ショールームでは、ケータイ以外にも、さまざまなサービスや製品を体験できる。
1階のMOBILE PLAZA(モバイルプラザ)は、写真やテキスト、音楽などのデジタルコンテンツを楽しむことに主眼を置いたエリア。入り口近くにあるカメラで撮った写真に好きな言葉を加えたものを、自分のメールアドレスに送信できるほか、ショールームの複数の大きなディスプレイに送信して表示することもできる。ディスプレイには直近に撮った写真がランダムで表示され、一瞬だけ全ディスプレイに同じ写真が現れる。
その隣のスペースには、PCで入力したテキストが、床一面に敷かれたディスプレイにテロップ表示される仕掛けを用意。「恋人への告白やプロポーズに使う人もいる」(説明員)ようだ。
地下1階の「DIGITAL LOUNGE(デジタルラウンジ)」には、ケータイ、PC、テレビ、デジタルカメラなどSamsung電子の最新製品が展示されており、実際に体験できる。
インターネットテレビの展示スペースでは、テレビの新しい利用法を提案。テレビから直接ビデオコンテンツをダウンロードできるほか、同社のアプリケーションストア「Samsung Apps」からゲームをダウンロードして遊ぶことも可能。Samsung独自のOS「bada」に対応したケータイとも連携しており、テレビで入手したコンテンツを共有できるのも特徴の1つだ。なお、badaに対応したケータイは現在、韓国や欧州で5月に発売予定の「Samsung Wave(S8500)」1機種のみ。
同社はフルHD対応の3Dテレビも発売しており、10ミリ未満という薄型ボディも実現している。ショールームでは、専用の眼鏡を装着して3D対応コンテンツを視聴できるコーナーが設けられている。
本体正面をダブルタッチすると、もう1つのモニターが現れるという、ユニークなコンパクトデジカメも展示されていた。この機能を利用することで、コンパクトデジカメでも容易に自分撮りができる。韓国でも自分撮りをするユーザーは多く、若者を中心に人気を集めている。


フルHD表示対応の3Dテレビも展示。こちらは「LED C9000」(写真=左)。専用の眼鏡を装着して3Dコンテンツを楽しめる(写真=右)。レンズの左側を2回タップすると、自分撮り用のモニターが現れる。この製品は「ST550」(写真=右)2階の「GLOBAL GALLERY」には、Samsung電子がこれまでに発売した中で同社が“革新的”と呼ぶ製品を紹介。その1つとして、世界で1000万台を販売したケータイが展示されていた。このほか、Samsung電子製品全般のコンセプトを示す言葉が記されたバーや、同社が将来的な開発を目指すコンセプトモデルの映像なども見られる。
Samsung d'lightに展示されている製品は、日本ではなかなか触れる機会のないものばかり。また、単に製品を触れるだけでなく、大型ディスプレイと連動したオリジナルの写真やメッセージ、音楽を楽しめるなど、ここでしか体験できないユニークなサービスも多い。デジタル機器好きの人はもちろん、そうでない人も、韓国に行く機会のある人は、立ち寄ってみてはいかがだろうか。
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