「楽観できないけど、がんばる」――際どい答えがガンガン出てきた「2011 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣」:古田雄介のアキバPickUp!(3/3 ページ)

» 2011年12月19日 16時08分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]
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「次のテーマが見えないんですよ」――厳しくも現実を見据える自作業界

 そのほか、メインステージのセッションでは、AMDの製品アップデートを紹介するコーナーが話題を呼んだ。「AMDさんがどうしても出てくれないので……」と登壇したのは、代理店アスクの山本氏。まずは年末年始におけるAMD製CPUの供給状況を説明していたが、「みなさんお待ちかねの8コア最上位『FX-8150』ですが・・・…入荷は予測不能です。もしかしたらポツポツ入るかもしれませんが、しばらく忘れましょう」と言い切り、会場に笑いとあきらめが混ざった複雑な空気をもたらした。

 また、その後語られるGPUのロードマップについては、「Radeon HD 6xxxの後継が出るのは確かです。HD 69xxは“いつか”出ます。HD 68xxとHD 67xxは、そのさらに“もう少し先”になるでしょうか。ここまでしか言えず、すいません」と軽めに触れるに留めており、少なくとも安泰とはいえない同社の状況を包み隠さず伝えていた。

AMD製CPUの供給予測をする、アスクの山本氏(写真=左)。FX-8150は「しばらく忘れましょう」(写真=中央)。FX-8150をアップで写した貴重な(?)画像をじっくり見せて、会場を盛り上げていた(写真=右)

 ただし、厳しい状況はAMDに限ったことではない、と語るベテランスタッフの声が印象的だった。曰く「HDDショックなどいろいろある中で、自作PC全体で盛り上がるようなテーマ・・・…マシンを買い換えたりパーツを増強したくなる動機が見えてこないのですよ。これは当面、PCパーツショップもパーツを売るだけでは立ちゆかなくなる厳しさが続きますね。だからこそ、いろいろな仕掛けを作っていかないと生き残れないでしょう。例えば、ゲームをやるにしても、エントリー構成で満足していた人がより高性能な環境に進みたくなるような提案ができるか否か。この辺りが来年以降の生き残りのカギになるかもしれません」と語っていた。

 そこから生まれる、新たなワクワク感にも期待しつつ、今後も自作PC市場を追っていきたい。

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