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» 2010年04月23日 23時43分 UPDATE

「Wave」「GALAXY」日本投入の可能性は――Samsung電子のスマートフォン戦略 (1/2)

Android端末やWindows phone、そして独自開発したOS「bada」搭載モデルなど、積極的にスマートフォンを展開しているSamsung電子。同社が4月23日に開催した説明会で、グローバル端末のラインアップを披露した。

[田中聡,ITmedia]

 Samsung電子が4月23日に「スマートフォンラインナップ」説明会を開催し、2010年2月にバルセロナで開催された「Mobile World Congress 2010」と、同年3月にラスベガスで開催された「CTIA Wireless 2010」で発表したグローバルモデルを紹介した。

 現在、Samsung電子が主に展開している携帯電話は、大きく以下の4つのタイプに分類される。

主なSamsung電子端末
カテゴリー OS シリーズ名、商品
スマートフォン bada WAVE
Android GALAXY
Windows Mobile OMNIA
フィーチャーフォン Samsung Monte、Diva、Samsung BEAMなど

photo サムスンテレコムジャパン 端末営業部長のオウチャンミン氏がグローバル端末について説明をした

bada搭載の初号機「Samsung Wave」

 badaはSamsung電子が独自に開発したオープンOS。bada搭載の第1号機となる「Samsung Wave(S8500)」がMobile World Congress 2010で初めて披露され、5月から韓国や欧州で順次発売される予定。

photophotophoto 「Samsung Wave」
photophoto ボディはアルミニウムで覆われており、高級感を演出するとともに、高剛性も実現している
photophoto 左からSamsung Wave、iPhone 3GS、Xperia。Samsung Waveの方が、iPhone 3GSとXperiaよりも細くて薄い。アプリケーションの一覧画面はiPhoneと似ている
photo

 Samsung Waveは約3.3インチ、ワイドVGA(480×800ピクセル)の「スーパー有機ELディスプレイ」を搭載しているのが大きな特長。スーパー有機ELは既存の有機ELと比べて5倍以上の輝度を持ち、屋外での視認性は20%以上向上したほか、より広い視野角も実現している。説明員によると、スーパー有機ELは、これまでの有機ELよりもガラスとディスプレイの距離が近く、奥行きをなくすことで鮮やかな表示が可能になったという。サイズは約56(幅)×118(高さ)×10.9(厚さ)ミリ。

 サムスンテレコムジャパン 端末営業部長のオウチャンミン氏によると、同社が2010年に発売するフラグシップ端末には、スーパー有機ELを搭載していくという。「スーパー有機ELは3D画像と思うほど明るい。このディスプレを採用したモデルを海外の事業者さんに紹介したところ、スーパー有機ELがあるだけで弊社の端末が欲しいう声もいただいている」と、同士も手応えを感じている。

 CPUには1GHzの高速プロセッサを搭載。スムーズな操作ができるのはもちろん、マルチタスクにも対応している。Samsung電子のハイエンド端末には「C110」と呼ばれるプロセッサを採用しており、同社の半導体部門で長年蓄積した技術が生かされているという。「C110はパフォーマンスだけでなく、3Dやマルチメディアの性能も優れている。現存するプロセッサの中では最高だと自負している」とオウ氏は自信を見せる。

 コミュニケーション機能にも注力し、アドレス帳からTwitterやFacebook、メールなどの履歴を一括で見られる「Social Hub」も利用できる。Samsung独自の最新ユーザーインタフェース「TouchWIZ 3.0」により、メニュー画面などをさらにカスタマイズできるようになった。タッチパネルは静電容量式。

 また、bada端末向けのアプリストア「SamsungApps」も、Samsung Wave発売と同時に開始する。アプリケーションの数などは現時点では未定。

photophotophotophoto 待受画面は4ページ用意されており、ここにウィジェットやショートカットを登録できる
photophotophoto 待受時に決定キーを押すと、アプリケーション一覧が現れる

 ちなみに、badaとは韓国語で「海」を意味する言葉。「川から栄養を乗せたもの」という海のイメージから、いろいろなコンテンツやアプリを集めて、多くのユーザーに使ってもらえるOSに仕上げる……といった思いを込めた。

最新OSAndroid 2.1対応の「Samsung GALAXY」

 Androidケータイ「GALAXY」シリーズは、ハイエンドモデルの「Samsung GALAXY S(GT-I9000)」が5月末から欧州や北米、アジア地域で発売される予定。同モデルは最新OSのAndroid 2.1を採用したほか、4インチ、ワイドVGA(480×800ピクセル)のスーパー有機ELディスプレイや1GHzのプロセッサを搭載しており、現行モデルでは最高のスペックを有する。Samsung Waveと同じく、メールやSNSなどの情報をアドレス帳から一括で閲覧可能なSocial Hubも利用できる。サイズは約64.2(幅)×122.4(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、重さは約118グラム。

photophoto 「Samsung GALAXY S」
photophoto 左からSamsung GALAXY S、iPhone 3GS、Xperia(写真=左)。こちらは左からXperia、iPhone 3GS、Samsung GALAXY S(写真=右)。Samsung GALAXY Sは、iPhone 3GSとXperiaよりも薄いが、幅はSamsung GALAXY Sが最も太い
photophotophoto ロック解除前の待受画面(写真=左)。ホーム画面には「Daily Briefing」ウィジェットが設置されており、天気予報やニュースをチェックできる(写真=右)

 また、ミドルクラスのモデルとして「Samsung GALAXY SPICA(I5700)」を2009年11月に発表し、2010年3月にはAndroid 2.1へのバージョンアップも行った。ディスプレイは3.2インチのハーフVGA(320×480ピクセル)液晶を搭載している。サイズは約57(幅)×115(高さ)×13.2(厚さ)ミリ。

photophoto 「Samsung GALAXY SPICA」
photophotophoto ボディサイズはSamsung GALAXY Sより一回り小さい
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