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» 2010年01月06日 14時57分 UPDATE

“おひとりさま”が使うモデルは?:ドラマで使われるケータイたち2009年秋──ソフトバンクモバイル+その他編 (1/2)

携帯電話会社のWebサイトの情報をもとに、実際にドラマを視聴して劇中のケータイをチェックする恒例の企画。今回は2009年10月から12月までの秋クールで放映された、ソフトバンクモバイルがスポンサーに付いているドラマと、携帯電話会社がスポンサーに付いていないドラマについて紹介しよう。

[青山祐介,ITmedia]

 秋クールのソフトバンクモバイル提供のドラマは、TBS系金曜22時台の「おひとりさま」のみ。同社がドラマ以外の番組にスポンサーしているのは言うまでもないが、「白戸家の人々」シリーズやSMAPのCMが目に付くだけに、ドラマのスポンサー枠が少ないのは残念なところ。ぜひ白戸家やSMAPのメンバーが、ドラマの中でソフトバンク端末を手にするシーンを見たい。なお、ドラマに登場するソフトバンクケータイは、同社のWebサイトにある「ケータイNow on Air!」(外部リンク)でも紹介されている。「おひとりさま」のほか、テレビ東京系水曜25時20分「俺たちは天使だ」と、テレビ朝日系日曜8時台に放送される「仮面ライダーダブル」の2本も合わせて掲載中だ。

フトコロが寂しくてもハイエンドモデルを使う若者たち

 「おひとりさま」は、観月ありさ演じる33歳の独身女性教師を中心に、10歳年下の臨時教師を演じる小池徹平との恋愛をめぐるラブコメディ。仕事にハツラツと生きる30代の女性として、小池との会話の中で「結婚できないのではなくて結婚しないの」というセリフがお馴染みの自立した女性“おひとりさま”を観月が演じる。

 このドラマに登場するソフトバンク端末は、いずれも2009年夏モデル。観月は防水ケータイの「THE PREMIUM WATERPROOF 935SH」を、小池は大型サブディスプレイを搭載した「mirumo 934SH」を使用。10年以上のキャリアに裏打ちされた教師の実力を自他ともに認める観月には、PREMIUMシリーズがふさわしいといえる。一方、小池は物語の開始直後に臨時教師となるが、それまでは大学を卒業後、就職できずにフリーターとして過ごし、親友の自宅に居候させてもらっている。そんな彼にハイエンド機の934SHはやや不相応な気もする。ただ、橘慶太演じる小池の親友も、フリーターながら「iPhone 3GS」を使っていた。このあたりは現代の若者らしく、生活は苦しくてもケータイは別ということなのだろうか。このほか、松下奈緒が「832SH」、鈴木亜美が「AQUOSケータイ 932SH」、北川弘美が「AQUOS SHOT 933SH」、麻尋えりかが「930P」、大谷澪が「OMNIA POP 931SC」、酒井若菜が「930N」など、多くの女性キャストにケータイが割り当てられている。

photophoto 観月ありさが使っていた「THE PREMIUM WATERPROOF 935SH」(左)と小池徹平が使っていた「mirumo 934SH」(右)

 ソフトバンク端末が劇中に登場するのは、主人公の観月が使うシーンがほとんど。観月は勤務する名門女子高の教師の中でも信頼が厚く、何か事件が起きるとケータイに呼び出しの電話が入るというシーンが多かった。また、料理が下手にもかかわらず、観月が調理実習で手本を見せることになり、料理が得意な小池が教室の外からメールでレシピを送りながら指導をするというシーンもあった。このほかは、酒井若菜が学校で元彼からの電話を受けたシーンがある程度で、ケータイを使うシーンはほとんど見られなかった。

小栗旬と水嶋ヒロが使うモデルはやはり……

 2009年秋クールで、プライムタイムを中心に劇中に登場するケータイを調べたドラマは19枠20本。このうちNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルがスポンサーに入っているドラマは11枠12本で、残り8本は携帯電話会社がスポンサーしていない。前クールまではTBS系日曜21時の「日曜劇場」枠にドコモがスポンサーとして名を連ねていたが、秋クールでは外れている。この枠で放送された「仁-JIN-」は、高視聴率をマークしていただけに注目も大きかったが、時代劇なので劇中にはケータイが登場しなかった。

 このほか、携帯電話会社がスポンサーに付いていないドラマは、月曜21時の「東京DOGS」(フジテレビ系)、水曜21時の「浅見光彦〜最終章〜」(TBS系)、同22時の「ギネ 産婦人科医の女たち」(日本テレビ系)、同25時の「深夜食堂」(TBS系)、木曜20時の「その男、副署長」(テレビ朝日系)、金曜21時の「アンタッチャブル」(テレビ朝日系)となっている。「東京DOGS」は撮影協力のクレジットにドコモとKDDIのロゴが入っていた。撮影協力ではこれまで携帯電話会社1社のみとなっていることが多かったが、今回は小栗旬がauのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、水嶋ヒロがドコモのパナソニック モバイルコミュニケーションズのCMキャラクターになっている関係で、ダブルネームになったと思われる。

 東京DOGSは、小栗旬と水嶋ヒロが主役の刑事ドラマ。小栗演じる、ニューヨーク市警から麻薬取引組織のボスを追って警視庁に派遣されたエリート刑事と、水嶋演じる、元ヤンキーで暴走族の総長をやっていた警視庁の刑事のコンビが、吉高由里子演じる事件の鍵を握る謎の女性を守りながら、麻薬組織のボスを追い詰めるという物語。

 小栗は物語前半ではauの「Walkman Phone, Premier3」と思われる機種、後半では「BRAVIA Phone U1」を使用。小栗がケータイを使うシーンは、銃撃戦や犯人逮捕といったシリアスな場面と、ちょっと天然ボケの母親から日常の些細なことを相談する電話がかかってくるのがお約束となっていた。一方、水嶋はドコモの「P-08A」を使っており、小栗や吉高と通話するシーンが頻繁に見られた。

photophotophoto 小栗旬が使用していた「Walkman Phone, Premier3」(左)と「BRAVIA Phone U1」(中)、水嶋ヒロが使用していた「P-08A」(右)

 このほか、水嶋の後輩役を演じる勝地涼はauのカシオ計算機製モデル「G'zOne CA002」を使用。先輩刑事役の東幹久とともに麻薬組織に海に沈められて間一髪で浮上してきたときに、同僚刑事に電話をするシーンで防水ケータイの強みを発揮。auのHTC製スマートフォン「E30HT」を持つ東が「お前の防水? オレのメモリー飛んじゃったよ。子どもの写真とか入っているのにな……」とうらやましがるシーンがあった。

auケータイでテレビ電話、ドコモ7xxiシリーズの機種も登場

photo 仲間由紀恵が使用していた「P001」

 もう1つ、携帯電話会社がスポンサーについてないドラマの中で、auケータイが使われていたのが「アンタッチャブル」。主人公がKDDIのCMキャラクター 仲間由紀恵だからかもしれないが、キャストの使う全モデルがau端末で、仲間由紀恵の「P001」をはじめ、2009年春モデルが中心だった。浦野一美の「W64SA」や若葉竜也の「W65T」など、2008年のモデルも登場した。「T002」や「H001」でテレビ電話をするという、実生活でも珍しい(?)シーンも見られた。

photo 原沙知絵が使っていた「N706i」

 これらauケータイが登場するドラマに対して、「浅見光彦〜最終章〜」「ギネ 産婦人科の女たち」「その男、副署長」では、いずれも撮影協力クレジットは入っていないが、ドコモ端末が使われていた。「浅見光彦」に登場する端末は主に2008年冬春モデルで、原沙知絵はさらに古い「N706i」を使っていた。「ギネ」は大学病院を舞台にした物語で、院内では医者や看護師らはPHSを使用するシーンが多かった。それでも、院外のシーンでは藤原紀香が「P-09A」、板谷由夏が「N-09A」、本仮屋ユイカが「N-03A」を使用していた。

 「その男、副署長」では、中高年には聞こえにくいといわれる周波数帯の音「モスキートーン」が事件の鍵として扱われていた。主人公の船越英一郎の娘役である永井杏の「P-01A」には、モスキートーンの着信音が設定してあった。また、「深夜食堂」ではドコモの「N705i」やソフトバンクモバイルの「830SH」など、やや古い機種が登場。昭和の匂いを感じさせる食堂を舞台にした物語だけに、ケータイの風情も古めを狙ったのかもしれない。

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