先週はストレージ関連の新製品も多かった。QNAPからはAtom D510搭載のNASキット「TS-459 Pro Turbo NAS」が登場。最大4台のSerial ATA HDDを搭載できるキットで、RAID 0/1/5/6を構築できる。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで9万5900円だ。
ギガビットLAN環境やeSATA、USB 2.0接続に対応する。同店は「先々週に登場したThecusの『N4200』(7万9800円)とともに、Atom D510を備えることで高速なリードとライト環境が得られます」という。
ストレージ本体としては、サムスンから2TバイトHDD「HD203WI」が登場している。初回から1万4000円弱と低価格で出回っており、在庫は潤沢だ。500Gバイトプラッタを採用し、回転数は5400rpm。32Mバイトのバッファを備える。ツートップ秋葉原本店は「このモデルの反響はあまりありませんが、2TバイトHDDのラインアップが増えたのはよいことでしょうね。けっこう安く登場したので、今後の価格の動向も気になります」と話していた。
また、ドスパラ秋葉原本店では、近日のうちにADATAのSSD「SSD S596」を入荷するという。同シリーズは256Gバイトと128Gバイト、64Gバイトの3ラインアップがあるが、このうち128Gバイトモデルを3万円前後、64Gバイトモデルを1万7000円前後で販売する予定とのことだ。同店は「フラッシュメモリ関連で人気のあるメーカーです。SSD S596の128Gバイトモデルは、リード最大240〜250Mバイト/秒、ライト最大170〜180Mバイト/秒と十分高速なので、定番の人気が得られる可能性も高いですね」と期待していた。
そのほか、3wareのSAS/Serial ATA向けRAIDカードの新製品も登場した。T-ZONE.PC DIY SHOPに入荷したのは4チャンネルタイプの「9750-4i」と8チャンネルの「9750-8i」で、価格は順に4万5480円と7万1800円。在庫は少数だ。
同カードはPCI Express x8接続のカードで、コントーラーチップにLSISAS2108を採用している。対応するRAIDレベルは0/1/5/6/10/50。SASとSerial ATAともに6Gbpsの高速転送が可能な新規格に対応している。同店は「SATA 3.0も6Gbps SASもまだほとんど出回っていませんが、これからの高速なストレージ環境を見越している人には魅力的なアイテムでしょう」と話していた。
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