「Xperia Tablet Z」のグローバル展開と、日本でのWi-Fi版リリースを発表したソニーのブースでは、そのXperia Tablet Zと、日本で発売中のスマートフォン「Xperia Z」が展示されていた。搭載技術を紹介する体験型展示のほかに、関連するアクセサリーやNFC対応機器も数多く並び、Xperia Tablet ZとXperia Zで広がる世界観を伝えていた。
ソニーのブースには、大きく4つの展示コーナーが設けられていた。1つはXperia Tablet ZとXperia Zに搭載されている、各種技術を紹介するコーナー。接写可能な拡大スコープを使って、Xperia ZのフルHDディスプレイの高精細さ体感できる展示をはじめ、「モバイルブラビアエンジン2」の効果を紹介するデモ、クリアブラックパネルの仕組みを紹介する立体展示などが用意されていた。
体験コーナーの一角には「Exmor RS for mobile」によるHDRムービー撮影体験のため、あえてコントラストの強いシーンを作った部屋も用意されていた。窓の外は明るいが屋内は暗く、外の明るさに合わせると屋内の小物が真っ黒に、逆に屋内に合わせると窓の外が白飛びしてしまう。ムービーカメラでHDRをオンにすると、窓の外の白飛びを抑えつつ、屋内の小物もしっかりと認識できる明るさで撮影が可能になる仕組みだ。
ブースの最も広いスペースを占めていたのは、「One-touch listening」の体験コーナーだ。One-touch listeningとは、Xperia Z/Xperia Tablet Zと、NFCを搭載したソニー製スピーカーなどの機器とを、文字通りワンタッチで接続させ、楽曲の出力やコントロール、データの送受信などをできるようにするもの。端末本体もあわせて、ソニーではすでに35種類以上のNFC対応機器を展開しているという。
ブースには国内の発表会などにも出展されていた、球形スピーカー「SRS-BTV」のほか、海外向けのユニークなオーディオ製品も展示されており、ワンタッチでつながる便利さを体験できるようになっていた。
残る2つのコーナーでは、Xperia Z/Xperia Tablet Z向けのアクセサリーと、プリインストールアプリが紹介されていた。ソニーではアクセリーメーカーに積極的に働きかけるなどして、アクセサリーの充実を図っている。その効果もあってか、CESでの発表からまだ2か月足らずにもかかわらず、すでに多くのXperia Z/Xperia Tablet Z向けに、サードパーティ製アクセサリーが登場。ブースではそれらをショーケースに並べて展示していた。
なお、ブースの入り口には縦長の巨大ディスプレイが設置されているが、実はコレ、Xperia Zを196個並べたもの。映像を切り分けて同時に表示させているのだという。多くの人が足を止めて、この不思議なディスプレイに見入っていたのが印象的だった。
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