前回まで、ほぼ同じ仕様の「LaVie G タイプZ」において、Windows 8とWindows 7、インストールOSが違うだけで意外とパフォーマンスに差が付くことを検証した。今回も同じく、それぞれの「起動時間」を比較してみよう。
起動時間は、電源ボタンを押してからタイルやアイコンが揃い、ウエイトマークが消えるまで、終了時間はチャームまたはスタートメニューからシャットダウンを実行してから本体の電源ランプが消えるまでの時間をストップウォッチで3回ずつ計測した。
結果は……Windows 8モデルの圧勝である。平均すると、起動は13.2秒、終了も4.8秒、Windows 8モデルのほうが高速だった。
Windows 7搭載PCの場合、ごく一般的なHDD搭載モデルなら60秒前後、あるいはそれ以上だと思うが、さすがにLaVie Zは高速なSSDを標準搭載するだけあり、Windows 7モデルも30秒以内と十分高速だ。HDDシステムしか知らなかった人はこれでも満足……どころか爆速感を感じられるだろう。このようなHDDからSSDへの実時間の差と比べると、この13.2秒/4.8秒の差、数値としてはたいしたものではないと感じるかもしれない。
しかし、人間は意外と敏感だ。実際にこういう爆速起動の環境を使ってしまうと、体がそのペースを覚えてしまう。たまにWindows 7マシンに触れると「あれ、まだ……?」という感覚になってしまうのである。体感として、この差は決して小さくないわけだ。
(続く)
次回は「Windows 8は、なぜ起動が速くなるのか」について解説する予定です。
とはいえ、オフィスのセキュリティポリシーや業務アプリケーションの都合で「それは分かっているが、Windows 7でないと業務で使えない」というビジネスユーザーも多く存在するのではないでしょうか。また、Windows XPのサポート期間が残り1年を切ったこともあり「XPはすぐに切り替えなければならないが、そうと言って8はまだ不安」そう思う層も多いことでしょう。
そんなユーザーも大丈夫。NECの直販サイト「NEC Direct」には、ビジネス利用やこだわりユーザーにうれしい「LaVie G タイプZ Windows 7インストールモデル」がまだ存在しています。
ただし在庫限りですので、なくなり次第終了とのこと。極軽UltrabookであるLaVie Zの「Windows 7モデルを」という人はお早めに!
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