初代Noteの3倍売れているGALAXY Note II、日本でも「かなりいけると思う」――Samsung石井氏GALAXY Note II WORLD TOUR 2012 TOKYO(3/3 ページ)

» 2012年11月09日 14時53分 公開
[田中聡,ITmedia]
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CMはGALAXY S IIIの3倍、発売時の出荷数は初代Noteの3倍――石井氏

 より多くのユーザーにGALAXY Note IIを体験してもらうため、初代Noteと同じく「GALAXY Studio」を東京で展開。11月8日〜11日に丸ビルマルキューブ、11月12日〜29日にはShibuya 109、12月5日〜25日には六本木ヒルズに開設する。新宿、名古屋、大阪では屋外広告も積極的に展開するほか、テレビCMは「GALAXY S III(SC-06D)の2倍準備する」(石井氏)など、精力的にプロモーション活動を行う。発売時の出荷数については、「GALAXY S III(SC-06D)ほどではないが、初代Note(SC-05D)の約3倍を準備する」(石井氏)とのこと。

photophotophoto 都内で「GALAXY Studio」を開設する(写真=左、中)。屋外広告も積極的に打つ(写真=右)

 日本における初代Noteの「GALAXY Note SC-05D」は、Samsung側の想定よりも売れなかったそうだが、石井氏は「グローバルで見ると、日本向け端末の総需要は1ケタ下。希望が大きかったというのもあったかもしれないが、日本におけるNoteの台数(売れ行き)が世界的にみて小さいわけではない」と補足した。「Note IIは(グローバルで)3倍のペースで売れており、(日本でも)その前後のペースでいくと我々もみている。プロモーションにたいへん力を入れて市場を作っていく。単に2号機だから、1号機が何台売れたという視点ではなく、市場を中期的に作って結果を出していきたいと思っている。具体的な台数は申し上げられないが、私は(日本でも)かなりいけると思う」と石井氏は自信を見せた。

 一方で先にも紹介したとおり、GALAXY Note IIの機能は非常に多彩で、すべてを把握して使いこなすにはハードルが高いという人もいるだろう。この点は石井氏も「日本へ投入するにあたり、たくさんの機能をどう訴求するかは社内での一番の悩みだった」と話す。「タッチ&トライをはじめ、マスコミとの連動も含めて、分かりやすく伝えるよう努力したい。それらに共通して言えるのは、スペックの専門用語ではなく、実際の使用シーンを表して端的に伝えていくこと。商品が売れるために必要なのは技術的なことだけでない。Note IIではマーケティング活動がいかに大事であるかも如実に表れるのではないか」(石井氏)

 会場ではグローバル向けの「GALAXY Note 10.1」や「GALAXY Camera」も参考展示。これらのモデルの日本投入も期待されるが、「検討しているが、現時点で確定情報はない。今日の時点では未定ですとしか申し上げられない」(石井氏)とした。

 卓上ホルダ、カバー、タッチペンなどGALAXYシリーズの周辺機器は、韓国などの海外と比べると日本ではあまり充実していない。石井氏も「体系だった形で私たちが推奨するものも含めて、日本市場のアクセサリーは万全ではない」と認める。「これからもキャリア様と連携しながら、きちんと(アクセサリーを)そろえられるような活動には力を入れていきたい」と話した。

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