ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「Xperia acro HD」が、auからも登場する。「Xperia acro HD IS12S」は、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水(IPX5/IPX7)に対応したハイスペックなスマートフォン。緊急地震速報、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)、au one Market、LISMO Player、Skype auなどauのサービスも利用できる。ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲームをプレイできる「PlayStation Certified」にも対応している。
ディスプレイはIS11Sの4.2インチフルワイドVGAから4.3インチHDに、カメラはIS11Sの有効約810万画素から約1210万画素に向上し、約130万画素のインカメラも新たに備えている。バッテリー容量はIS11Sの1500mAhから1840mAhにアップしたが、IS12Sのバッテリーは本体に埋め込まれており取り外せない。ROM/RAMはIS11Sの1Gバイト/512Mバイトから16Gバイト/1Gバイトに増強された。グローバルパスポートはIS11SがCDMA+GSM(GSM圏内は通話のみ)だが、IS12SではGSM/UMTS/GPRSに対応し、パケット通信の利用エリアが多くなった。UMTSエリアでは下り最大7.2Mbpsの通信が可能だ。WiMAXとテザリングは利用できないが、WIN HIGH SPEEDはサポートしている。スペック向上に伴い、本体の幅はIS11Sの約63ミリから66ミリに太くなり、重さはIS11Sの約135グラムから約149グラムへと重くなっている。
外観、機能、ソフトウェアは基本的にNTTドコモの「Xperia acro HD SO-03D」と同等。チップセットがドコモのQualcomm製の「MSM8260」に対して、IS12Sは「MSM8660」を採用している。いずれも第3世代のSnapdragonで、1.5GHzデュアルコアCPUを搭載している。ボディカラーのホワイトとブラックはSO-03Dと同じで、au独自色としてルージュを用意した。このほか、本体裏側に新しいauロゴとGoogleロゴがあるのも違いだ。なお、海外で発表された「Xperia S」「Xperia ion」などはSONYブランドだが、IS12SはSO-03Dと同じく、Sony Ericssonブランドのモデルとして発売される。ひょっとしたら、IS12Sはau最後の“ソニエリ端末”となるかもしれない。
主な機能やソフトウェアの詳細は、以下のドコモ向けSO-03Dの写真記事でもまとめているので参考にしてほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.