ケータイからスマホに乗り換えたユーザーから、「スマホのバッテリーが持たない」という相談をよく受ける。スマホはケータイよりも大画面なうえに、さまざまなアプリを使って機能を追加できることが利点だが、その反面、バッテリーの消費電力も多い。しかし、ちょっとした設定を見直すだけでも、バッテリーの消費を最小限に抑えられる。そこで、今回はiPhoneとAndroidのバッテリー対策について紹介しよう。
なお、ここではiOSが「iPhone 5」、Androidが「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を使って解説する。Androidは機種によってメニュー構成の名称が異なることに留意いただきたい。
まずはスマホのバッテリー表示をパーセントに切り替えてみよう。
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「使用状況」で、「バッテリー残量(%)」をオンにする。Androidの場合は機種によって、この機能が搭載されているものと搭載されていないものがある。実際、SH-02Eにはパーセント表示にする設定項目が見当たらない。その場合は「電池 - Battery」(無料)など、バッテリー残量が表示されるアプリをダウンロードしよう。
また、Androidの場合は、設定内の「電池」という項目から、スマホの各機能がどれだけバッテリーを消費しているかの内訳を確認できる。この表示を参考に、どの機能をオフにすればいいのかを考えるといいだろう。
スマホにおいて、ディスプレイはもっとも電力を消費する部分。なので、明るさを下げたり、点灯時間を短くしたりすることで、バッテリーの消費は大きく抑えられる。
iPhoneでは「設定」→「明るさ/壁紙」で、明るさのスライダーを調整する。ここでなるべく暗くしておけば、少しでも長時間使えるようになる。
Androidでは「壁紙・画面設定」→「画面の明るさ」で、スタイダーを動かす。また、バックライトの点灯時間もできるだけ短く設定しておきたいところ。ただし、短くすればするほど、操作中にスリープしやすくなるので、これは使い勝手も考慮して設定しよう。
また、iPhoneとAndroidともに、初期設定では明るさを自動調整できる機能がオンになっているが、オンにしておくとスマホがこまめに切り替えて、不必要に明るくなってしまうことがある。自動調整はオフにして、暗めでも問題ない程度の明るさに設定しておこう。
さらに、画面の自動回転機能もオフにしておいた方が得策。必要なときだけオンにするよう心がけよう。
最近は街中に無料で利用できるWi-Fiスポットが増えてきている。外出先でもデータ通信を快適に行えるのはありがたいが、Wi-Fiを使わないときにもスマホはWi-Fiを探し続けている。なので、こまめにWi-Fiのオンオフ設定は切り替えたいところ。ちなみに、これはWi-Fiだけに限らず、Bluetoothにも同じことが言える。Bluetoothヘッドフォンを使い終わったら、スマホのBluetooth設定もオフにする、というような習慣を身につけよう。
iPhoneの場合、「設定」から「Wi-Fi」や「Bluetooth」のオン/オフを切り替えられる。Androidでは、「設定」内の「Wi-Fi」や「Bluetooth」で設定できる。また、通知パネルからも設定できる機種が多いので、こまめに切り替えやすいはず。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.