うーん。改めてほれぼれする軽さである。
さて、「LaVie Z(Webモデル:LaVie G タイプZ)」には「パネルオープンパワーオン」という機能が備わっている。パネルオープンパワーオンとは、ディスプレイを開く動作と連動して電源をオン(スリープ解除)にする機能。取材時の機動力を高めるのに大変役に立つものだ。
機能そのものは特に目新しいものではない(機能を備えるノートPCも多い)。ただ、新LaVie Zは高速なSSD+Windows 8.1の復帰時間の速さとあいまって、Windows 7時代の旧PCより使い勝手が向上したとじみじみ感じる。バッグからPCを取り出し、ディスプレイを開きながら机に置く──という一連の動作の中ですでに自然に復帰している感じで、すぐ作業に取りかかれるのがすこぶる心地よい。もちろんディスプレイを閉じればスリープ(あるいはハイバネーション/電源オフ)とする設定にもできる。
もう1つ機動力を高めるのに役立ったのが「ノングレア表面」の高解像度IGZOディスプレイだ。最近の個人向けノートPCは写真や映像の見栄えがよいグレア(光沢)表面を採用する例がほとんどだが、さまざまな環境下で使うモバイルPCは光源などをぼかして拡散させる「ノングレア」表面でないと作業性が落ちるシーンがある。
こちら、スマートフォンなどでも画面に光が反射して見にくいなと思うことがあるアレだ。グレア表面は表示の見栄えが比較的よい半面、周囲の人や物体、天井の蛍光灯、あるいは太陽光などが鏡のように反射して映り込む。スマホであれば手でかざしたり、向きを変えるなどの対処でたいていは解決できるが、ある程度姿勢が固定されるノートPCではそうはいかない。このため、業務マシンとして集中して作業するにはノングレアだと思う。
こちら、グレア表面に市販のノングレアフィルムを張って対処する手段でもいいが、最初からそうなっているLaVie ZのIGZOモデルはそのコストや購入し張る手間をかけずに済む(スマートフォンのそれと違い、大型画面へのフィルム張りはホコリや気泡除去の対策がかなり難しい)。
こちらは第1世代のLaVie Z(グレア表面)からユーザーの意見を反映した結果とのこと。それだけLaVie Zの特長を業務・仕事に生かしたいと考える人が多いあかしと思えるわけだ。
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