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» 2016年03月03日 12時00分 公開

最新スマートフォン徹底比較:3万円台で要注目のSIMフリースマホを徹底比較――基本スペック&持ちやすさ編 (2/3)

[島徹,ITmedia]

基本スペックと画面をチェック

 7機種の画面サイズは、4機種が5.5型以上とiPhone 6s Plus並みの大きさだ。KIWAMIに至っては6型でWQHDと、この価格帯としては他にないサイズと高解像度を実現している。これら大画面のモデルは電子書籍や動画の視聴に向いているが、操作は両手持ちが基本となる。

 ディスプレイはいずれもIPS液晶か有機ELで、視野角は広く見づらいと感じることはない。画質については、発色の良さやコントラストの高さではフルHDの有機ELを採用したAXON miniが一番良好だった。YouTubeなどの動画をよく見る人にオススメだ。解像度の面ではKIWAMIがWQHDと高繊細で、高画素な写真を美しく表示できる。このほか、フルHDのHUAWEI GR5とIDOL 3、HD解像度のarrows M02とAQUOS SH-M02も十分な色鮮やかさを実現していた。

 価格は、arrows M02がIIJmioやDMM mobileで購入すると2万9800円で3万円台を切るが、mineoでは3万2400円、NifMoでは3万3334円など、MVNOによっては3万円台になる場合がある。

KIWAMI FREETEL「KIWAMI」
HUAWEI GR5、ZenFone Selfie Huawei「HUAWEI GR5」、ASUS「ZenFone Selfie」
AXON mini、IDOL 3 ZTE「AXON mini」、TCL「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」
AQUOS SH-M02、arrows M02 シャープ「AQUOS SH-M02」、富士通「arrows M02」

 機能面の特徴で見てみると、指紋認証対応モデルが3機種あり、6型、5.5型、5.2型とそれぞれサイズが異なる。防水とおサイフに対応したモデルは、5型の国内メーカー製の2機種となる。

 指紋認証対応モデルは、いずれもスリープ中に本体の背面のセンサーに指を当てるだけで、セキュリティロックを解除してホーム画面を表示できる。セキュリティは気になるが、従来のロック操作は面倒だと感じているビジネスユーザーにオススメだ。なお、3機種とも認証速度は高速だが、KIWAMIのみセンサーが奥まった位置にあってやや指を当てづらかった。

指紋認証対応 指紋認証対応の3モデル。左から5.2型の「AXON mini」、5.5型の「HUAWEI GR5」、6型の「KIWAMI」

 国内メーカー製のarrows M02とAQUOS SH-M02は、おサイフケータイや防水に対応。通話アプリやアドレス帳、設定画面の分かりやすさも含めて、ドコモやauなどのキャリア向け端末とほぼ同じ感覚で利用できる。

arrows M02、AQUOS SH-M02 arrows M02とAQUOS SH-M02は防水に対応
arrows M02、AQUOS SH-M02 おサイフケータイは両機種ともモバイルSuicaに対応
基本機能と価格
機種名 OS 画面サイズ 画面解像度 指紋認証 防水・おサイフ 価格(税別)
KIWAMI Android 5.1 6型(IPS液晶) WQHD(1440×2560ピクセル) 3万9800円
ZenFone Selfie Android 5.0 5.5型(IPS液晶) フルHD(1080×1920ピクセル) 3万2800円
HUAWEI GR5 Android 5.1 5.5型(IPS液晶) フルHD(1080×1920ピクセル) 3万4800円
IDOL 3 Android 5.0 5.5型(IPS液晶) フルHD(1080×1920ピクセル) 3万9800円
AXON mini Android 5.1 5.2型(有機EL) フルHD(1080×1920ピクセル) 3万9800円
arrows M02 Android 5.1 5型(有機EL) HD(720×1280ピクセル) 2万9800円
AQUOS SH-M02 Android 5.0 5型(IPS液晶) HD(720×1280ピクセル) 3万8800円
※価格は2016年3月1日時点。KIWAMI、ZenFone Selfie、HUAWEI GR5、IDOL 3、AXON miniは、公式オンラインショップ調べ。arrows M02はIIJmio、DMM mobile調べ。AQUOS SH-M02はNTTコムストア調べ。

本体サイズと重量
機種名 幅(ミリ) 高さ(ミリ) 奥行き(ミリ) 重量
KIWAMI 約82.9 約159.5 約8.9 約182グラム
ZenFone Selfie 約77.2 約156.5 約3.9〜10.8 約170グラム
Huawei GR5 約76.3 約151.3 約8.15 約158グラム
IDOL 3 約74.14 約152.7 約7.4 約141グラム
AXON mini 約70 約143.5 約7.9 約132グラム
arrows M02 約68.9 約141 約8.9 約149グラム
AQUOS SH-M02 約71 約134 約9.9 約145グラム

 プロセッサは、MediaTek製のMT6795(2.0GHz/8コア)を搭載したKIWAMIが、スペックは最も高い。それ以外の海外モデルは、いずれもミッドレンジのSnapdragon 600番台のMSM8939を搭載。なお、同じプロセッサだがHuawei GR5は1.5GHz/4コア+1.2GHz/4コア、AXON miniは1.5GHz/8コアと、IDOL 3とZenFone Selfieの1.5GHz/4コア+1.0GHz/4コアと比べて省電力コアの性能がやや高くなっている。AXON miniはメモリも3GBと大容量だ。

 国内メーカー製のarrows M02とAQUOS SH-M02はローエンドのSnapdragon 400シリーズを搭載。1.2GHz/4コアと最大性能が低く、通常の操作では特にアプリのインストールや更新時間で性能差を感じられた。

 いずれのプロセッサもブラウザーやSNS、動画視聴など一般的な利用にはなんら問題ない。だが、最新のハイエンド端末と比べると性能は低い。特にKIWAMIを除くモデルはGPU性能が低く、3DCGを多用するゲームにはあまり向いていない。詳細は次回の後半記事のベンチマークを見てほしい。

プロセッサ、メモリ、バッテリー容量
機種名 プロセッサ メインメモリ 内蔵ストレージ 外部メモリ バッテリー容量
KIWAMI MediaTek MT6795(2.0GHz/8コア) 3GB 32GB microSDXC(最大128GB) 3400mAh
ZenFone Selfie Qualcomm Snapdragon 615 MSM8939(1.5GHz/4コア+1.0GHz/4コア) 2GB 16GB microSDXC(最大128GB) 3000mAh
HUAWEI GR5 Qualcomm Snapdragon 616 MSM8939(1.5GHz/4コア+1.2GHz/4コア) 2GB 16GB microSDXC(最大128GB) 3000mAh
IDOL 3 Qualcomm Snapdragon 615 MSM8939(1.5GHz/4コア+1.0GHz/4コア) 2GB 16GB microSDXC(最大128GB) 2910mAh
AXON mini Qualcomm Snapdragon 615 MSM8939(1.5GHz/8コア) 3GB 32GB microSDXC(最大128GB) 2800mAh
arrows M02 Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916(1.2GHz/4コア) 2GB 16GB microSDHC(最大32GB) 2330mAh
AQUOS SH-M02 Qualcomm Snapdragon 400 MSM8926(1.2GHz/4コア) 2GB 16GB microSDHC(最大32GB) 2450mAh

 カメラの有効画素数は、約2100万画素のKIWAMIが最も高い。暗所撮影での性能もざっと比べてみたところ、約1300万画素のカメラ搭載モデルはいずれもかなり暗い室内でも撮影できた。なかでも、レーザーオートフォーカス搭載のZenFone Selfieは薄暗い場所でもオートフォーカスが高速だった。

アウトカメラ アウトカメラの画素数はKIWAMIが約2100万画素と一番高い

 インカメラについては、KIWAMI、ZenFone Selfie、HUAWEI GR5、IDOL 3の4モデルが、複数人での自分撮りにも便利な広角レンズを採用。画素数や機能面では、約1300万画素カメラにレーザーオートフォーカス、デュアルLEDフラッシュを搭載したZenFone Selfieが充実している。

インカメラ インカメラは約1300万画素で美肌撮影やLEDフラッシュも充実したZenFone Selfieの性能が高い。カメラ目線の補助など自分撮り機能が充実したHUAWEI GR5も撮影しやすい

 本体重量と薄さについては、IDOL 3とAXON miniがいずれも厚さ8ミリ以下で軽さも突出している。特にAXON miniは金属パネルの採用により、本体の質感が良好で剛性感もあった。

IDOL 3、AXON mini 薄さと軽さでは、5.5型ながら約141グラム厚さ約7.4ミリのIDOL 3と、5.2型で約132グラム厚さ約7.9ミリのAXON miniが優れていた。
カメラ画素数
機種名 アウトカメラ インカメラ
KIWAMI 有効約2100万画素CMOS 有効約800万画素CMOS
ZenFone Selfie 有効約1300万画素CMOS 有効約1300万画素CMOS
HUAWEI GR5 有効約1300万画素CMOS 有効約500万画素CMOS
IDOL 3 有効約1300万画素CMOS 有効約800万画素CMOS
AXON mini 有効約1300万画素CMOS 有効約800万画素CMOS
arrows M02 有効約810万画素CMOS 有効約240万画素CMOS
AQUOS SH-M02 有効約1310万画素CMOS 有効約210万画素CMOS

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