画面上部から下へスワイプすると表示される通知センターの仕様も変更されている。最も大きな変化は、サードパーティーが「ウィジェット」を導入できるようになったことだろう。例えば「ニュース(Yahoo!ニュース)」の追加が可能になり、通知センター上でニュースのサムネイル画像+見出し+40〜50文字程度の要約を読める。タップするとYahoo!ニュースアプリへジャンプする。
ほかに確認した限りは、Dropbox、Kindle、mixi、NAVITIME My時刻表、こみれぽなどのウィジェットも設定できた。各アプリがiOS 8向けにアップデートされることに伴い、ウィジェットに表示可能なものも増えてくるだろう。Dropboxのウィジェットでは直近に保存したデータ、Kindleのウィジェットでは読みかけのページにジャンプできる。
iOS 7では「設定」→「通知センター」から各項目の表示/非表示を設定できたが、iOS 8では通知センター上の「編集」から設定できる。
iOS 7では「今日」「すべて」「未確認」の3つで構成されていたが、iOS 8では「今日」と「通知」のみになった。2項目の方が、スッキリしていて見やすい印象だ。
メッセージ(SMS/MMS/iMessage)、Eメール、カレンダーの出席依頼、リマインダー、Facebookなどの通知が、画面上部のバナー上に表示され、ここから返信したりできる。なお、この機能を利用するには、「設定」→「通知」で該当アプリを選び、「ロックされていないときの通知のスタイル」で「バナー」を選んでおく必要がある。ロック画面に表示をオフにすれば、ロック画面には通知が表示されなくなる。
ホームボタンを2回押すと、よく連絡を取っている人がアイコン付きで一覧表示される。アイコンをタップすると、電話発信、メッセージ送信、FaceTime、FaceTimeオーディオなどの操作を選べる。
検索バーをタップして画面をしたにスワイプすると、「お気に入りに追加」と「デスクトップ用サイトを表示」という2つのメニューが表れる。「お気に入りに追加」を選ぶと、簡単にお気に入りに追加できる。「お気に入り」は、検索バーをタップするか、新しいタブを追加するときに、サイトのリンクがサムネイルで表示されるもの。iOS 7では、ブックマーク登録時に「お気に入り」を選ぶ必要があったが、iOS 8なら簡単に登録できる。
「デスクトップ用サイトを表示」を選ぶと、スマートフォンに最適化されたレイアウトから、PC用のレイアウトに切り替わる。ただしAndroidのように、PCレイアウトからスマホレイアウトに切り替えることはできない。
サブメニュー3段目から「その他」を選ぶと、「追加」「リーディングリスト」「ホーム画面に追加」「コピー」「プリント」の順番を変更できる。
従来のTwitterやFacebook以外のアプリとも連携が可能になり、「はてなブックマーク」「mixi」「Pinterest」などが対応した。サブメニューの2段目から「その他」を選び、例えばはてなブックマークをオンにすると、はてなブックマークへの登録やコメント投稿ができる。mixiの場合はmixiチェックが可能になる。
iPad向けSafariのタブ機能が拡張し、同じサイトのタブがグループ化された状態で、開いているページを一覧できる。ほかのデバイスで開いているタブも一覧できる。ブラウジング中にサイドバーをタップすると、ブックマーク、リーディングリスト、共有リンクを見られる。
ほかに、カメラを使ってクレジットカード情報をスキャンする機能も追加された。
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