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» 2011年08月08日 21時30分 UPDATE

続・Android向けセキュリティ対策アプリを使い比べる(無料アプリ編) (1/3)

Androidユーザーにとって必須となりつつあるセキュリティ対策アプリ。無料アプリ、有料アプリ、それぞれの機能の違いや、端末にかかる負荷などを比較する。今回はウイルス対策以外のスパムや迷惑電話をブロックする機能、盗難・紛失対策機能などを紹介する。また期間限定で無料の「ウイルスバスター モバイル for Android β」と「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」も紹介。

[太田百合子,ITmedia]

 市場が拡大するのにあわせて注目を集めるようになってきた、スマートフォンのセキュリティ問題。特にオープンOSのAndroidでは、ウイルス対策アプリなどのセキュリティ保護策が必須と言われている。そこで前回に引き続き、無料セキュリティアプリの機能を比較していく。

 セキュリティ対策アプリの中には無料のもの、有料のもの、試用版として期間限定で無償提供されているものなどがあるが、今回はこのうち無料のものと有料のものを分けて比較する。第2回目も引き続き5本の無料アプリを取り上げよう。今回はウイルス対策以外のスパムや迷惑電話をブロックする機能、盗難・紛失対策機能などを紹介する。

スパム・迷惑電話対策

  • 「ALYac Android」と「ViRobot Mobile」でSMSのブロックが可能

 今回取り上げた5つの無料アプリのうち、特定の相手からの着信やメッセージ、指定したキーワードを含むメッセージを拒否できる機能を備えているのは、「ALYac Android」と「ViRobot Mobile」。いずれも着信履歴やアドレス帳から該当する電話番号を指定するか、特定のキーワードを登録して、迷惑電話やSMSを拒否することができる。

 試しにブロックするキーワードに「porno」を登録。別の端末から文中に「porno」を含むSMSを送信したところ、ALYac Android、ViRobot Mobileともしっかりスパムとして認識、着信がブロックされた。

PhotoPhoto ALYac Androidでは、メニュー画面、または設定の「スパム設定」で、電話番号やキーワードの監視を「ON」にすると、迷惑電話やスパムへのブロックが働く。「スパム設定」ではアドレス帳に登録されている番号は対象から除外する、非通知の電話を遮断する、ブロック時ステータスバーに表示するかどうかなどを設定できる。
PhotoPhoto ブロックする電話番号やキーワードの登録は「スパム管理」で設定。遮断する対象を電話、SMS、電話+SMSから指定する(写真=左)。最近の通話履歴から相手を指定するか、電話番号やキーワードを直接登録できる(写真=右)
PhotoPhoto 「スパム設定」でステータスバーへの表示が「ON」になっていると、ブロック時にこのような通知が表示される(写真=左)。ブロックされた着信やSMSは、履歴からチェックできる(写真=右)
PhotoPhotoPhoto ViRobot Mobileは、ブロックする電話番号やキーワードの登録は「スパム対策」、通知の方法や設定のオン/オフは「環境設定」で行う(写真=左)。「環境設定」ではステータスバーに通知を表示するか、非通知の着信やSMSを拒否するかなど、細かく設定できる。アドレス帳に登録されている相手からのメールをスパムの対象外にできる機能があり、これをチェックしておくと、登録キーワードが含まれていてもスパムとしてブロックされない(写真=中央)。SMS受信時にスパム登録するかどうか選択する画面を表示し、そこから直接スパム登録することもできる(写真=右)
PhotoPhotoPhoto 着信場号やキーワードを履歴または直接登録し、着信をブロックできるだけでなく、特定の番号への発信もブロックできる(写真=左)。ステータスバーに通知を表示する設定にしていると、ブロックした際にこのように通知される(写真=中央)。ブロックした着信は、履歴で確認できる(写真=右)

盗難・紛失対策

  • 「ViRobot Mobile」では、リモートロック、削除、位置確認ができる

 無料のセキュリティアプリの中には、端末紛失時にSMSを送信することで操作ができないようにロックをかけたり、端末の位置情報を確認できる機能を備えているものもある。

 ViRobot Mobileでは特定のコマンドと初回起動時に設定したパスワード記入したSMSを、自分の電話番号宛に送信することで、リモートロックやデータの削除、現在位置の送信依頼が可能。さらにSIMカードが入れ替わると、あらかじめ設定しておいた電話番号宛に、自動的に位置情報をSMSで送信する機能も備わっている。

PhotoPhotoPhoto アプリ初回起動時にパスワードを設定(写真=左)。そのときに表示される“@”から始まるコマンド+設定パスワードが、遠隔操作に必要な“呪文”の役割を果たす。これをSMSで送信すると、遠隔操作ができる仕掛けだ(写真=中央)。ロックをかけるだけでなく、遠隔操作でデータの削除までできるのが、ViRobot Mobileの特徴。アドレス帳や履歴、さらにはSDカードのフォーマットまで、見られたくないデータを削除できる(写真=右)
Photo SIMカードを入れ替えたり、リモートロックがかかると、端末を起動後すぐにこのようなパスワード入力を求める画面が表示される

 ES セキュリティマネージャではSMSを使ったリモートロックができるほか、SIMカード入れ替え時に自動でロックをかけ、事前に登録しておいた電話番号へSMSを送信することができる。ロック時に表示するメッセージを独自のものにできるのがユニークだ。

PhotoPhotoPhoto 設定画面ではリモートロックやSIMカード入れ替え時の自動ロックのON/OFF、ロック解除のパスワード、さらにSIMカード入れ替えを通知する電話番号などを設定できる(写真=左、中央)。画面がロックされた際に表示するメッセージも、自分で作成することができる(写真=右)

 NetQin Mobile Securityでは、SIMカードが入れ替わったときに、事前に設定しておいた電話番号にSMSを送信する。またSMSでコマンドとパスワードを送信することで、端末の現在位置を取得することも可能。さらにプロ会員へアップグレードすれば、リモートロックや削除、アラームを鳴らすといった機能も使用できるようになる。

PhotoPhotoPhoto 遠隔操作に必要なコマンドはAnti-lost helpでチェックできる(写真=左)。無料で利用できるのはSMS経由で位置情報を取得できるコマンドのみ。プロ会員になればリモートロックや削除、アラームを鳴らすといった機能が、SMSだけでなくPC向けの専用サイトからも利用できるようになるという(写真=中央)。SIMが入れ替えられると、設定の「Reporting Number」に登録した電話番号宛にSMSが送信される。登録パスワードも、この設定画面で変更できる(写真=右)

 いずれのアプリも盗難・紛失対策機能の設定画面には、パスワードを入力しないとアクセスできないようになっている。また、リモートロックや削除、位置情報を受け取るには、パスワードとともにSMSに記入するコマンドも覚えておく必要があるので、事前にメモを取っておくようにしたい。

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