ZTEのブースでは、MWC開催初日のプレスカンファレンスで発表された「Grand Memo」や、Firefox OSを搭載する最初の端末「ZTE Open」などに注目が集まっていた。
Grand Memoは、大型の5.7インチHD(720×1280ピクセル)ディスプレイや、QualcommのクアッドコアCPU「Snapdragon 800」、2GバイトのRAM、16GバイトのROMを搭載したハイスペックなスマートフォン。1300万画素のカメラを搭載し、パノラマ撮影や1080pのHD動画撮影も可能だ。大画面と3200mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、薄さ8.5ミリを実現しており、「Grand S LTE」と並ぶZTEのフラッグシップ端末だ。
なお、ブースに展示されていたGrand Memoは、中国に投入予定のもので、こちらのプロセッサーは「Snapdragon S4 Pro」を採用している。欧州で第2四半期に投入予定のGrand Memoは、同社が発表したとおりQualcommの最も高性能なチップ「Snapdragon 800」を搭載する。同じGrand Memoでプロセッサーのバージョンが異なるのは、「弊社では同じ機種名で各国のニーズに合わせて、スペックや外見を変えたものを複数出す場合がある」(ZTEジャパン)ためだ。
大画面でも片手操作ができるように、ダイヤルキーや文字入力のキーボードを利き手側にずらせる「One hand dialler」や「One-hand keyboard」を用意。また、通常はディスプレイの下にあるホームや戻る、メニューキーをディスプレイ上に表示できる「Mi-Pop」も搭載されている。
ZTEのブースでは、HTML 5をベースとするFirefox OSを初めて搭載するスマートフォン「ZTE Open」もMozillaのスタッフによって紹介されており、来場者の注目を集めていた。
ZTE Openは、3.5インチ、ハーフVGAのタッチパネルディスプレイを搭載するコンパクトなエントリー向け端末。256MバイトのRAM、512MバイトのROM、3.2メガピクセルカメラを搭載し、Bluetooth 2.1、無線LAN IEEE802.11b/g/n、AGPSをサポート。1200mAhのバッテリーを搭載する。
ユーザーインタフェースはAndroidに似ている。本体下部のホームボタンにタッチするとホーム画面を表示し、ドックに4つのショートカットを配置。アプリ一覧画面や通知画面も表示できる。また、キーワードを入力してアプリを横断して検索ができる。
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