、MIL規格に対応した端末はキャリアモデルを除くとほかにない。こうした唯一無二の特徴を評価するなら、買いのモデルといえるだろう。

FonepadもLTEに対応、7型で通話もできる

photo 「Fonepad 7 LTE」は、7型のタブレットサイズながら、音声通話も可能だ

 第5回で紹介したASUSも、引き続きSIMロックフリー端末の導入を積極的に行っている。5月に新たに発売されたのが、LTEに対応した「Fonepad 7 LTE」だ。

 その名のとおり、電話が可能なタブレットという位置付けの端末で、7型のディスプレイを搭載している。ファブレットとして、1台に電話とネットを1台に集約することもできる。ASUSの端末は、Intel製のチップを搭載しているのも特徴の1つ。このモデルは「Atomプロセッサー Z2560」を搭載しており、長時間駆動を実現。公称値では、最長11.5時間となっている。メインメモリ(RAM)は1Gバイト。ディスプレイは7型、WXGA(1280×800ピクセル)だ。

 対応周波数はLTEが2GHz、1.8GHz、800MHz帯、3Gが2GHz、800MHz、900MHz帯となる。ドコモやソフトバンクが運用する周波数をすべてサポートしているわけではないが、SIMロックフリー端末でここまで幅広くカバーしていれば十分だ。

 その上で、ASUS端末はコストパフォーマンスが高い。家電量販店などの実勢価格は3万3000円程度だ。ハイホーのようにSIMカードとセットにして、分割で支払えるコースを用意しているMVNOもある。

freetelも新たなラインアップを予約受付中

photo LTEに対応し、3万円台の価格を実現した「freetel XM」

 ASUSと同様、第5回で紹介したプラスワン・マーケティングの「freetel」も、この間に新たな端末を発表している。現在は、同社公式サイトで予約を受け付けているところだ。

 最もスペックが高く、LTEにも対応しているのが8月29日に発売を予定している「freetel XM」。720×1280ピクセルの5型ディスプレイを備え、1.2GHzのクアッドコアCPUや1Gバイトのメインメモリ(RAM)を搭載している。現行のハイエンドモデルと比べるとスペックはやや見劣りするが、予約価格は2万9800円とリーズナブル。2.1GHz、1.7GHz、800MHzのLTEや、2.1GHz、800MHzの3Gに対応しているのも、ドコモのMVNOと相性がいい。

 freetel XMに加え、同社は3GのデュアルSIMモデル「freetel nico」や、9800円の格安モデル「freetel Priori」を発表した。いずれも、freetel XMと同様、オンラインショップで予約を受け付けており、nicoは9月上旬、Prioriは8月2日の発売を予定している。さらに、フィーチャーフォンやモバイルWi-Fiルーター、タブレットまで取りそろえており、ラインアップの充実度は、大手メーカーのHuaweiと比べても遜色ない。

photophoto デュアルSIMモデルの「freetel nico」(写真=左)や、9800円の格安モデル「freetel Priori」(写真=右)も発表。現在、予約を受け付けている

 連載第5回の記事が3月20日に掲載されてから、まだ半年もたっていないが、これだけの端末がSIMロックフリーで発売されている。Nexus 5やiPhone 5s、5cが発売された2013年がSIMロックフリーモデル元年だとすれば、今年はSIMロックフリーモデルの拡大期といえるだろう。ここで紹介していない、MVNOから発売されている端末もある。以前にも増して、選択肢が広がっているというわけだ。

 ただし、価格の問題もあり、SIMロックフリー端末はまだミッドレンジからローエンドが中心となっている。ヨドバシカメラや各MVNOが取り組んでいる分割払いが広がれば、もう少しハイエンドモデルも気軽に買いやすくなり、市場が広がるのかもしれない。

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