5分で分かる、先週のモバイル事情――7月25日〜7月31日

» 2009年08月03日 19時49分 公開
[ITmedia]

ドコモ、ソフトバンクの第1四半期決算は

 7月31日、NTTドコモとソフトバンクモバイルが、2009年度第1四半期の決算を発表した。NTTドコモは売上高が前年同期比7.3%減の1兆848億円、営業利益が同15.1%減の2518億円で減収減益、ソフトバンクは売上高が前年同期比2.9%増の6663億円、営業利益が同27.3%増の1082億円で増収増益となった。

 ドコモの山田隆持社長が、営業利益の減少要因として挙げるのが音声収入の大幅な減少。基本利用料が安くなるバリュープランの影響で約300億のマイナスとなったほか、音声ARPUも前年同期比で550円マイナスの3010円まで下がったことから、トータルで797億円のマイナスとなった。

 ドコモは音声ARPUの減少分を、パケットARPUを増やすことで補う考えで、2011年をめどに音声ARPUとパケットARPUを逆転させる方針を打ち出している。パケ・ホーダイの加入者を70%まで引き上げ(2009年6月実績で43%)、うち半分に上限まで使ってもらえれば実現できるとし、パケット通信をより多く使ってもらうためにも、動画コンテンツを充実させることが重要だと説明。BeeTVのような“携帯向けに工夫した”エンタテインメントコンテンツを投入するとともに、観光や健康など、動画を使うことでより利便性が高まる分野にも積極的に動画を取り入れ、「動画のドコモを目指す」(山田氏)とした。

 ソフトバンクは、移動体通信事業の増収増益が業績をけん引。営業利益が前年同期比27%増の1082億円となり、四半期ベースで初めて1000億円を超えた。孫正義社長は「多くの節目を乗り越え、よちよち歩きが、自分の足でしっかり踏みしめて前に歩いていけることを感じてもらえる決算になっている」と話した。

 また好調な売れ行きを見せているiPhone 3GSにも触れ、「ホワイトカラーならまず使ってみてほしい」「決定的に人生観変わる」と猛烈にプッシュした。

 同日にはシャープとNECも決算を発表。シャープは不況のあおりを受けた液晶テレビが不振で、260億円の営業赤字となり、NECも400億円の営業赤字を計上。NECのPCと携帯電話を含むパーソナルソリューション事業についてはコスト削減が奏功し、営業損益は28億円増の87億円の黒字だった。

ウィルコム、公式サイトをリニューアル

 ウィルコムは7月29日、PHSやスマートフォン向けに提供している公式サイトをリニューアルした。また無料のゲームや電子コミックなどを多数用意したポータルサイト「とりほ〜だい★らんど」を新たに提供するほか、京セラ製端末で利用できる「着信ボイス」サービスや、Flash Lite対応機種向けの動画配信サービスなどもスタートする。

 ウィルコムの公式サイトは、これまでも音声端末向けとスマートフォン向けが用意されていたが、今回のリニューアルにともなって、トップページが機種ごとに最適化されたものに切り替わっている。音声端末向けの公式サイトは、画面上に表示する「天気」「ニュース」「占い」「マーケット情報」「今日は何の日」の各情報は、ユーザーが表示と非表示を設定でき、好みに合わせてカスタマイズできるようにした。スマートフォン向けの公式サイトも、テキストリンク中心のデザインから、タッチパネルでの操作を意識した、アイコンの多い構成にデザインを変更している。

 ウィルコムは今回の公式サイトのリニューアルで、安心して安い料金でさまざまなコンテンツやサービスが使えることや、携帯電話と比べてパケット通信料が安いことをアピールしたい考え。無料で全話読めるコミックや、多彩なゲーム、デコラティブ素材を用意して、パケット通信やコンテンツサービスの利用者増を目指す。

Windows Marketplace for Mobileでアプリ登録スタート

 米Microsoftは7月27日、Windows Phone向けアプリケーションストア「Windows Marketplace for Mobile」へのアプリケーション登録の受け付けを、日本を含む29カ国で開始したと発表した。

 Marketplaceに登録済みの開発者は同日からアプリケーション、ゲーム、ウィジェットなどをアップロードできる。アプリはMicrosoftの審査後、正式に登録される。約10日を要するという審査のプロセスやポリシーについては既に発表されており、審査を通らなかったアプリについては製作者に対し詳細なリポートが提供される。Marketplaceのユーザー向け公開はこの秋に予定されている。アプリ代金の支払い方法は複数用意する予定で、返金保証制度を設けるという。

 海外ではOSベンダーや端末メーカー各社がアプリケーションストアを開設する動きが顕著になっており、AppleのiPhone向け「App Store」やRIMのBlackBerry向け「App World」、Googleの「Android Market」、Nokiaの「Ovi Store」などがすでにオープンしている。

jigら3社、jigムービーをASPで提供

 jig.jpとアトミズ・アジア、兼松グランクスの3社が、jigムービーのASPサービス「JAM」(jig AtomiZ Movie ASP)の提供を開始した。

 JAMはjig.jpの動画配信サービス「jigムービー」を、ASP形式で提供するもので、jigムービーへのエンコードから携帯サイト経由で配信するまでの操作を、「サイトに画像をアップロードするような容易さ」(jig.jp広報)で行えるのが特徴。導入のハードルを低くすることで携帯動画の利用シーンの拡大を目指すとともに、コストや人的リソースの面で携帯向け動画配信に踏み切れなかった企業を支援する。

 エンコードから配信設定までの作業は、Adobe AIRベースの専用アプリ「JAM Studio」上で一括して行え、視聴用アプリ「jigムービープレイヤー」の提供やiアプリを利用するための携帯サイトの設計もサポート。JAM専用の仕様として、横画面のフルスクリーン再生に標準対応しており、対応機種追加時の作業やメンテナンスの手間もを軽減できる。また、エンコードから配信までの一連の環境をJAM側で提供するため、エンコード用マシンや配信用サーバを用意することなく導入可能としている。

QRコードもデザイン化の時代に

 IT DeSignがデザイン性を高めたQRコード「design QR plus+」シリーズを発表した。

  design QR plus+は、QRコードにロゴやキャラクター、写真など画像を組み込んだオリジナルのQRコード「デザインQR」のデザイン性をさらに高めたもの。QRコードのモザイク模様の正方形を流線系に崩した「ストリーム」や、ロゴ画像をQRコードからはみ出させたQRなど、インパクトのあるQRコードを作成できる。

 7月28日にはモスフードサービスが、イラストやロゴをフルカラーでデザインできるQRコード「ロゴQ」をサイト誘導ツールとして採用すると発表した。

 ケータイカメラで読み取ることができるQRコードは、携帯電話からのサイトアクセスや情報取得を容易にするなど利便性の高い機能だが、印刷物のデザインを損ねるなどのデメリットも指摘されていた。さまざまなデザインが可能なQRコードの登場は、こうした課題の1つの解決策となりそうだ。

Photo 左がdesign QR plus+、右がロゴQ

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