米Googleは2月5日(現地時間)、オリジナルAndroidスマートフォン「Pixel 2/2XL」(日本では未発売)に登載する独自開発SoC(System on a Chip)、「Pixel Visual Core」を、「Instagram」「Snapchat」「WhatsApp」など、多数のサードパーティーアプリに対応させたと発表した。
Pixel Visual Coreは、Nexusシリーズから同社オリジナル端末に登載されてきたハイダイナミックレンジ合成機能「HDR+」を含む画像処理を強化するSoC。今のところPixel 2/2XLにのみ登載されており、これまではGoogleのアプリのみサポートしていた。
独自設計の「Image Processing Unit(IPU)」を8個登載し、MITの画像処理向け言語「Halide」とGoogleの機械学習ライブラリ「TensorFlow」をサポートする。消費電力は10分の1になり、処理が5倍速くなるという。
HDR+の品質向上だけでなく、ズームインしてもシャープさを保ち、シャッターを押して(タップして)から撮影するまでのレイテンシーを減らす「Zero Shutter Lag」も可能になるとしている。
アプリ側がPixel Visual Coreに対応していれば、ユーザーは従来通りアプリのカメラを使うだけでHDR+効果を体験できる。
GoogleはPixel 2/2 XLで撮影した画像や動画をSNSに投稿する際は、「#teampixel」というハッシュタグを付けるよう勧めている。
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