Samsung電子製の「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」は、海外で発売されているAndroidタブレット「GALAXY Tab 10.1」のドコモ向けモデル。最薄部約8.6ミリの薄型ボディに10.1インチの大型ディスプレイを搭載した。重さ約565グラムは、10インチ以上のディスプレイを備えるタブレットとしては軽く、サイズと重さのバランスがうまく取れているといえる。9.7インチのディスプレイを備える「iPad 2」の厚さ/重さは約8.8ミリ/約613グラム(3G+Wi-Fiモデル)で、SC-01Dのほうがやや薄くて軽い。
OSは、Androidタブレット向けでは最新となる3.2を採用。Android 3.2のメリットは「Android 2.x向けのアプリをインストールした際に、自然なストレッチズームで利用できることが最も大きい」(ドコモ)とのことで、従来のタブレットよりも柔軟にアプリを楽しめそうだ。
デザインはシンプルにまとめられている。表面には一切の突起物がなく、側面に充電端子、イヤフォンジャック、音量調節キー、電源キー、スピーカーが配置されている。スピーカーは左右両方にあり、ステレオスピーカーとして使える。リアカバーを取り外すことはできず、バッテリーの交換もできないが、7000mAhという大容量のバッテリーを備えた。Micro USB端子はなく、充電をするには専用のケーブルを使う必要がある。HDMI端子もないが、別売の変換アダプターを使うことで、対応テレビなどにSC-01Dの画面を出力できる。
SIMスロットは「GALAXY Tab SC-01C」と同じく側面にあり、通常のFOMAカード(ドコモUIMカード)が採用されている。外部メモリスロットは備えていないが、別売のSDカードリーダー「SC01」を使ってデータの読み書きができる。初期状態の内蔵ストレージを調べたところ、使用可能なメモリは12.4Gバイトだった。GALAXY Tabではユーザーメモリとシステムメモリに分けられていたが、GALAXY Tab 10.1ではシステムメモリ1つに統合されている。
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