Vistaの“パンくずリスト”アドレスバーを使いこなすサクッとおいしいVistaチップス 39枚め(2/2 ページ)

» 2008年07月10日 11時00分 公開
[織田薫,ITmedia]
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ファイル名をまとめて変更するのに便利な小ワザ

 Vistaのエクスプローラは、ファイル名の変更が容易になっている点にも注目したい。ファイルやフォルダに連番を付ける機能は従来から用意されていたが、Vistaではファイル名を連続して変更するのに役立つ機能が加わったのだ。

 ファイル名に連番を付けるには、複数のファイルを選択して「F2」キーを押し、変更したいファイル名を入力すればよい。最初のファイル名を変更すると、以降のファイルに「ファイル名(2)」「ファイル名(3)」といった連番が自動的に振られる。

複数のファイルを選択し、最初のファイル名を変更すると、以降のファイルに連番が振られる

 Vistaで追加されたファイル名を連続して変更する方法とは、最初のファイル名を変更した後に「Tab」キーを押すというものだ。「Tab」キーを押す度に選択範囲が次のファイルに移動していくので、複数のファイル名を次々に変更できる。「Shift」+「Tab」キーを押せば、前のファイルに選択範囲を戻すことも可能だ。

 なお細かいところだが、Vistaのフォルダオプションでファイルの拡張子を表示する設定にしている場合、ファイルを選択して「F2」キーを押すと、拡張子を除く部分が選択範囲になるので、拡張子を保持したまま、ファイル名をすばやく変更できる。Windows XPでは拡張子を含むファイル名全体が選択範囲になってしまうので、拡張子の前にカーソルをいちいち移動させてから名前を変更する必要があった。地味な変更点ながら、多数のファイル名を変更するシーンでは作業効率に違いが出てくる。

複数のファイルを順番に変更していきたい場合は、ファイル名を変更した後に「Tab」キーを押すと、次のファイル名を変更できる

過去に紹介したVistaチップスと各エディションの対応状況
内容 Home Basic Home Premium Business Ultimate
38枚め:XPで簡単にできたデスクトップの設定、Vistaではどうすればいい?
37枚め:Vistaのスタートアッププログラムを見直す
36枚め:VistaのCD/DVD書き込み機能は必要か?
35枚め:IMEが知らない間に切り替わる事故を防ぐ
34枚め:Vistaのファイル共有を理解する
33枚め:VistaのHDDキャッシュ設定を変更して高速化する
32枚め:Vistaのドライブ暗号化機能「BitLocker」を理解する × × ×
31枚め:Vistaのファイル圧縮/暗号化機能を活用する
30枚め:Vistaのファイル検索をカスタマイズする
29枚め:Vistaのファイル検索をマスターする
28枚め:Vistaの視覚効果を変更してスピードアップ
27枚め:VistaのWindowsサイドバーとガジェットを使いこなす
26枚め:Internet Explorer 7の同時ダウンロード数を増やす
25枚め:Vistaの電源ボタンを交換する
24枚め:Windows Media Player 11の共有機能を利用する
23枚め:Vistaの「プログラムと機能」をカスタマイズする
22枚め:VistaでDHCPサーバからIPアドレスを取得できない場合に対処する
21枚め:Vistaの「Windows転送ツール」を活用する
20枚め:VistaでHDDのパーティションを結合/分割する
19枚め:Vistaで接続できないNASに対処する
18枚め:VistaのWindows Updateを使いこなす
17枚め:VistaとWindows XP間の文字化けを解消する
16枚め:Internet Explorer 7のタブ機能をカスタマイズする
15枚め:Internet Explorer 7のユーザーインタフェースを改造する
14枚め:Vistaのジャンクションを理解する
13枚め:Vistaでユーザー用フォルダの参照先を変更する
12枚め:Vistaでファイルやプリンタを共有する
11枚め:Vistaの詳細ブートオプションを利用する
10枚め:Vistaの便利な機能を有効に、不要な機能を無効にする
9枚め:VistaにXP用ドライバを手動でインストールする
8枚め:ファイルとレジストリの仮想化を理解する
7枚め:「システムの復元」と「以前のバージョン」で使う領域を変更する
6枚め:WindowsメールにOutlook Expressの環境を取り込む
5枚め:非対応のWindowsヘルプを利用可能にする
4枚め:間違って削除したファイルを復元する
3枚め:「ファイル名を指定して実行」をスタートメニューに加える
2枚め:アプリケーションを管理者として実行する
1枚め:ユーザーアカウント制御を使いこなす

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