そんな場所であれば、写真が趣味でなくともその風景を写真に残したくなるだろう。ただ、その撮った大量のデジカメ写真はどうしているか。帰宅したとたんに疲れて面倒になり、PCへ適当にコピーする程度という人は多そうだ。
そのような人にこそVAIO Pはお勧めだ。旅のお供にVAIO Pを持ち出すと、同梱ソフトの「PMB(Picture Motion Browser)」やソニーの無償コンテンツ管理ソフト「Media Go」で、撮影した写真は日付けや細かいことを意識せず適切に、かつその場で管理できるようになる。
デジカメ写真の取り込みは、搭載する2基のメモリカードリーダー(PRO対応メモリースティック、SDHC対応メモリーカード/MMC)が便利に使える。USBでそのままデジカメを接続してもいいだろう。そして、PMBを起動すると、写真データから撮影日と撮影時間などが記録されたExifデータを自動で認識し、日付けごとの一覧にして“勝手に”まとめてくれる。
もちろん、こういったことはほかのノートPCでも可能だが、小さく軽く、バッグからすぐ取り出せるVAIO Pは、“その場ですぐ”できるのが大きなポイント。写真管理は“おまかせ”で済み、仲間大勢に見せるために撮った写真をすぐ再生するシーンはもちろん、その気になればちょっとした写真編集を行い、メディアにコピーして友人に配布したり、携帯電話宛てに写真メールを送信するといった使い方も、“PC”であるVAIO Pなら容易に行える。“おぉー!”と驚かれ、その場の人気者になれるのは間違いない。
さて、観光地では、その時の雰囲気を忘れないうちにその場でブログやSNSを更新すると、思いがけぬ“臨場感”があるものに仕上がる可能性が高い。このときはPCデータ通信を利用してインターネットに接続したいところだが、2009年11月中旬現在、この秋月ではモバイルWiMAXはもちろん、イー・モバイルも残念ながら圏外だ(もちろん、“普通のケータイ”用としてニーズのあるNTTドコモやソフトバンクモバイルは大丈夫)。
サービスエリアが広いドコモのFOMAハイスピード対応モジュール内蔵の、“ワイヤレスWANモデル”を選択すると、都市部以外のこういった場所でたいそう役に立つ。
ちなみに、UQコミュニケーションズのサービスエリア展開予定を確認すると、残念ながら秋月の観光地周辺は2010年3月末までにエリア化される予定はないようだ。ただ、朝倉市の中心部・旧甘木市街は拡大予定となっており、この近辺で試しにWiMAXルータ「AtermWM3300R」の電波チェッカーを見ると微弱ながら電波を拾っていた。この地域でもモバイルWiMAXのサービスエリアがじわじわ・きちんと拡大してきているのは喜ばしい。
(続く)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.