今まで体験したこともない業務システムのエラーにケンイチはなすすべがなかった。「もはやジョブスキップしかない!」と思いに駆られたそのとき、意外な助っ人が現れた――。
ここは○×ネット株式会社。これまでBtoBの流通サービスを手掛けてきたが、新たにECサイトを立ち上げてCtoCに挑戦しようとしている。そんな同社でシステム運用を担当するケンイチの身にふりかかった事件からストーリーは始まる……。
「前倒しの投資はした方がいいのか」「システム刷新の計画を早急に立てるべきか」――。来年4月に消費税が8%に増税となることを受け、企業のIT部門が押さえておきたいポイントをノークリサーチの岩上シニアアナリストに聞いた。
Windows XPから新しい環境への移行において、さまざまな問題にぶつかるケースが生じている。単にOSの移行だけでは済まない問題をひも解いてみたい。
来年春にサポートが終了するWindows XPに移行対応に取り組む企業は多いだろうが、肝心なことを見落としてしまっているケースが少なくない。移行する前に考慮しなければならない点を取り上げる。
古いOSをこれからどうしていくかについては、考えなくてはならないポイントが実に数多く存在するが、Windows XPの移行とは企業に別の課題も突き付けている。それはなんだろうか――。
2014年春にサポートが終わるXP、そして、最新のWindows 8.1の登場は、OSの歴史にとって大きな転換点になるかもしれない。XPが残したものと最新OSがもたらす世界とは何か――新連載の第1回はXPの歴史を振り返る。
マイクロソフトによるWindows XPのサポート終了まで230日あまり。Windows 7や8への移行を決めた企業も多いが、「移行しない」「どうしようか」という企業も少なくないようだ。「移行」することにメリットはあるのだろうか――。
他の系列に先駆けて、フジテレビをはじめとするFNSは、テレビ局の業務基幹システムといえる「営放システム」をクラウドで利用できる環境を構築。その背景や現状を取材した。
メガネ販売の三城ホールディングスは、2011年に1000台のiPadを店舗導入したが、導入後に“死蔵化”したという。そこから社員の手でiPadの活用文化を作り、現在は社員向けに4000台を追加展開するまでになった。その取り組みを聞いた。
東京工科大は来春をめどに、オンプレミスサーバ約100台で運用していた業務システムを撤廃してクラウドサービスに完全移行する。その背景と狙いを聞いた。
学生が私物のPCやタブレット端末から学内のICT環境を利用する――そんな仮想デスクトップクラウド環境を中央大が構築。システム構築の舞台裏を同大副学長に聞いた。
音楽CDなどを販売するタワーレコードが新たな顧客管理システムを構築。キャンペーンマネジメントを強化するなどして、売り上げの急増に結び付けている。
全乗務員(運転士・車掌)にiPad miniを携行させると発表したJR東日本。大規模導入の背景や、これまでに見えてきた成果とは。同社の担当者に聞く。
JR東日本ウォータービジネスは、エキナカ自販機で集めた年間2億レコードものPOSデータを分析して商品開発や販売戦略に役立てている。今後は新たな施策を通じ、エキナカ自販機の“常連”獲得を目指すという。
“XPのサポート切れ”に伴い、マツダは全社員のPCをWindows 7に刷新。リーダーとしてプロジェクトを推進した山根さんは、たび重なる試練を乗り越えプロジェクトを見事成功に導いた。特に最後の半年間では7200台を一気に刷新したという。約3年の歳月をかけた同プロジェクトの全貌に迫る。
「デサントのビジネス現場とシステム現場の双方を知る」。これが高丸さんの強みだ。会社全体をITで支援すべく今日も奮闘する。
TSUTAYAが提供する音楽配信サービスのIT責任者として要件定義からリニューアルサービスインまで担当した鶴島さんが考えるPMのあるべき姿とは。
世界10カ国以上で事業展開するDeNAは、グローバル全体でネットワークなどのシステム統合を図っている。そのプロジェクトリーダーとして奮闘するのが清川さんだ。
ファンケルの情報システム部でグループマネジャーを務める渡辺拓人さんは、IT部門はビジネスに貢献する仕組みを作るべきで、現状のポジションにあぐらをかいていてはならないと指摘する。
ケンコーコムの丸敬弘さんは、同社の巨大なIT基盤をゼロから立ち上げた人物だ。日本で初めてAWSでのSAP ERPの本番稼働を成功させるなど、その取り組みの舞台裏には「技術の目利きでありたい」という丸さんの活躍があった。
外資系保険会社のIT部門というユニークな環境で日本発のプロジェクトを数多く指揮してきた古庄達郎さん。「お客さまと会社のビジネスにITで貢献する」という、その活躍を追った。
JFEスチールのIT改革推進部の中で最年少社員である田村さんは、業務部門に対するコミュニケーション力を強みに、より優れたシステム改革を推し進めていく。
東急不動産で社内ITシステムの企画などを担当する石橋さんは、日々プロジェクト管理の難しさを痛感ながらも、一つ一つの課題に対して丁寧かつ着実に取り組んでいる。
新連載「情シスの横顔」は、主にユーザー企業のIT部門に所属する若手社員にスポットライトを当て、現場での彼らの奮闘をお伝えする。
英Sophosの新CEOに就任したクリス・ヘイゲルマン氏は、中堅・中小企業と多拠点型大企業の顧客獲得に向けた新戦略を展開していくという。
セキュリティ対策の統合・連携の必要性を提起するMcAfeeのシニアバイスプレジデント、パット・カルフーン氏に日本の顧客企業の状況や製品戦略などを聞いた。
IT環境のめまぐるしい変化はセキュリティ対策のあり方を常に悩ませ続けてきた。複雑化・高度化・巧妙化する脅威への対応は、むしろ、シンプルな考え方で臨むべきと日本HPは指摘する。
FireEyeのユーザー企業に対する高度な標的型サイバー攻撃は、世界中でも日本が極めて多い状況という。この状況に同社では新たな対策製品とサービスを展開する。
2年前にクラウド型セキュリティサービスへ移行したウェブルートは、中小企業向けエンドポイントセキュリティ市場での本格展開を表明する。
新たな強化施策「PowerUP Partner Program」を打ち出すなど、Software AGがビジネスパートナー獲得に向けて力を入れている。
クラウドやモバイルの普及から便利アプリを仕事で使う機会が広がっているものの、企業では「危険」と禁止するケースも多い。パロアルトネットワークスの担当者は、「アプリの使われ方を『見える化』することが第一歩」と話す。
米Blue Coatのセキュリティ研究者、クリス・ラーセン氏は、「不正な通信を早く見つけることが、APTの被害抑止につながる。それは自分たちでするしかない」と指摘する。
2016年までに企業の75%がハイブリッドクラウドを展開する予測するHP。オンプレミスとクラウドをオープンプラットフォームで一元化する「HP Converged Cloud」戦略を、新たなフェーズへ移行させつつある。
脆弱性管理製品ベンダーのnCircleを買収したTripwireの日本法人トリップワイヤ・ジャパンは、nCircle製品の日本での提供を開始する。
「ハードウェア支援型セキュリティ」というアプローチに取り組むIntelとMcAfee。McAfeeの最高マーケティング責任者のペニー・ボールドウィン氏は、「複雑で難解なセキュリティを親しみあるものにしたい」と話す。
マカフィーは7〜9月期に、ログや外部情報の相関分析からセキュリティ脅威を可視化する「SIEM」製品を日本市場に投入する。事業責任者のケン・レーヴィン氏に戦略を聞いた。
ESETと国内パートナーのキヤノンITソリューションズが、法人向けAndroidセキュリティ製品のモニター版提供を開始した。ESET担当者に脅威の現状や対策の取り組みを聞いた。
EMC RSAは、認証製品の最新版で企業向けにリスクベース認証機能の提供を発表した。製品を担当する同社のジェフ・カーペンター氏に機能提供の狙いを聞いた。
スパコンに代表されるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)は、これまで研究開発など一部の領域で利用されてきたが、ビッグデータ活用などから適用領域が広がっているという。
日本プルーフポイントによると、企業などの機密情報を狙った標的型攻撃に使われるメールでは受信した相手をマルウェア感染サイトに誘導する手口が増えている。また、新たな課題も明らかになってきた。
NTTコミュニケーションズのパブリッククラウドサービスがこのたび大幅な機能拡充を図った。アプリケーションの実行環境をクラウドで提供できるようになったという。
多発する標的型サイバー攻撃など、セキュリティの脅威が深刻さを増す中、セキュリティシステムでの監視や運用をサポートするマネージドセキュリティサービスでは新たな取り組みが進んでいる。
Dellのソフトウェア戦略について、事業全体を統括するジョン・スウェインソン氏に聞いた。
クラウド利用によるITの効率化や企業ビジネスのグローバル化に共通して注目したいのが、基盤となるネットワークサービスだ。通信事業者としての取り組みをNTTコミュニケーションズに聞いた。
国家機密や企業の知的財産を狙うスパイ行為が深刻な問題になっている。このための対策に特化した技術を手掛ける米FireEye創業者兼CTOのアッシャー・アジズ氏に取り組みを聞いた。
ウェアラブル端末への注目度が高まっている。多様な用途への広がりが期待されているが、一方で利用者が監視される道具になることも認識しておく必要がありそうだ。
国内大手ベンダーが相次いでビッグデータ活用ソリューションの強化策を打ち出した。まさにICTビジネスの本命ともいえる同ビジネスだが、一方で課題も見えてきた。
「クラウドOS」というビジョンを掲げるマイクロソフトが、その実現へ向けて強化策を打ち出した。このビジョンには、クラウド市場の覇権を目指す同社の野望がありそうだ。
富士通が先週、ビッグデータ関連ビジネスの強化策を発表した。その会見で同社が語った同ビジネスの勘所とは――。
日本オラクルが先週、新UNIXサーバを発表した。この動きには2つの疑問が浮かび上がる。その疑問とは。そして米国本社の製品戦略責任者が語った回答とは――。
先週、来日した元Sun Microsystems創業者のスコット・マクネリ氏に、今どんな活動をしているのか、IT業界をどのように見ているか、聞いてみた。
DevOps(開発運用連携)とAPM(アプリケーション性能管理)は深い関係にある――先週、APMをめぐる取材でこんな話を聞いた。いったい、どういうことか。
利用者が身に付けて使う「ウェアラブルコンピュータ」が、スマートフォンに次ぐ新たな携帯情報端末として注目を集め始めている。果たして思惑通りに普及するか。
富士通とアニコムが先週、ペット関連事業で協業すると発表した。両社でいわゆる「業界クラウド」を展開する。他分野も含めて業界クラウドに注力する富士通の思惑とは――。
企業のITシステムのクラウド化が進む中で、「持たないプライベートクラウド」への注目度が高まってきている。ベンダーのサバイバル競争も一層激化しそうだ。
Appleが先週、新型「iPhone」の投入とともに、日本市場でNTTドコモと提携することを発表した。この動きはクラウドサービス市場にも大きなインパクトを与えそうだ。
Microsoftが先週、Nokiaの携帯端末事業を買収すると発表した。Microsoftの思惑はどこにあるのか。携帯端末だけではない視点で考えてみたい。
BPM(ビジネスプロセスマネジメント)システムの活用が今にわかに注目されている。その背景には、企業におけるIT活用の変化があるようだ。