高速通信に対応したデータ通信端末やモバイルWi-Fiルーターブームの火付け役になった「Pocket WiFi」や、通信機能付きのデジタルフォトフレーム「PhotoVision」など、主にデータ通信分野を中心に着々と日本市場でのシェアを伸ばしてきた中国のHuawei Technologiesが、いよいよスマートフォンを投入する。ソフトバンクモバイルの2011年春モデルに予定されている「004HW」は、Huawei製のAndroidスマートフォンだ。
フルタッチパネル型の004HWは、3.2インチのハーフVGA(320×480ピクセル)TFT液晶をディスプレイに採用した薄型・軽量のスマートフォンだ。厚さが11.2ミリと薄く、重量も約120グラムと軽量なのがポイントで、スマートフォンながらも女性の手になじむサイズを実現している。ボディカラーはブラックに加えてピンクも用意し、ライトな女性ユーザーなどによる利用も視野に入れている。カメラは5MピクセルのAF付きで、背面の上部中央に搭載する。
OSはAndroid 2.2を搭載予定で、YouTubeやGoogleマップ、Google音声検索、Androidマーケットなど、Android端末の標準的な機能をサポート。さらにHuawei端末独自の仕掛けとして、Android標準のメニューに加え、ケータイと同じようなメインメニューを表示するユーザーインタフェースも用意した。TwitterクライアントやARアプリ「Layar」をは端末にプリインストール。さらにアドレス交換やQRコードリーダー、天気、乗換案内、のぞき見防止、ニュース、カメラ、mixiなどの定番アプリのリンクもセットした状態で販売する。S!メール(MMS)も利用可能だ。
日本語、英語、中国語の3カ国語での文字入力をサポートするのもHuawei端末ならではの魅力だ。さらに日本語や英語、中国語、韓国語など10カ国語の表示に対応している。
機種名 | 004HW |
---|---|
OS | Android 2.2 |
CPU | Qualcomm MSM7227 600MHz |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約57×110×11.2ミリ |
重さ | 約120グラム(暫定値) |
連続通話時間 | W-CDMA:(測定中)、GSM:(測定中) |
連続待受時間 | W-CDMA:約(測定中)、GSM:(測定中) |
カメラ | 有効約500万画素CMOS |
外部メモリ | microSDHC(別売/最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約3.2インチハーフVGA(320×480ピクセル)液晶 |
バッテリー容量 | 1200mAh |
ボディカラー | ピンク、ブラック |
主な機能 | GPS、Wi-Fi、世界対応、HSDPA(7.2Mbps)、Bluetooth、S!メール |
発売時期 | 2011年3月 |
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