前回、Windows 8がきっと好きになるキーボードショートカット7選を紹介した。
このショートカットキー操作は普通のノートPCスタイルで作業するときは便利だが、リラックスした姿勢でWebや動画を見ているようなときは体を起こしてキーの位置を確認しなければならない。そんなときに活躍するのが本機に備わるタッチパッド「NXパッド」だ。
とりわけLaVie G タイプZ(LaVie Z)が装備するNXパッドは多機能タッチパッドドライバが導入されており、Windows 8の操作に対応した「エッジスワイプ」機能なども搭載している。これはタッチパッドの外側から内側へシュッと指を滑らす動作(エッジスワイプ)にWindows 8タッチパネル操作のジェスチャーを割り当てたもので、右端から中央へのスワイプでチャームメニューの表示/非表示を、左端から中央へのスワイプでアプリケーションの切り替え、上端から中央へのスワイプでアプリケーションバーの表示/非表示ができるようになっている。
さらにチャームを表示させ、タッチパッドから指を離さず上下に動かすことでチャームメニューの項目──検索、共有、スタート、デバイス、設定をダイレクトに選択することもできる。「検索」や「設定」画面をワンアクションで表示させられるのがとても使いやすい。
なお、LaVie G タイプZのWindows 8モデル(の標準設定)は、タッチパッドへのスクロール動作がWindows 7以前とは逆に動くようになった。以前は2本指の上方向ジェスチャーで上スクロールだったが、Windows 8モデルは下にスクロールする。つまり、タッチパネル操作の感覚に合わせてある。これはMac OS XでもiPadの操作感に合わせてMac OS X Lion(10.7)以降でこうなったと記憶しているが、それと同じである。
もちろん設定としては「スクロール方向の逆行を使用する」オプションがWindows 8モデルは標準で有効になっているというだけのこと。この設定を無効にすれば、従来通りの動作になるので、好みで変えてほしい。
筆者もノートPC+タッチパッド操作におけるこの逆動作には少し戸惑いを感じるが、今後はおそらくこちらが主流になりそう……なので、早いところこのタッチ風の感覚に慣れてしまおうと思っている。
(続く)
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