このほか、付属するACアダプタも小型で軽い。新LaVie Z/LaVie GタイプZ(IGZOモデル)はカタログ値で約9.4時間動作のバッテリー動作性能を持つので、普段1日分の業務時間はまるごとカバーできるであろう実力を持っているが、数日単位となる出張となると念のためACアダプタも携帯しておきたい。
そんなシーンを想定し、第2世代LaVie Zは前モデルより小型軽量のACアダプタに変更した。実サイズは402(幅)×9(奥行き)×28(厚さ)ミリ/約214グラムで、前モデル比で重量で約26%軽く、体積で約10%の小型化を果たした。前モデルのACアダプタは65.5(幅)×105.5(奥行き)×18.5(厚さ)ミリ/約300グラムと薄いながらも幅広い形状で少し重かったが、「さらなる軽量化を!」のため、この軽量版を採用したようだ。
なお、ACアダプタを含めても合計重量は実測1005グラムである。LaVie Zは、ACアダプタを含めても「他の薄型Ultrabook/ノートPCより軽量」なのである。
筆者は普段、メインのPCに独立電源を持つUSBハブ経由で周辺機器(外付けキーボードとマウス)を、HDMI経由で外部ディスプレイと接続して運用している。こうすることで、持ち出すときは普通のUltrabook/モバイルノートとして、自宅では大画面ディスプレイとともにデスクトップPCの感覚で使える。もう長年このスタイルで運用しているが、この使い方に新LaVie Zは当然だがピッタリはまる。
Core i7-4500Uや256GバイトSSD、Windows 8.1など仕様的にメインの業務PCとして不満なく使える性能はもちろんだが、SDメモリーカードスロット以外のコネクタ類が本体の右側面に集中して配置されていることも実は決め手の1つだった。
なお、薄型化が進むUltrabook/2 in1デバイスはどうしても使用頻度の低いいくつかのインタフェース類(例えば有線LANポートなど)が省かれる傾向にあり、この点はLaVie Zも例外ではない。ただ筆者の運用スタイルにおいては、幸いながらというべきか、おそらく想定利用者のニーズを意識してあえてそうしたのだと思うが、ごく普通に、違和感なく使えている。着脱の機会が多いDC入力、ヘッドフォン端子、USB 3.0、HDMI、すべてが右側にまとまっており、接続/取り外しは実にスムーズに行える。
もちろん願わくば、レノボの一部モデルが採用する「OneLink」のように、1接続でUSB/外部ディスプレイ出力/電源をまとめて拡張できるインタフェース拡張ユニットも用意してほしいところ。ちなみにDC入力端子はレノボの現世代ThinkPad X/Tシリーズなどと同じ角形形状のものを採用している。
このほか、超高精細(2560×1440ドット)なIGZOディスプレイ、ノングレア表面、急速充電対応、無線LAN最新規格802.11ac対応など、業務シーンに適するポイントもいろいろある。こちらは次回以降にとりあげたい。
(続く)
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