第15回 オススメの設定からアプリまで―――iPhone&Androidスマホ向け節電術今すぐ使えるスマホレシピ(1/3 ページ)

» 2013年02月06日 20時49分 公開
[今西絢美(ゴーズ),ITmedia]

 ケータイからスマホに乗り換えたユーザーから、「スマホのバッテリーが持たない」という相談をよく受ける。スマホはケータイよりも大画面なうえに、さまざまなアプリを使って機能を追加できることが利点だが、その反面、バッテリーの消費電力も多い。しかし、ちょっとした設定を見直すだけでも、バッテリーの消費を最小限に抑えられる。そこで、今回はiPhoneとAndroidのバッテリー対策について紹介しよう。

 なお、ここではiOSが「iPhone 5」、Androidが「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を使って解説する。Androidは機種によってメニュー構成の名称が異なることに留意いただきたい。


バッテリー残量をパーセント表示にする

 まずはスマホのバッテリー表示をパーセントに切り替えてみよう。

 iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「使用状況」で、「バッテリー残量(%)」をオンにする。Androidの場合は機種によって、この機能が搭載されているものと搭載されていないものがある。実際、SH-02Eにはパーセント表示にする設定項目が見当たらない。その場合は「電池 - Battery」(無料)など、バッテリー残量が表示されるアプリをダウンロードしよう。

photophoto iPhoneにはデフォルトの機能としてパーセント表示に対応している(写真=左)。「電池 - Battery」は、アプリを起動してバッテリー残量を確認できるほか、画面左上にもバッテリー残量がパーセントで表示される。ウィジェットにも対応する(写真=右)
alt 電池 - Battery

 また、Androidの場合は、設定内の「電池」という項目から、スマホの各機能がどれだけバッテリーを消費しているかの内訳を確認できる。この表示を参考に、どの機能をオフにすればいいのかを考えるといいだろう。

photophoto どの機能やアプリがバッテリーを消費しているのかが一目瞭然(写真=左)。ここからアプリを強制終了できる(写真=右)

ディスプレイの明るさと点灯時間を調節する

 スマホにおいて、ディスプレイはもっとも電力を消費する部分。なので、明るさを下げたり、点灯時間を短くしたりすることで、バッテリーの消費は大きく抑えられる。

 iPhoneでは「設定」→「明るさ/壁紙」で、明るさのスライダーを調整する。ここでなるべく暗くしておけば、少しでも長時間使えるようになる。

 Androidでは「壁紙・画面設定」→「画面の明るさ」で、スタイダーを動かす。また、バックライトの点灯時間もできるだけ短く設定しておきたいところ。ただし、短くすればするほど、操作中にスリープしやすくなるので、これは使い勝手も考慮して設定しよう。

photophotophoto iPhoneの場合。あまり暗くしすぎると視認性が悪くなるので、快適に使えるギリギリのラインを見つけよう(写真=左)。SH-02Eの場合、「エコバックライトコントロール」という、エコに配慮したバックライト設定もある(写真=中)。バックライトの点灯時間は長くても1分以内に収めたい(写真=右)

 また、iPhoneとAndroidともに、初期設定では明るさを自動調整できる機能がオンになっているが、オンにしておくとスマホがこまめに切り替えて、不必要に明るくなってしまうことがある。自動調整はオフにして、暗めでも問題ない程度の明るさに設定しておこう。

 さらに、画面の自動回転機能もオフにしておいた方が得策。必要なときだけオンにするよう心がけよう。

photophoto iPhoneではホームボタンを2回押し、左端までスクロールした際に表示されるカギのアイコンをタップして切り替える(写真=左)。Android端末の場合、通知パネルや「設定」から画面回転のオン/オフ設定を変更可能(写真=右)

使わない場合はWi-FiやBluetoothをオフにする

 最近は街中に無料で利用できるWi-Fiスポットが増えてきている。外出先でもデータ通信を快適に行えるのはありがたいが、Wi-Fiを使わないときにもスマホはWi-Fiを探し続けている。なので、こまめにWi-Fiのオンオフ設定は切り替えたいところ。ちなみに、これはWi-Fiだけに限らず、Bluetoothにも同じことが言える。Bluetoothヘッドフォンを使い終わったら、スマホのBluetooth設定もオフにする、というような習慣を身につけよう。

 iPhoneの場合、「設定」から「Wi-Fi」や「Bluetooth」のオン/オフを切り替えられる。Androidでは、「設定」内の「Wi-Fi」や「Bluetooth」で設定できる。また、通知パネルからも設定できる機種が多いので、こまめに切り替えやすいはず。

photophoto iPhone(写真=左)、Android(写真=右)ともに、「設定」から変更する
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年12月10日 更新
  1. スマートウォッチ「wena 3」、2026年2月末でサービス終了 Suicaも利用不可に (2024年12月09日)
  2. 増え続ける迷惑電話に有効 iPhone「ライブ留守番電話」とPixel「通話スクリーニング機能」の使い方 (2024年12月09日)
  3. 日本通信が「ネオキャリア」に向けて一歩前進 迷惑電話撃退や音声翻訳など、電話機能の拡張も具現化 (2024年12月07日)
  4. 12月26日からスマホ端末が実質値上げに? 半年間の「お試し割」導入も 総務省が改正ガイドラインを公表 (2024年12月09日)
  5. 楽天モバイルの“株主優待SIM”を使ってみた 毎月30GBを1年間、サブ回線の運用に最適 (2024年07月08日)
  6. 血圧計内蔵スマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2」発売 寝ている間も自動で測定、“仮面高血圧”の発見にも (2024年12月06日)
  7. 中国版「Xiaomi 15」を試す コンパクトな最新“ライカ監修カメラスマホ”はiPhoneやGalaxyの対抗馬になる存在 (2024年12月09日)
  8. 楽天グループの28期株主優待、楽天モバイルの音声+30GBが1年間無料に (2024年12月06日)
  9. JRグループが廃止する「往復乗車券」「連続乗車券」って何? そもそもなぜなくすの? (2024年12月06日)
  10. irumo、Y!mobile、UQ mobileのキャンペーンまとめ【12月8日最新版】1円スマホや最大6万ポイント還元を見逃すな (2024年12月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー