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» 2012年03月07日 17時15分 UPDATE

iPhone 4Sが純増とMNPに貢献 各社“学割”でしのぎを削る――2012年2月契約数

2012年2月の携帯電話・PHSの契約者数が電気通信事業者協会(TCA)から発表された。純増数のトップは28万4100契約を確保したソフトバンクモバイル。またMNP利用では4万3300件の転入があったKDDIが首位だった。

[平賀洋一,ITmedia]
グループ名 2012年2月純増数 累計
NTTドコモ 16万6600 5987万6800
KDDI 19万2800 3467万1800
ソフトバンクモバイル 28万4100 2834万6000
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総計 64万3500 1億2289万4600
2in1、ダブルナンバーの内訳は非公開

 電気通信事業者協会(TCA)は3月7日、2月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表した。なお、イー・アクセスは2011年12月分からTCAへの契約者数提供を取りやめているため、携帯電話の契約者数はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社を合計している。3社の累計契約数は1億2289万4600件で、1月末の契約者数から64万3500件増加した。

 なお、今月から、ドコモの2in1、ソフトバンクモバイルのダブルナンバーの内訳が情報提供の対象から外れている。利用者の減少などが続いているため、数値項目から外れたという。

 月間の純増第1位は、28万4100契約を獲得したソフトバンクモバイル。また、番号ポータビリティ(MNP)の利用実績では、4万3300件の転入超過でKDDIが1位だった。ソフトバンクは昨夏から8カ月連続で20万以上の純増が続き、KDDIも2011年10月から5カ月連続でMNP首位を守っている。2社とも好調の要因としてiPhone 4Sの存在を挙げており、この構図はしばらく続きそうだ。

 ドコモは純増が16万6600件、MNP利用は81600件の転出超過だった。純増に関しては先月の8万5800件からかなり持ち直しており、純増2位のKDDIとの差は縮んでいる。MNPも先月から転出数が減少しており、これは「転入ユーザーを対象にした値引きキャンペーンの効果が出ている」(ドコモ広報部)という。また、「MEDIAS LTE N-04DDisney Mobile on docomo F-08Dなど、2月に発売された新機種も貢献している」(同)とのことで、新機種のラインアップ拡充も効いたようだ。

 MNPについてはソフトバンクが3万9800件の転入超過で、こちらもKDDIとの差を詰めている。同社は2月24日に次世代高速通信サービスの「SoftBank 4G」(AXGP)を開始。対応端末の「101SI」の出足は好調だという。なお、AXGPサービス単独の契約者数の発表については、近々に対応したいとしている。

Photo 純増数の推移。イー・アクセスは2011年12月分から情報の提供を取りやめている
Photo 純増シェアの推移。2011年12月分以降は、イー・アクセスを除く3社のみのシェア

Photo MNP利用状況の推移。イー・アクセスは、MNPの実績についても非公開

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −8万1600
KDDI 4万3300
ソフトバンクモバイル 3万9800
イー・モバイル −1500(推定)

 新生活を控えたこの商戦でポイントとなっているのは、学生とその家族を対象にした割り引きサービス。ドコモの「応援学割2012」、KDDIの「ともコミ」、ソフトバンクの「ホワイト学割」と、いずれも約3年間に渡って基本料を無料にするという内容でしのぎを削っている。2月は月間純増シェアの差が縮まったほか、MNP利用の転入・転出の差も小さくなった。MNPや学割などの大幅割り引きが、均衡傾向につながったという見方もある。

 KDDIとソフトバンクモバイルへのMNP転入数を合算しても、ドコモの転出数には及ばない。そのためイー・アクセスから1500件の転出があったと予想される。ただし、イー・アクセスはMNPの利用数も公表していないため、あくまで推定値だ。

2012年2月純増 累計
・システム別
NTTドコモ(LTE) 32万6300 177万6900
NTTドコモ(W-CDMA) −46万500 5775万5100
NTTドコモ(PDC) −10万3200 34万4900
au(CDMA2000 1x) 20万1000 3461万1500
au(cdmaOne) −8200 6万300
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 28万4100 2834万6000
イー・モバイル(W-CDMA) 非公開 非公開
合計 64万3500 1億2289万4600
・プリペイド契約
NTTドコモ 1万3300 24万3900
au −3000 24万5300
ソフトバンクモバイル −5600 87万5100
イー・モバイル 非公開 非公開
合計 4600 136万4300
・通信モジュール
NTTドコモ 5万1200 2365万5200
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) 5万4600 199万1700
ソフトバンクモバイル 1万8100 192万2900
合計 12万5700 627万9800
・IP接続サービス
iモード/spモード(NTTドコモ) 2万5500 5170万5900
EZweb/IS NET(au) 9万2600 2826万700
Yahoo!ケータイなど(ソフトバンクモバイル) 23万3800 2176万2800
EMnet(イー・アクセス) 非公開 非公開
合計 35万1900 1億172万9400

UQコミュニケーションが200万契約を達成

 ウィルコムの月間純増数は7万2900件で、内訳はPHSが6万5700回線、3Gが7200回線だった。純増が7万件を超えるのは、2011年5月以来のこと。最大2回線の基本料を無料にするキャンペーンのほか、そのネーミングで話題となった「どん引きキャンペーン」の効果が大きいようだ。PHS+3Gの合計回線数は462万5000契約となった。

 WiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの月間純増数は16万7000件だった。既報の通り、同社の累計契約者数は2月26日に200万人を突破。2月末までには、205万900件まで伸ばした。auのWiMAX対応スマートフォンのラインアップが広がり、WiMAX利用者がかなり増加しているようだ。

ウィルコム 2012年2月純増 累計
PHS 6万5700 442万4900
WILLCOM CORE 3G 7200 20万
7万2900 462万5000

UQコミュニケーションズ 2012年2月純増 累計
UQ WiMAX 16万7000 205万900

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