第18回 思わず笑いがこみ上げる「超軽」ボディ、第2世代「LaVie Z」の魅力を再確認LaVie Z&LaVie G タイプZロードテスト(2/2 ページ)

» 2014年02月05日 10時20分 公開
[太田百合子,ITmedia]
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出張時に助かる 「ACアダプタも小さく軽い」

 このほか、付属するACアダプタも小型で軽い。新LaVie Z/LaVie GタイプZ(IGZOモデル)はカタログ値で約9.4時間動作のバッテリー動作性能を持つので、普段1日分の業務時間はまるごとカバーできるであろう実力を持っているが、数日単位となる出張となると念のためACアダプタも携帯しておきたい。

photophoto ACアダプタはケーブル含めて約214グラム。PCと一緒に持ち歩いても合計1005グラム。これでも一般的な薄型モバイルノート/Ultrabookより軽いのである。少しでも荷物量/重さを軽減したい出張(特に、荷物の重量制限がある海外渡航時)にとても心強い

 そんなシーンを想定し、第2世代LaVie Zは前モデルより小型軽量のACアダプタに変更した。実サイズは402(幅)×9(奥行き)×28(厚さ)ミリ/約214グラムで、前モデル比で重量で約26%軽く、体積で約10%の小型化を果たした。前モデルのACアダプタは65.5(幅)×105.5(奥行き)×18.5(厚さ)ミリ/約300グラムと薄いながらも幅広い形状で少し重かったが、「さらなる軽量化を!」のため、この軽量版を採用したようだ。

 なお、ACアダプタを含めても合計重量は実測1005グラムである。LaVie Zは、ACアダプタを含めても「他の薄型Ultrabook/ノートPCより軽量」なのである。

「端子類が右側に集中」 薄型ながら、周辺機器が使いやすい配置

 筆者は普段、メインのPCに独立電源を持つUSBハブ経由で周辺機器(外付けキーボードとマウス)を、HDMI経由で外部ディスプレイと接続して運用している。こうすることで、持ち出すときは普通のUltrabook/モバイルノートとして、自宅では大画面ディスプレイとともにデスクトップPCの感覚で使える。もう長年このスタイルで運用しているが、この使い方に新LaVie Zは当然だがピッタリはまる。

photophoto 仕事場では作業効率のよい外部大画面ディスプレイ+キーボードを用い、デスクトップPC風に運用するのが筆者のスタイル。別電源動作のUSB 3.0ハブを使用するので、本体搭載のUSB端子は最低限1つあればよい。抜き差しの機会が多い主要インタフェースが右側面に集中しているので、外出時ははサッと端子を外してすぐ持ち出せる

 Core i7-4500Uや256GバイトSSD、Windows 8.1など仕様的にメインの業務PCとして不満なく使える性能はもちろんだが、SDメモリーカードスロット以外のコネクタ類が本体の右側面に集中して配置されていることも実は決め手の1つだった。

 なお、薄型化が進むUltrabook/2 in1デバイスはどうしても使用頻度の低いいくつかのインタフェース類(例えば有線LANポートなど)が省かれる傾向にあり、この点はLaVie Zも例外ではない。ただ筆者の運用スタイルにおいては、幸いながらというべきか、おそらく想定利用者のニーズを意識してあえてそうしたのだと思うが、ごく普通に、違和感なく使えている。着脱の機会が多いDC入力、ヘッドフォン端子、USB 3.0、HDMI、すべてが右側にまとまっており、接続/取り外しは実にスムーズに行える。

 もちろん願わくば、レノボの一部モデルが採用する「OneLink」のように、1接続でUSB/外部ディスプレイ出力/電源をまとめて拡張できるインタフェース拡張ユニットも用意してほしいところ。ちなみにDC入力端子はレノボの現世代ThinkPad X/Tシリーズなどと同じ角形形状のものを採用している。



 このほか、超高精細(2560×1440ドット)なIGZOディスプレイ、ノングレア表面、急速充電対応、無線LAN最新規格802.11ac対応など、業務シーンに適するポイントもいろいろある。こちらは次回以降にとりあげたい。

 (続く)


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