LGエレクトロニクスがグローバル市場向けに投入したフラッグシップスマートフォン「Optimus G」。世界で初めてクアッドコアの米Qualcomm製CPU「Snapdragon S4 Pro」を採用し、動画・ワンセグを透過表示できる「Qスライド」をはじめとするハイスペックな機能を搭載していることが特徴だ。
日本市場では、グローバル仕様からさまざまなカスタマイズを施した2つのOptimus Gが登場した。NTTドコモ向けの「Optimus G L-01E」と、au向けの「Optimus G LGL21」だ。これら2機種は同じ市場に向けたモデルだけあり、共通点が多くある一方で、細かい点での差異も見られる。そこで、2回に分けて両者をさまざまな角度からレビューしていく。今回は、両者のパッケージ・外観と、端末の初期設定について取り上げる。
まず、L-01EとLGL21のパッケージを比較した。本体や同梱品が入っている箱は、L-01Eの方が横幅がある。これは卓上ホルダの形状・大きさの差によるものだ。また、LGL21は箱にカバーが付いている。箱そのもののデザインはほぼ共通しているが、L-01Eの箱はつや加工、LGL21の箱はつや消し加工が施されている。
箱の中に入っている付属品はL-01EとLGL21でほぼ共通だが、細かい点を見ると差異がある。L-01Eでは16Gバイト、Class4のmicroSDHCが本体に装着された状態で同梱されている。これはモバキャス(NOTTV)の蓄積型コンテンツの保存を主な目的としている。一方、LGL21では、NFC(Near Field Communication)の利用シーンを訴求するため、「LG Tag+」と呼ばれる書き換え可能なNFCタグを2枚同梱している。
先述の通り、L-01EとLGL21では卓上ホルダの形状と大きさが異なる。L-01Eでは、本体をすっぽり覆うような形状の大きめなものが添付されている。一方、LGL21では、本体の高さの3分の1程度の高さで小ぶりなものが同梱されている。LGL21の卓上ホルダは、本体にケースを取り付けることを想定したため、卓上ホルダのトレイ部分が取り外せるようになっているのもポイントだ。
L-01E、LGL21ともに、本体サイズは約69(幅)×137(高さ)×9.6(厚さ)ミリ、重さは約143グラム。写真をご覧いただければ一目瞭然だが、形状もまったく同一で、スマホカバーや卓上ホルダなども同じものを相互に使える。細かい差異は、本体上部にあしらわれているロゴと、背面カバーの印字に見られるぐらいだ。LGL21には、L-01Eにはない“本体正面も白い”プリズムホワイトが用意されている。
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