第16回 UEFIって何? LaVie Zで改めておさらいLaVie Z&LaVie G タイプZロードテスト

» 2013年06月14日 13時31分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
「LaVie Z&LaVie G タイプZロードテスト」バックナンバー

高速かつセキュアで美しくシームレスなブート体験ができる「LaVie Z」

photo Windows 8をインストールしたLaVie Z(LaVie G タイプZ Webカスタマイズモデル)。ビジネス利用などでWindows 7が必要な人に向けた「Windows 7モデル」もまだ若干数の在庫があるようだ。在庫限りなのでお早めに!

 前回、Windows 8を搭載したLaVie Z/LaVie GタイプZが速い理由として、以下のような理由を挙げた。

  • 高速スタートアップ
  • UEFIネイティブブートへの最適化
  • 起動/常駐プロセスの削減
  • 高速SSDの搭載

 最近のほとんどのPCは基本プログラム(=システムの起動時に最初に実行され、デバイスを初期化し、OSをロードするプログラム)として、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)を採用している。


photo Sandy Bridge世代以降の自作用マザーボードのUEFIセットアップ画面(いわゆるBIOS設定画面)はこういったグラフィカルな画面でマウスで操作できるものが主流だ。こういうことができるようになったのも、UEFIでプログラムの自由度が高くなったからだ。だが、UEFI=グラフィカルなセットアップ画面ではない

 UEFIは、これまでのBIOS(Basic Input/Output System)を置き換えるもので、IBM PC(IBM 5150)時代から互換性のために長らくひきずってきた古い仕様を改め、現代そして未来のコンピュータに適した形にしたものだ。BIOSに比べてはるかにプログラミングの自由度が高いため、OSブート前環境でのネットワークアクセス機能、およびそれを利用した遠隔管理機能、グラフィカルなセットアップ画面なども(BIOSに比べれば)格段に容易に実装できる。

 Windows 8はこのUEFIに最適化されている。UEFIは従来のBIOSと互換性を保つ仕組みも持っているため、ハードウェア、ソフトウェアとも過去数年かけてBIOSからUEFIへと段階的に移行してきていたのだが、UEFIも当面の標準仕様といえる2.3.1が策定され、ハードウェアも下地が整ってきたということで、いよいよ完全移行へと踏み出したわけだ。

 旧来のBIOSシステムでも使えないわけではないが、Windows 8においてはUEFIネイティブモード(BIOS互換モードでないUEFI本来のモード)にて利用することで、さまざまなメリットが得られるようになる。具体的には、2.2Tバイト以上のストレージからの起動や、起動/ハイバネーションからの復帰の高速化、セキュアブートによるセキュアな起動環境の実現、そして、シームレスで美しいブート画面(最初からディスプレイに適切な解像度でロゴなどが表示され、途中で解像度が変わったり画面がチラついたりしない)などだ。LaVie Zの起動直後に表示されるNECロゴがなんとなく品があってカッコいいと感じるのは気のせいではないのである。


photophoto Windows 8はUEFIシステムに最適化されている。UEFIを利用することで、起動高速化のほか、さまざまなメリットがある。UEFIには旧BIOSとの互換性を保つしくみが用意されているので旧来のシステムで使うことも可能。最新システムであっても、Windows 8でUEFIのメリットをいかすには、UEFIネイティブモードでインストールする必要がある
photo 現システムがUEFIネイティブモードでインストールされているかどうかは、Windows 8の「ディスクの管理」で確認できる。ユーザー領域(Cドライブなど)、リカバリ領域などのほか、UEFIシステムパーティション(ESP)があれば、ネイティブモードだ

 Windows 7でもUEFIネイティブモード自体は対応していた。正し、最適化というまでには至っていなかった。メリットとして2.2Tバイト以上のストレージからの起動ができるくらいで、起動もほとんど高速にならなかったし、セキュアブートも、シームレスなブート体験もできなかった。UEFIのポテンシャルを本気で活用して最適化されたのはWindows 8からである。

 もちろん、LaVie GタイプZのWindows 8モデルはUEFIネイティブモードでインストールされており、上記のメリットをすべて享受できるようになっている。ちなみに、前回前々回で起動時間を比較したWindows 7モデルもWindows 7がUEFIネイティブモードでインストールされていたので、そのままWindows 8をアップグレードインストールすれば、Windows 8がネイティブモードで動作するはずである。

 逆に、BIOS互換モードのWindows 7マシンは、UEFIセットアップで設定をUEFIネイティブモードに変更し、新たにWindows 8をネイティブモードでクリーンインストールする必要がある。ただ2年以上前ほどのPCとなるとUEFI未対応ということはありうる。その場合はWindows 8のUEFIネイティブモードでの動作は残念ながら諦めるしかない。


photophoto 従来のいわゆる「BIOS設定画面」には起動直後にDELキーやF10キーなどを押して入ることができたが、最適化されたUEFIシステムでは起動直後にUEFIセットアップ画面に入るためのキー入力受け付け時間がほとんどない(ゼロにさえできる。これは起動高速化のため)ので、Windows 8にメニューが用意されている。
UEFIネイティブモードかどうかはUEFIセットアップ画面でも確認できる。「Boot Mode」が「UEFI」となっているならネイティブだ。一方、「Legacy」ならばBIOS互換モードである。もちろん、LaVie Z/LaVie GタイプZのWindows 8モデルは当初より当然ネイティブモードになっているので安心してほしい

[Information]「Windows 7がいい……」そんな人は急ごう!

photo LaVie GタイプZ(Windows 7インストールモデル)

 オフィスのセキュリティポリシーや業務アプリケーションの都合で「それは分かっているが、Windows 7でないと業務で使えない」というビジネスユーザーもまだ多く存在するのではないでしょうか。また、Windows XPのサポート期間が残り1年を切ったこともあり「XPはすぐに切り替えなければならないが、そうと言って8はまだ不安」そう思う層も多いことでしょう。

 そんなユーザーも大丈夫。NECの直販サイト「NEC Direct」には、ビジネス利用やこだわりユーザーにうれしい「LaVie G タイプZ Windows 7インストールモデル」がまだ存在しています。

 ただし在庫限りですので、なくなり次第終了とのこと。極軽UltrabookであるLaVie Zの「Windows 7モデルを」という人はお早めに!



NEC Direct(NECダイレクト)

「LaVie Z&LaVie G タイプZロードテスト」バックナンバー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  8. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年