テレビ電話のイメージが変わる? 家族と「FaceTime」を使ってみた(2/3 ページ)

» 2010年08月27日 13時30分 公開
[園部修,ITmedia]

接続は簡単、操作も直感的

 前置きが長くなったが、FaceTimeの利用方法はいたって簡単だ。一番簡単なのは、連絡先(アドレス帳)から相手を選んで、「FaceTime」と書かれたボタンを押す方法。相手がiPhone 4なら、すぐに接続の準備が始まる。また音声通話中に、メニュー画面から「FaceTime」を選んでもいい。連絡先に登録されていない相手の場合はこの方法がいいだろう。1回相手とFaceTimeでの通話ができると、履歴に残るので、次回以降は履歴をタップするだけでFaceTime通話が開始できる。受ける側は、画面の「拒否」か「受け入れる」のボタンを押すだけでいい。相手が無線LAN環境にいない場合は、「FaceTimeできません」というメッセージが画面に表示される。

PhotoPhotoPhotoPhoto 「連絡先」から相手を選んで「FaceTime」ボタンを押せば簡単に相手の呼び出しができる。通話中にFaceTimeに切り替えたい場合は、画面の「FaceTime」が白くなっているのを確認し、軽くタップするだけでいい。FaceTime通話の履歴を選べば、すぐにFaceTimeでの呼び出しが始まる。相手は受け入れるか拒否するかを選ぶ

 すでにレビュー記事などで何度も紹介されているとおり、FaceTimeはiPhone 4のほぼ全画面を使って相手のカメラの映像を映し出す。相手に見えている自分の映像は、小さな窓に表示される。この小窓は画面上の任意の場所にドラッグすると、右上/左上/右下/左下のうち最も近いところにすーっと移動する。相手が写したものが小窓に隠れてしまったときなどに、小窓を軽くフリックすればどけられるので便利だ。このほか、画面の端に音声をミュートするボタンと終話ボタン、それにインカメラとアウトカメラを切り替えるボタンが用意されている。

 カメラはFaceTimeの起動時はインカメラが選択されており、FaceTimeの接続が確立されるまでは自分の顔が大きく写る。接続が完了すると自分の映像は小さくなり、相手の映像に切り替わる仕組みだ。インカメラとアウトカメラの切り替えはスムーズで、切り替えボタンを押すと、画面がくるっと回るアニメーションとともに切り替わる。自分の顔ではなく、自分が今見ているものを相手に見せたいときなどに、カメラを切り替えると便利だ。

 また、FaceTime通話中にiPhone 4を90度横に回転させると、画面が自動的に横位置に切り替わる。相手が送ってくる映像が横向きになると、自分はiPhone 4を縦に持っていても横向きの映像が表示される。逆に相手が縦位置の映像なのに自分がiPhone 4を横に持つと、真ん中に縦長の映像が小さく表示される。相手のiPhone 4の向きに合わせて自分もiPhone 4を回転させると全画面表示に戻る。2人並んでいるところを写したい場合などに、手軽に映像を変えられる。

PhotoPhoto FaceTimeで会話中の画面。縦位置と横位置は、iPhone 4の向きに合わせて切り替わる。左右どちらに回しても映像の天地はきちんと認識され、逆さまに構えても相手にはちゃんと正しい向きで送られる

妻、そして息子が見たFaceTime

 無線LAN環境があれば追加料金は不要――。そんな甘い言葉に魅力を感じ、この夏妻の実家に帰省した際に、実際にFaceTimeでの通話を試してみることにした。休みが短い自分も一緒に妻の実家に行き、一足先に帰る予定だったので、帰宅後に留守番状態の自分と離れた場所にいる妻子がFaceTimeで会話するという段取りだ。残念ながらiPhone 4は2台なかったので、評価機を借用した。

 妻の実家は広島の住宅街で、街の中心部からは少し離れたところ。ソフトバンクモバイルの電波は問題なく入った。ブロードバンド回線はYahoo!BBのADSLがあり、局舎からは遠いながらも1Mbps程度の通信速度が出る環境だった。ただ、無線LANはなかったので、自宅をIEEE802.11n環境にした際に取り外して余っていたIEEE802.11g対応の無線LANルータを持って行き、環境を構築した。

 妻と子供にiPhone 4を渡し、FaceTimeの使い方を説明すると、妻には予想通り「映像が出るのは嫌だ」と言われたのだが、小学2年生の息子は興味津々。妻はiPod touch、息子も家でiPhoneやiPod touch、iPadに触れていたせいもあり、操作方法は2人ともすぐに理解したようだった。

 数年前にも、妻の実家と自宅でYahoo! MessengerとWebカムを使ってテレビ電話もどきを試してみたことがあり、テレビ電話には抵抗はないかと思っていたが、やはり妻はリラックスし切った姿は見られたくないという。そこで通話は午前中の決まった時間にすることにした。

 自分が帰宅する前に、妻の実家でも何度かFaceTimeの接続・通話実験をしてみたが、画質もよく、音が途切れることもほとんどないことが確認できた。

PhotoPhoto 相手に音を聞かせたくない場合は、左下のマイクのボタンを押すと消音になる。消音中はアイコンが青くなり、自分の映像を映す小窓にも「消音」のアイコンが表示される

 余談だが、妻の実家でFaceTimeの実験をしていたところ、息子といとこ君(小学1年生)がFaceTimeに興味を示したので、試しに1台ずつ2人に渡してみたところ、2人でかくれんぼを始めた。FaceTimeの映像をヒントに、隠れている場所を当てる遊びを思い付いたのだ。途中何度か誤って切ってしまったりしていたが、すぐに自力で再接続。すっかり使い方はマスターしたようだった。

 しばらくすると、今度はiPhone 4だけを隠し、隠したiPhone 4から流れる自分の声を頼りに隠し場所を探す遊びに変わった。途中、iPhone 4が見つけられなくなるというハプニングもあったが、そこは電話なので電話をかけて着信音を鳴らし、無事発見。通話が無料のFaceTime(そしてホワイトプラン)ならではの遊びだと思った。ケータイのテレビ電話だったら、子供に持たせて自由に遊ばせるなんて怖くてとてもできない。

PhotoPhoto iPhone 4を使ってかくれんぼに興じる子供たち。カメラで今いる場所を写してお互いを探し合っていた

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