第1回 spモードに申し込んでみた――iモードとmopera Uは継続すべき?「spモード」の“ここ”が知りたい

» 2010年09月01日 21時39分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo

 9月1日からNTTドコモのスマートフォン向けISPサービス「spモード」が開始された。spモードでは、スマートフォンからインターネット接続ができ、「@docomo.ne.jp」のアドレスを使ってメールを送受信できるのが大きな特徴。このほか、スマートフォンで購入したコンテンツ代を毎月のケータイ代と一緒に支払える決済サービスや、オプションサービスとして「メールウイルスチェック」「spモードフィルタ」「spモードフィルタカスタマイズ」も提供される。

 ユーザーにとって特に関心のあるサービスは「spモードメール」だろう。iモードメールのアドレスをスマートフォンでも使えることで、携帯メールの利便性がぐっと増す。iモードメールを利用できないことが、スマートフォン購入の大きな障壁になっていた人にとっては朗報だろう。一方で、spモードメールの操作性や仕様は、実際に使わないと分からないことが多い。そこで本コーナーでは、メールサービスを中心に、spモードの基本情報をはじめ、「できること」「できないこと」をレビューしていきたい。

質問:spモードの対応機種は?

 2010年9月1日現在、spモードに対応している機種は「Xperia」「LYNX SH-10B」「dynapocket T-01B」「SC-01B」「T-01A」の5機種。残念ながら、「HT-03A」は対応していない。

質問:利用料金はいくら?

 spモードの利用料金は月額315円だが、複数のISPを契約した場合は「ISPセット割」が適用される。例えばspモードとiモード(月額315円)、またはspモードとmopera Uの「Uライトプラン」(月額315円)を契約した場合、月額料金の合計額は315円に割り引きされる。つまりspモードのみを契約しても、spモードとiモード(またはUライトプラン)を契約しても、月額料金は315円で変わらない。

 spモード、iモード、Uライトプランの3つを契約した場合、月額料金はそれぞれ157.5円で、計472.5円となる。なお、9月1日から12月31日までの期間にspモードを新規で契約した場合、契約日から当月までと5カ月間、spモードの月額料金は無料になる。

※初出時に「spモード、iモード、Uライトプランの3つを契約した場合の月額料金は計630円」との記述がありましたが、正しくは計472.5円です。お詫びして訂正いたします。(9/2 14:40)

質問:どうやって申し込むのか

 spモードの利用には申し込みが必要で、全国のドコモのショップや量販店、一般販売店、ドコモ インフォメーションセンター(ケータイからは151、一般電話からは0120-800-000)、ドコモ・スマートフォン・ケア(0120-045-360)で申し込める。なお、量販店と一般販売店でspモードを申し込めるのは、端末を購入した場合のみなので注意したい。

 筆者は9月1日の正午ごろに、都内のドコモショップで申し込んだ。筆者の使用機種はXperia。iモード端末にSIMを入れ替えて使うことがあるので、iモードとUライトプランを契約していた。iモードのサービスは今後も使いたいので、Uライトプランを解約してiモードを継続させる形でspモードに契約した。その際、iモードとspモードを契約する場合の注意事項が書かれた紙を渡された。用紙には、spモード対応機種ではiモードは利用できないこと、spモードメールの利用にはアプリのダウンロードが必要であることなどが明記されていた。

 申し込み手続きは10分程度で終了し、spモードの「ご利用ガイドブック」と、spモードモードの初期設定が記載されたXperiaの「START UP GUIDE」が渡された。この2冊があれば、少なくともspモードメールの利用開始で困ることはなさそう。これらの資料が欲しければ、ショップで申し込んだ方が手間が省けてよさそうだ。ちなみに、spモードのガイドブックはドコモのWebサイト(外部リンク)からダウンロードすることもできる。

photophoto ショップで入手できるスタートアップガイドとspモードのガイドブック。スタートアップガイドにはspモードを利用するための設定方法が記載されている

 筆者が訪れたドコモショップでは、午前中だけで30人ほどがspモードに申し込んだそうだ。正午時点ではそれほど混んでおらず、待ち時間も10分ほどだったが、日中から夕方にかけて混雑したドコモショップもあったようだ。

質問:「mopera U」は継続すべきか

 spモード提供以前にスマートフォンでインターネットを利用するには、mopera Uの「Uライトプラン」(月額315円)か「Uスタンダードプラン」(月額525円)に契約する必要があった。spモードを契約する場合、これらのプランは継続した方がいいのだろうか。

 Uライトプランは、スマートフォンのインターネット接続に特化したシンプルなプラン。spモードと併用するメリットはほとんどないので、解約しても問題ないだろう。一方、Uスタンダードプランでは「@mopera.net」のメールアドレスを取得したり、ドコモの公衆無線LANサービス(Mzone)を割安料金(月額840円→月額315円)で利用したりできる。詳細はドコモのWebサイト(外部リンク)を参照。こうしたオプションサービスが必要なユーザーは、mopera Uは継続した方がいいだろう。

質問:「iモード」は継続すべきか

 iモード端末からスマートフォンに乗り換えた場合、iモード契約を継続していれば、SIMカードを元のiモード端末に入れ替えることで、公式サイトやiコンシェルなどのiモードサービスを利用できる。spモード契約後もスマートフォンではiモードの各種サービスは利用できないので、同サービスを使いたい人は、解約しない方がいい。

 ただ、これまでiモードメールを使うためだけにiモード契約を継続していた場合、iモードを解約しても問題はない。spモードではiモードメールで使っていた「@docomo.ne.jp」のアドレスを引き継ぐこともできるからだ。

 iモードとspモードの両方を契約する場合、「@docomo.ne.jp」のアドレス2つを取得でき、スマートフォンで従来のドコモアドレスに切り替えて使うことも可能だ。また、スマートフォンで新しいドコモアドレスのメールを使い、SIMを移したiモード端末で、従来のドコモアドレスのメールを使うといった活用もできる。

 なお、iモードを解約してからSIMカードをiモード端末に移しても、iモード端末ではメールの送受信やブラウジングなどのパケット通信はできなくなる(電話はできる)。

質問:「iモード.net」は解約しても問題ない?

 「iモード.net」はWebサイトやアプリを利用して、iモードメールをチェックできるサービス。PCサイトでiモードメールを確認できるのはspモードにはない特長だが、スマートフォンからも従来の「@docomo.ne.jp」のアドレスは利用できるので、多くの人にとって、spモードとiモード.netを同時に契約する意味はないだろう。iモード.netは月額210円の有料サービスということもあり、ショップでは解約することを勧められた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年