最新記事一覧
広域的な大規模停電(ブラックアウト)を回避し、電力需給のバランスを保つために実施する「計画停電」。このほど資源エネルギー庁や広域機関は非常時を想定し、一般送配電事業者10社とともに「万一の際の備えとしての計画停電の考え方」を取りまとめた。
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高機能な建材の普及を目的に、省エネ法のもとで運用されている「建材トップランナー制度」。政府では今後、中高層住宅・大中規模建築物用のサッシ・複層ガラスを建材についても、トップランナー制度の対象としていく方針だ。
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政府の再生可能エネルギー関係の会議資料に、中国企業のロゴマークの透かしが入っていたことで騒ぎとなった。これはミスだったようだが、中国系の企業が日本の太陽光発電事業に入り込んでいることは事実。FIT制度を利用して多額の収入を得ることが狙いだ。
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世界は「脱炭素」へ向けて足並みをそろえようとしていたが、ここに来て、進行が滞る場面が出てきた。EVの不調や洋上風力発電事業の撤退、脱炭素先行地域での取り組みの遅れなど、世界の脱炭素のイマを解説する。
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「容量市場の在り方等に関する検討会」で、2025年度の実需給に向けた供給力の確保に向け、2024年度に追加オークションを実施する方向性が示された。追加オークションの開催は、実施されれば同市場の開始以降で初となる。
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需給調整市場における全商品の取り引きがスタートし、いよいよ全面運開となった。しかし、一部調整力の取り引きにおいて、大幅な調達不足が発生するなど、課題が残る状況となっている。
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日本での導入量が減少傾向にある太陽光発電。このほど開催された第30回「再エネ等に関する規制等の総点検TF」では、太陽光発電の導入拡大に向けた課題の整理と、業界団体による制度改革要望のヒヤリングが実施された。
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長野県のガソリン価格が、昨年春からほぼ日本一高い状況で推移している。なぜ他の都道府県より高いのか。
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調整力や供給力のより効率的な調達を目的に導入が検討されている「同時市場」。最新の「同時市場の在り方等に関する検討会」では、相対取引やセルフスケジュール電源、電源差替の取り扱いなど、電源の調達・運用に関するBGの自由度に関する制度設計について議論が行われた。
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資源エネルギー庁が管轄する系統WGで、2024年度の再エネ出力制御の見通しと、出力制御量の低減に向けた対策の進捗状況が公表された。
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マクニカは「テクニカルショウヨコハマ2024-第45回工業技術見本市-」(2024年2月7〜9日/パシフィコ横浜)に出展し、ペロブスカイト太陽電池や鉛蓄電池システム「soldam」を展示した。
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改正省エネ法の施行など、カーボンニュートラル実現に向け、企業にも新たな対応が求められている昨今。省エネルギー小委員会の第44回会合では、エネルギー小売事業者から消費者への情報・サービス提供に関する新制度や、エネルギー消費機器のデマンドレスポンス(DR)対応、省エネ法定期報告情報の開示制度の在り方について議論が行われた。
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再エネ大量導入への対応と電力系統のレジリエンス強化を目的に、地域間連系線の増強に向けた検討が進んでいる。なかでも注目したいのが北海道〜本州間と九州〜中国間の増強だ。このほど政府の委員会において、両エリアにおける海底直流送電線の導入に向けた検討が行われた。
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電力調達を行う事業者にとって、重要なリスクマネジメントの手段となっている「電力先物取引」。「電力先物の活性化に向けた検討会」では、各社の先物取引の活用状況や市場活性化に向けた提言などが報告された。
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建築物の省エネ性能の周知を目的に、2024年4月からスタートする「建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」。本稿では同制度の概要や、運用方法の概要などについて解説する。
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日立製作所は現場データの収集技術や先端AI技術を活用し、製造業などの現場で業務を迅速に進める「現場拡張メタバース」を開発した。現場拡張メタバースの全容をレポートする。
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FIT制度の開始以降、急速に導入が進んだ太陽光発電。政府では将来大量に発生すると見込まれる太陽光発電設備の廃棄・リサイクルの適正化に向けて、新規のFIT/FIPの認定要件に「含有物質情報を登録した太陽光パネルの使用」を加える方針だ。
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電力インフラのレジリエンスを考える上で、災害時にはエネルギー供給の「最後の砦」と位置付けられている石油。昨今の不安定な国際情勢や脱炭素化の流れを受け、資源エネルギー庁では今後の石油備蓄の在り方についての検討を進めている。
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FITやFIP制度における買取価格などの検討を行う調達価格等算定委員会(第91回)で、国内の太陽光発電のコスト動向が報告された。また今後、ペロブスカイトなどの新たな太陽電池の普及促進を念頭に、新たな発電設備区分の創設を検討する方針が明かされた。
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2023年11月に過去最大の約定量を記録するなど、着実にニーズが増加している非化石証書。なかでもトラッキング可能な証書のニーズが高まっているが、属性情報の取り扱いなど課題も指摘されている。政府ではこうした現状を踏まえ、トラッキング制度の見直しを検討している。
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太陽光発電などの自家発電設備の電力を、自社拠点内で融通する仕組みとして利用されている「自己託送制度」。政府ではこの制度の利用について、制度趣旨を逸脱した事業が多発していることから、要件を厳格化する方針を決めた。本稿では自己託送制度の仕組みから、厳格化される新たなルールの概要について解説する。
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政府では「暮らし」に関連する需要家分野のGXを「くらしGX」と呼び、重点分野の一つとして分野別投資戦略の策定を進めている。「省エネルギー小委員会」第43回会合では、こうした需要サイドにおける今後の省エネ・非化石転換政策について検討が行われた。
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電力広域的運営推進機関が、日本の中長期的な電力需給の分析を開始。11月に開催された検討会では、複数の企業・団体によるシナリオ別の試算結果が公表された。
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水素やアンモニアなどのサプライチェーン構築の促進に向けて、化石燃料の価格差分を支援する「値差支援制度」の導入を検討している。このほど同制度の具体化に向けて、基準価格などの考え方について詳細な方針が示された。
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カーボンニュートラルの達成に向けた方策として導入検討が進んでいる「CCS(二酸化炭素回収・貯留)」。その貯留先の一つとして検討されているのが「海底」だ。環境省では専門の委員会を設置し、今後の海底下CCSに係る海洋環境の保全の在り方や制度見直しについての検討を開始した。
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現在導入に向けた制度設計が進んでいる「同時市場」。kWhとΔkWを同時最適化するこの市場において、重要な論点となるのが太陽光や風力といった変動性再エネ電源(VRE)の取り扱いだ。その方針について、主要な論点と具体的な制度の方向性をまとめた。
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物価上昇がさまざまな産業に影響を与えるなか、太陽光や風力などの再生可能エネルギー事業においても事業コストの増加が一つの課題となっている。調達価格等算定委員会では今後のFIP/FIT価格の検討に向けて、再エネ事業者に対して足元の事業状況に関するヒヤリングを行った。
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小売電気事業者に義務付けられている非化石電源比率の達成手段として運用されている「高度化法義務達成市場」。制度検討作業部会の第85回会合において、これまでの市場取引及び相対取引の監視結果が報告された。
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2024年4月から施行される改正再エネ特措法。施行に向けて、このほどFIT/FIP認定要件となった事前周知や説明会の具体的なルール、また関係法令に違反した場合にFIT/FIP交付金を一時停止する措置等の詳細設計案が公開された。
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資源エネルギー庁では、調整力調達コストの低減を目的として、応動時間を10秒から「30秒以内」に要件緩和した一次調整力商品「スカウティング枠(オフライン枠)」の導入を検討している。本稿ではその詳細と今後の商品設計の見通しについて解説する。
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資源エネルギー庁は、事業者がバイオマス燃料のライフサイクルGHG(温室効果ガス)を公開・報告する仕組みを提示した。一方、FIT/FIP制度の適用の前提となる一部バイオマス燃料の第三者認証の取得については、搾油工場の認証取得が進んでいないことなど、課題が顕在化している。
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調整力や供給力のより効率的な調達を目指すため、kWhとΔkWを同時に約定させる仕組み、いわゆる「同時市場」の導入が検討されている。「同時市場の在り方等に関する検討会」の第2回会合では、導入に向けて議論すべき主要な論点と対策の方向性が示された。
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2023年4月から施行された改正省エネ法。新たに再エネや非化石エネルギーの利用に関する内容を報告書に盛り込む必要があるなど、事業者はこれまでと異なる対応が求めらるようになりました。本稿ではこうした改正省エネ法に対する具体的な対応の要点や、今後の社会情勢を見据えたGXマネジメントのポイントまで解説します。
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国内で非化石価値を取引することができる「再エネ価値取引市場」と「高度化法義務達成市場」。このほどこの2つの市場について、最新の動向が報告された。
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カーボンニュートラル実現など、地球環境への関心の高まりを追い風に、堅調な市場成長を続ける再生可能エネルギーを活用した給湯機「エコキュート」。2025年度には30万台の生産体制も視野に入れるパナソニック 空質空調社のエコキュート事業の事業戦略とは。
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いま、企業にはコスト削減や脱炭素への取り組みが求められている。そこで注目したいのが、電気料金の多くを占める「空調」の省エネだ。企業が手間をかけず、快適さを損なわずに既存設備を活用して省エネできる空調制御サービスを紹介する。
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「処理水」海洋放出を決めたことで、中国から日本国内の各所に迷惑電話が多発し「中国リスク」というものが浮き彫りに。同様に中国では米テスラへの撤退圧力が強まっており、企業は中国との関係を再考する時期が来ている。
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ガソリン価格が高騰を続ける中、JAFが政府に対し、ガソリンの小売価格にかける税金などについて再考を求める声明を発表。「自動車ユーザーが到底理解・納得できない仕組みを一刻も早く解消するべき」と訴えている。
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分散型リソースのさらなる活用促進に向けて、2026年度から需給調整市場に家庭用蓄電池などの低圧リソースを本格的に活用できるようにする方針が固まった。現時点で決まっている制度の詳細やポイントを紹介する。
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再生可能エネルギーの大量導入に伴い、電力系統の安定化に向けて調整力の確保が重要視されている。資源エネルギー庁ではこうした調整力の確保に向けて、再生可能エネルギー電源自体を調整力として活用する手法について検討を開始した。
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「再エネ大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」第53回会合で、2030年エネルギーミックス達成に向けた進捗状況について、環境省・国土交通省・農林水産省による報告が行われた。各省が管轄する再エネ導入施策について、足下の状況と今後の見通しが明らかになった。
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日本製紙は、Green Earth Institute、住友商事とともに、「SAFの導入促進に向けた官民協議会」のSAF流通ワーキンググループのSAF認証タスクグループで、木質原料を用いたCORSIA適格燃料(CEF)の登録/認証を目指す「パイロット事業者」に選定されたと発表した。
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資源エネルギー庁が2023年度の再生可能エネルギー電源の出力制御について、最新の見通しを公表。その内訳や背景、出力制御の低減に向けた取り組みの状況についてまとめた。
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再エネの大量導入など電源構成を受けて、調整力や供給力のより効率的な調達ニーズが高まっている。そこで政府では、kWhとΔkWを同時に約定させる仕組み、いわゆる「同時市場」の導入に向けて約定ロジックなどの詳細検討を開始した。
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温室効果ガス(GHG)を一定量以上排出する事業者に、その排出量の算定と国への報告を義務付けるSHK制度。同制度の報告内容の算出における、ガス事業者・熱供給事業者別の基礎排出係数及び調整後排出係数の導入に向けて、このほど算定方法の詳細や運用方法が議論された。
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賃貸集合住宅における機器の「無償貸与」や、過大な営業行為など、その商習慣が問題視されているLPガス業界。政府ではその是正に向け、省令改正などを行う方針だ。このほど省令改正に向けた具体的なスケジュール案や、取り締まりの強化および実効性の確保策が示された。
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トヨタが「ル・マン24時間」に、将来的に水素エンジン(内燃機関)車で参戦する方針を発表し、その試作車を公開。水素エンジン車の投入はトヨタの脱炭素戦略における水素エンジン開発の本気度を示している。
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FIT開始以降、国内に導入が進んだ太陽光発電。将来増加する使用済み太陽光パネルなどの適切なリユース・リサイクルが課題とされており、資源エネルギー庁と環境省では制度設計に向けた検討を進めている。第4回の検討会で示された課題や、今後の方針などをまとめた。
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「水素社会」の普及・実現に向けた動きが加速する中、企業は今後どのような戦略を取るべきなのか。その示唆となる国内外の情報をお届けする本連載、第1回となる今回は米国やEUなど、各国における水素の位置付けや現状、今後の見通しなどについて解説する。
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