テザリングオプションの提供に合わせて、4G LTE対応端末向けのオプションプランやキャンペーンも多数発表された。孫社長いわく「5つのやりましょう」だという。
1つは「24時間通話定額オプション」。これは、4G LTE対応スマートフォンから、ソフトバンク携帯電話への国内通話料が24時間無料になるオプションサービスだ。月額500円で提供する。提供開始はテザリングオプションと同じ2013年1月15日から。ただし申し込み受け付け期間は12月31日までとなっている。
もう1つの「やりましょう」は、ソフトバンク指定の固定通信サービスと4G LTE対応スマートフォンをセットで利用すると、2年間スマートフォンのパケット定額料を月額1480円割引する「4G/LTEスマホBB割」だ。KDDIがケーブルテレビ(CATV)事業者やブロードバンドインターネット接続事業者とパートナーシップを組んで展開する「auスマートバリュー」に似せた対抗キャンペーンとなっている。
条件は、4G LTE対応スマートフォンでパケットし放題フラット for 4G LTEもしくはパケット定額 for 4G LTEに加入し、固定通信サービスの「ホワイトコール24」および「ホワイトBB」「ケーブルライン」「ひかり de トーク S」のいずれかに加入すること。これでパケットし放題フラット for 4G LTEやパケット定額 for 4G LTEのパケット定額料が、2年間月額5460円から月額3980円になる。なお、3年目以降もパケットし放題フラット for 4G LTEは月額980円、パケット定額 for 4G LTEは月額455円の値引きを継続する。
これまでiPhone 4S向けにも提供していた、iPhone 5に機種変更した人の家族向けに安価なパケット通信料を提供する「4G/LTEスマホ家族キャンペーン」も用意する。
4G/LTEスマホ家族キャンペーンでは、ユーザーがiPhone 4もしくはiPhone 4Sから4G LTE対応スマートフォンに機種変更するさいに、ホワイトプランもしくはタイプXにねんに加入し、合わせてそれまで利用していたiPhone 4/4Sを持ち込んで、同一名義かつ同一請求先で新規契約(USIMカード単体契約)をしてホワイトプランに加入すると、月額4410円のパケットし放題フラットが2年間1980円になるほか、契約事務手数料、ソフトバンクWi-Fiスポットが無料に、ユニバーサルサービス料も2年間無料になるというもの。機種変更前の回線に残っている月月割も新規契約回線に引き継げる。
キャンペーンの期間は9月21日から11月30日まで。
iPhone 4Sを一律1万2000円、iPhone 4を一律8000円の値引きの原資に充当できるようにした「下取りプログラム」は、価格を容量別に変更したほか、iPhone 3GSやiPhone 3G、HTCのグローバル端末、Dellのグローバル端末などを含む「スマホ下取りプログラム」に変更の上実施することになった。
スマホ下取りプログラムは、下取り金額を分割して次月以降の利用料に1000円ずつ充当する仕組み。現金で支払われる訳ではないが、機種変更前の端末を持ち込むと月々の利用料を抑えられる。下取り価格は容量別に分かれており、査定などは行わない方針。店頭で、ひどいキズなどが付いていない限りは一律で買い取る。付属品や箱の有無、キズの程度などがどう判断されるかの詳細はまだ案内されていない。
モデル | 価格 |
---|---|
iPhone 4S 64Gバイト | 2万円 |
iPhone 4S 32Gバイト | 1万8000円 |
iPhone 4S 16Gバイト | 1万6000円 |
iPhone 4 32Gバイト | 1万2000円 |
iPhone 4 16Gバイト | 1万円 |
iPhone 4 8Gバイト | 8000円 |
iPhone 3GS | 5000円 |
iPhone 3G | 4000円 |
HTC Desire X06HT、Desire X06HT II、Desire HD 001HT | 3000円 |
Dell Streak 001DL、Streak Pro 101DL | 2000円 |
買い取った中古品は、SIMロックを解除した上で、海外市場での販売を検討しているという。海外には、経済的に最新のスマートフォンを新品で買うのが難しいが、iPhoneを使いたいというケースも多く、Appleの協力も得つつ、中古品を流通させる計画だ。
国内での販売は考えていないというが、要望が多ければ、新品とは違うことがはっきりと区別できる形で販売することも検討する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.