カメラと連動した防犯ブザーを搭載、耐衝撃仕様のジュニアスマホ「miraie」専用料金プランも提供

» 2015年01月19日 12時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 KDDIが、春商戦に合わせて子供向けのスマートフォンを投入する。京セラ製の「miraie(ミライエ)」は、子供が安心・安全にスマホを利用できる機能を充実させたモデル。OSはAndroid 4.4を搭載している。1月下旬に発売する予定。

photophoto 京セラ製の「miraie」。カラーはピンクソーダ、メテオブルー、シトラスホワイトの3色

 IPX5/IPX7の防水性能とIP5Xの防じん性能に加え、米国防総省が制定した耐衝撃性能「MIL-STD810G」もサポートしており、子供がアクティブに使っても壊れにくくなっている。qHD(540×960ピクセル)表示対応の4.5型TFT液晶ディスプレイには強化ガラス「Dragontrail X」を採用したほか、周囲にわずかなフチを立ててガラスを保護している。ディスプレイ部を振動させて通話相手の声を届ける「スマートソニックレシーバー」も搭載している。

 Google Playは利用できないが、子供向けに特化した「auスマートパス」(月額372円、税別)を用意しており、一部機能を制限したLINEアプリも提供する予定だ。

 防犯ブザー機能にも工夫を凝らした。カメラキーを1回目は長押し、2回目以降は短押しすると、防犯ブザーが鳴動するとともに、位置情報や撮影した写真を保護者へ送信してくれる。他人を傷つけるなど、子供が使うには適さない言葉を入力しようとすると、警告表示をする「あんしん文字入力」も用意し、コミュニケーションスキルの向上を促進する。

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 au向けキッズスマホならではの機能として、文部科学省学習指導要領の「代表的な字形」に準拠した正しい文字を表記する「学参フォント」、緊急時に端末の制限機能を一時的に解除する機能、保護者がパスワードを忘れたときのワンタイムパスワード発行、居酒屋など子供には不要なスポットは検索できない子供向けの「auナビウォーク」も提供する。

 ディスプレイの点灯中に歩くと警告を表示してスマホを操作できなくする「歩きスマホ防止」や、保護者が子供の位置を確認できる「安心ナビ」も利用できる。

 通信サービスは下り最大100MbpsのLTEと、3Gをサポート。最大10台と接続できるテザリングも可能で、Wi-Fi規格はIEEE802.11b/g/nをサポートする。VoLTE、キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+、グローバルパスポート(国際ローミング)には対応しない。またおサイフケータイ(NFC/FeliCa)、ワンセグ/フルセグ、赤外線通信にも対応しない。

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photophoto こちらはメテオブルー
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photophoto 子供向けのauスマートパスを用意しており、カテゴリーごとにアプリを入手できる
photophotophoto プリインストールされているアプリ。LINEもある(写真=左、中)。設定画面(写真=右)

専用の料金プランも提供

 miraieの発売と同時に、毎月のデータ容量は0.5Gバイトを含む「ジュニアスマートフォンプラン」の提供を開始する。月額使用料は3620円(税別)で、「auスマートバリュー」を適用すると2686円(税別)となる。このプランには「アップグレードプログラム(ジュニア)」が無料の特典として含まれるので、18カ月以上miraieを利用した後に機種変更をする際に、残りの分割支払金が無料となる。

 同プランの対象となるのは、miraieを購入した小学生以下のユーザー。

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「miraie」の主な仕様
機種名 miraie
メーカー 京セラ
OS Android 4.4
プロセッサ Qualcomm Snapdragon MSM8926/1.2GHzクアッドコア
メインメモリ 1.5Gバイト
ストレージ 8Gバイト
外部メモリ microSDHC(最大32Gバイト)
ディスプレイ 約4.5型qHD TFT液晶
解像度 540×960ピクセル
連続通話時間 約1070分
連続待受時間 約440時間(LTE)、約530時間(3G)
バッテリー容量 2000mAh
メインカメラ 有効約800万画素CMOS
インカメラ 有効約200万画素CMOS
ボディカラー ピンクソーダ、メテオブルー、シトラスホワイト
サイズ(幅×高さ×奥行き) 約64×128×11.2ミリ
重量 約134グラム
発売日予定日 1月下旬

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