ソニーモバイル、透明素材付き「Xperia SP」とカメラに注力した「Xperia L」を発表

» 2013年03月19日 11時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニーモバイルコミュニケーションズが3月18日(英国時間)、Xperiaシリーズの新モデル「Xperia SP」と「Xperia L」を発表した。2013年代2四半期(4〜6月)に世界で発売する。2モデルとも、2013年1月に発表した「Xperia Z」よりはスペックを抑えた、ミドルレンジのスマートフォン。OSは2機種ともAndroid 4.1を採用している。

photophoto 「Xperia SP」(写真=左)と「Xperia L」(写真=右)

 Xperia SPは、HD表示(720×1280ピクセル)対応の4.6インチReality Displayを搭載するスマートフォン。シーンやコンテンツの解像度に応じて、自動で画質を調整する「モバイルブラビアエンジン2」を搭載する。ボディの外周にはアルミフレームをあしらっているほか、「Xperia Z」でもおなじみのアイコニックな電源キーを備え、高級感を演出している。ボディ下部には“transparent element”と呼ばれる透明素材を採用しており、着信時やメッセージの受信時にイルミネーションが美しく点滅する。また音楽を再生しているときに点滅させることも可能だ。

 サイズは67.1(幅)×130.6(高さ)×9.98(厚さ)ミリ、重さは155グラム。ボディカラーはWhite、Red、Blackの3色。プロセッサーは1.7GHz駆動のデュアルコアCPU搭載の「MSM8960Pro」。カメラはソニー最新の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用した8メガピクセル。通信サービスはUMTS HSPA+(850/900/2100MHz)、GSM GPRS/EDGE(850/900/1800/1900MHz)、LTE(Bands 1、3、5、7、8、20)をサポートする。バッテリー容量は2300〜2370mAh。内蔵ストレージは8Gバイト。外部メモリは32GバイトのmicroSDHCまでをサポートする。

photophotophoto 左から、Xperia SPのBlack、White、Red
photophoto Xperia NXの「Floating Prism」を彷彿とさせる透明素材。ここにイルミネーションが点滅する(写真=左)。アイコニックで大きな電源キーを搭載(写真=右)
photo 背面と側面

 Xperia Lは、カメラ機能を強くアピールしたモデル。8メガピクセルのカメラにはExmor RS for mobileを採用しており、静止画と動画どちらも、最適な明るさで記録できるHDR撮影を利用できる。また、最近のXperiaでは珍しく「カメラキー」も搭載しており、ロック画面から1秒強でカメラを起動して撮影もできるという。ディスプレイは4.3インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶と控えめなスペックだ。

 サイズは65(幅)×128.7(高さ)×9.7(厚さ)ミリ、重さは137グラム。プロセッサーは1GHz駆動のデュアルコアCPUを搭載した「MSM8230」。通信サービスはUMTS HSPA+(850/900/1700/1900/2100MHz)とGSM GPRS/EDGE(850/900/1800/1900MHz)をサポート。LTEには対応しない。バッテリー容量は1700〜1750mAh。内蔵ストレージは8Gバイト。外部メモリは32GバイトのmicroSDHCまでをサポートする。

photophotophoto 左から、Xperia LのBlack、White、Red
photophoto 電源キーとボリュームキー(写真=左)。背面と側面(写真=右)

 2機種とも、データ通信やアプリの利用を制御してバッテリーを長持ちさせられる「スタミナモード」、NFCを使ってソニーの対応機器と簡単に接続できる「ワンタッチ機能」に対応するほか、Xperia独自の「Album」「WALKMAN」「Movies」アプリも継承している。

※画像を追加しました。また初出時の画像について、Xperia SPのWhiteではなくXperia LのWhiteを掲載していました。お詫びして訂正いたします(3/19 17:52)。

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