以上で各審査員の点数が出そろいました。点数の高い順に集計した結果は以下の通りです。
・1位 Pixel 8 Pro:71点
・1位 AQUOS sense8:85点
ハイエンド部門は、Pixel 8 Proが1位に輝きました。Pixel 8と票を分けつつも、2位にしっかりと差をつけての1位です。同シリーズは2021年から3年連続でハイエンド部門の1位を獲得ということで、Pixelシリーズが勢いに乗っているのは間違いないでしょう。Pixel 8 Proは生成AIで他社をリードする機能を搭載したこと、新たな競争軸を生み出したことを評価する声が多かったです。続く2位には、大幅な仕様刷新を図ったiPhone 15 Proがランクイン。3〜4位にはGalaxy Z Flip5とmotorola razr 40 Ultraが並び、縦折り方のフォルダブルスマホに変化があった年だということを印象づけました。
生成AIという新たな競争軸を生み出したことを評価した「Pixel 8 Pro」(右)。「Pixel 8」(左)も含めれば100票を超え、2位のiPhone 15 Proに2倍近い差をつける結果となった一方のミッドレンジ部門は、AQUOS sense8が大差で1位に輝きました。こちらも2022年のAQUOS sense7に続き、シリーズとして2年連続での1位獲得です。機能面・価格面ともに評価の高い隙のない端末として、審査員勢の評価がほぼ一致していたことも印象的でした。それに続く、2位のmotorola razr 40/40sと3位のPixel 7aは3点分の小差。それぞれ、安価なフォルダブルとしてのポテンシャルや、ドコモでの取り扱い開始による販路拡大などによって、市場に変化を感じさせた端末でした。
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