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» 2012年01月17日 08時28分 UPDATE

写真で解説する「INFOBAR C01」

テンキー付きのBARタイプとなって登場したINFOBARの最新モデル「INFOBAR C01」。テンキーで何ができるのか。前モデル「INFOBAR A01」との違いは。そして「C」に込められた意味とは――。

[田中聡,ITmedia]
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 INFOBARならタイル型のテンキーがないと――そう思っている人に朗報と言えるモデルが、物理型のテンキーを備えたBARタイプの「INFOBAR C01」だ。iidaスマートフォンのINFOBARとしては2代目で、今回も深澤直人氏がデザインを手がけている。

 製品名の「C」が「Classic」を意味するとおり、フィーチャーフォンとして開発されたINFOBARへの原点回帰が図られている。「INFOBAR A01」が3.7インチディスプレイを搭載したフルタッチスマートフォンとしてデザインされていたのに対し、INFOBAR C01のディスプレイは3.2インチと小さく、幅も約63ミリから約52ミリに細くなった。その姿はストレート型ケータイに近い。説明員によると、初代INFOBARが発売される前のコンセプトモデルはタッチパネル操作を前提に作られており、INFOBAR C01のコンセプトもこれに近いという。ケータイでおなじみのテンキーを搭載したこともあり、ケータイユーザーからの乗り換えが想定される。メーカーはA01と同じくシャープ。

 ちなみに、INFOBAR A01のAは「Advanced」を意味する。現在はAdvancedとClassicのCの2つのシリーズがiidaスマートフォンで存在することになる。Classicの解釈の仕方にもよるが、今後も“CXX”のスマートフォンが登場するのなら、「talby」や「MEDIA SKIN」など、これまでau design projectから発売された他モデルのスマートフォン化も期待できるかもしれない。

 外観は“溶けかけた飴”をテーマにした「INFOBAR 2」に似ているが、キーの形状はINFOBAR A01を踏襲。キーの1つずつが突起しており、キー面全体は凹凸がある。キーの長さはINFOBAR 2より短い。一方で気になるのが、INFOBAR C01では十字キーとその周囲のソフトキーを搭載しておらず、表面の物理キーはテンキー「のみ」となっていること。独立した発話・終話キーもなく、電話は基本的にタッチパネルで利用することになる。説明員によると、十字キーを搭載すると本体が長くなってしまうことから、今回は見送られたという。したがって、キーを利用できるのは文字入力、ダイヤル、ショートカット操作などに限られる。文字をテンキーで入力しても、変換候補から選ぶにはタッチパネルを使う必要がある。サイズを優先した結果とはいえ、ケータイのような操作性を目指すのなら、十字キーと発話・終話キーは欲しかったところ。MENU/ホーム/戻るキーはセンサー型になっており、ディスプレイの下に割り当てられている。

photophoto シャープ製のiidaスマートフォン「INFOBAR C01」。ボディカラーはICHIMATSU、NISHIKIGOI、KIIROの3色
photophotophoto 表面の3分の2ほどをディスプレイ、3分の1ほどをテンキーが占めている(写真=左)。シンプルな裏面にはカメラやFeliCaロゴがある(写真=中)。幅52ミリなので細くて持ちやすい(写真=右)
photophoto 上端部には特にパーツはない(写真=左)。下端部にはカバー付きのMicro USB端子がある。カバーには新しいauロゴも(写真=右)
photophoto 左側面には電源キーと音量調節キー(マナーキー)がある(写真=左)。右側面には特にパーツはなく、INFOBARのロゴがある(写真=右)
photophotophoto INFOBAR伝統のタイルキー。本体色ごとに色の並びが異なる
photo キーは突起していて押しやすい

photophoto ディスプレイの下にはMENU/ホーム/戻るのセンサーキーがある(写真=左)。電源を入れると新しいauロゴが表示される(写真=右)
photophoto リアカバーとバッテリーを取り外したところ。バッテリー容量は1020mAh(写真=左)。microSDとSIMスロット(写真=右)
photo 「INFOBAR A01」と同様に丸みを帯びたボディ
photophotophoto 左から初代INFOBAR、INFOBAR 2、INFOBAR C01のNISHIKIGOI。各テンキーの配色は3機種とも同じ。INFOBAR C01には十字キーやソフトキーがないのが大きな違いだ(写真=左)。こちらはINFOBAR A01と比較。幅がだいぶ細くなっているのが分かる(写真=中)。iPhone 4Sと比較してもやはり細い(写真=右)
photophoto INFOBAR C01用のアクセサリーも登場。左は「INFOBAR C01 COVER」のイエローで、レッドとブラックも用意される。価格は980円。右は「INFOBAR C01 LEATHER CASE」。色はレッドのみで、価格は1980円(写真=右)

 iida UIをINFOBAR A01から継承したほか、ロック解除画面で上下左右いずれかの方向にフリックすることで、設定した機能を呼び出せるショートカットを新たに用意した。ショートカットは着信履歴、発信履歴、Eメール、Cメール、カメラ、アドレス帳、ブラウザなどから設定できる。特定のアプリはここでは設定できない。加えて、テンキーの長押しで特定のアプリを呼び出せる「クイック起動」も採用しており、こちらはアプリを設定できる。ただし、0キーから検索、#キーからライト、*キーから伝言メモを呼び出せる仕様は固定だ。

 INFOBAR A01との違いとして、3.7→3.2インチの小型化に伴い、ディスプレイの解像度がQHDからフルワイドVGAに下がっている。バッテリーの形状は違うが、容量は同じ1020mAh。スマートフォンとしては小さく不安が残るが、「INFOBAR A01よりも省電力化を実現している」(説明員)という。シャープ製端末ということで、通常/技あり/お助けという3つのモードから消費電力を抑えられる「エコ技」機能も利用できる。チップセットはINFOBAR A01と変わらず、1.4GHzシングルコア駆動のMSM8655。アプリ保存用のメモリは約1Gバイト。2GバイトのmicroSDと、Micro USB−3.5φ変換ケーブルが同梱される。OSはAndroid 2.3。スペック自体はINFOBAR A01と比べても突出しているわけではなく、auのスマートフォンとしてはミドルクラスに位置付けられると言っていいだろう。テンキーと大画面、どちらを優先するかが購入の決め手になりそうだ。

photophotophotophoto ロック解除画面には4つのアイコンが登場。上下左右いずれかの方向にフリックすると、あらかじめ割り当てたアプリなどが起動する
photophotophoto 「クイック起動」では、テンキーの長押しで起動できるアプリを割り当てられる
photophotophotophoto INFOBAR A01でもおなじみの「iida UI」。カテゴリーごとにアプリのパネルが3列に分かれて表示される(写真=左端)。設定項目が充実しているシャープの通知画面(写真=左中)。iida Homeのサブメニュー(写真=右中)。iida Home表示中に右方向へフリックすると、ウィジェットを設置できる通常のホーム画面に切り替わる(写真=右端)
photophoto シャープのスマートフォンでおなじみの「エコ技」を用意(写真=左)。展示機の本体空き容量は0.96Gバイトだった(写真=右)
photophotophoto キーとタッチパネルを併用して文字を入力する(写真=左)。絵文字を表示(写真=中)。ホーム画面表示中にテンキーを押すと、ダイヤル画面に切り替わる(写真=右)

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