初代Noteの3倍売れているGALAXY Note II、日本でも「かなりいけると思う」――Samsung石井氏GALAXY Note II WORLD TOUR 2012 TOKYO(2/3 ページ)

» 2012年11月09日 14時53分 公開
[田中聡,ITmedia]

GALAXY Note II注目の12機能を紹介

 会場にはゲストとして押切もえさんが登場。すでにGALAXY Note IIを使っている押切さんは、「第一印象は大きくて薄くて軽い。爪が長いとタッチパネルを押しにくいので、Sペンは爪の長い女性にも嬉しい。Sペンで軽やかにタッチできると、操作している姿がエレガントに見えますね。あまり機械は得意でないけれど、Note IIはすぐに使えるようになりました。仕事でもプライベートでも手放せません」と感想を話した。

photophoto 押切もえさん
photophoto 各本体色に合わせたフリップカバーが同梱される。これは日本向けならではの特典だ(写真=左)。押切もえさんが自分で装飾したフリップカバーも披露してくれた(写真=右)

 GALAXY Note IIの機能は非常に多岐に渡る。会場では特に便利な機能をピックアップして紹介していたので、順を追って見ていこう。

マルチウィンドウ

 大画面を生かし、2画面に分割して2つのアプリを同時に利用できる機能。戻るキーを長押しすると左端にマルチウィンドウ用のアプリ一覧が現れ、任意のアプリを選んで上か下にドラッグ&ドロップすると、使用中のアプリと合わせて2画面表示される。「ビデオを見ながらメールを送ったり、ネットサーフィンをしながらスケジュールチェックしたりできる」と石井氏が説明。「私もスケジュールを見ながら地図を確認したりすることがあります。今まではアプリを終了してもとの画面(ホーム画面)に戻って、それから他のアプリを立ち上げていたので、とても便利ですね」(押切さん)

photophoto 2画面操作ができるマルチウィンドウ

Air View

 Sペンを画面にタッチせずに画面スクロール、フォルダ内画像のプレビュー、受信メール一覧から本文のプレビュー、Sプランナーの予定プレビューなどができる機能。ビデオ再生の際には、(再生位置の)バーに向けてSペンを近づけると、その位置の映像がプレビューされる。「Sプランナーで予定をチェックするのに、項目を開いたり閉じたりする必要がない」と石井氏はメリットを説明する。

photophoto Sプランナーの予定とメール本文をプレビュー
photophoto アルバムのフォルダに保存された画像のプレビュー(写真=左)と、任意の場所を指定した動画のプレビュー(写真=右)

ポップアップノート

 Sペンを本体から抜くか、Sペンのボタンを押しながら画面を2回タップすると、Sノートのメモが画面上にポップアップする。スリープ中や通話中などにも動作するので、思い立ったらすぐにメモを残せる。電話中に用件を話しながらメモを取る、といったシーンでも活躍しそうだ。

photophoto いつでも手軽に呼び出せるポップアップノート

ポップアッププレイ

 動画をポップアップさせて視聴できるほか、表示位置やサイズも変更できる。またワンセグの表示にも対応しているので、テレビを見ながらTwitterなども利用しやすい。

ポップアップブラウザ

 メール画面などのWebリンクを立ち上げると、ブラウザがポップアップ表示される。表示位置は自由に変えられる。

photo

クイックコマンド

 「“やりたいことを素早く簡単に”がコンセプト」(石井氏)のクイックコマンド。Sペンのボタンを押しながら上方向にスワイプすると、専用のショートカットが立ち上がってWeb検索やメール作成が簡単にできる。クイックコマンドの画面上で「!○○」と書くとマップアプリで○○の場所の地図を表示し、「?○○」と書くとブラウザが立ち上がり、○○のGoogle検索結果が表示される。また@でメール作成画面に切り替わる。Yと書いてYouTubeを起動するなど、新しいコマンドを作成することもできる。

photophotophoto 「!」「?」「@」など特定のコマンド+キーワードを入れることで地図、Web検索、メールなどの機能を素早く利用できる。デモでは「?東京タワー」と入力して東京タワーについてGoogleで検索する流れが紹介された

ページバディ

 「使い手の次の動作を予測して画面が変わる」(石井氏)のが特長の機能。例えば、Sペンを抜くとSノート、イヤフォンを挿すとミュージックプレーヤーが起動する。アンテナを伸ばすとワンセグが起動するのも便利だ。

photophoto ショートカットとして役立つ「ページバディ」

Best Face

 複数人の写真を撮る際に、5枚を連写し、それぞれの被写体で一番良く写っている写真を合成できる。どの写真を合成するかは手動で選べる。この機能を活用することで、1人だけ目をつぶっているような事態を防げる。

photophotophoto 会場では押切さんたち3人を撮影して実際にBest Shotを体験。1人1人に、端末がベストだと判定した写真にグッドの指マークが付く

Easy Clip

 Sペンで囲んだ部分を切り取ってメールに添付したりSNSにアップロードしたりできる。Webサイトの気になる部分を切り取って、Sノートにメモとして保存すると言った使い方も可能だ。押切さんはWebサイトのレシピをメモするのに使ったそうだ。

photophotophoto 押切さんが、端末に保存したレシピの画像を使ってSメモを作成するデモを披露

Photo Note

 写真が裏返るように表示され、そこに手書きのメモを残せる。撮影した日にちやアイデアなどを保存しておきたい。

photophoto
photophoto こちらも押切さんが操作。写真の裏面にメモを残せる。Photo Noteのある画像の右上に鉛筆のマークが表示される

Sプランナー

 カレンダーに手書きで予定やメモを残せるスケジューラーアプリ。

photophoto 卓上カレンダーのように手書きで予定を書き込める「Sプランナー」(写真=左)。手書きのメールを送ることも可能だ(写真=右)

ペーパーアーティスト

 水彩画、ステッカーアルバム、パステル画などの効果を選び、撮影した写真をなぞるとアーティスティックな写真に加工できる。これは押切さんが「画伯を気取れる」と特に気に入っている機能だという。「油絵を描くインスピレーションも得られます」(押切さん)。石井氏は「Sペンに対応したサードパーティから多くのアプリが出ています。今後はペーパーアーティストを超える、たくさんのアプリが用意されると思う」と期待を寄せた。

photophotophoto 効果を選んで画像を塗りつぶすことで、趣の異なる画像に加工できる「ペーパーアーティスト」

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