近ごろ耳にすることの多くなった格安SIM。「安くなりそう」と気にはなっているけれど「設定が難しそう」と感じているかたも多いようです。
そこで、格安SIMの利用にあたり、あらかじめ必要なもの、設定方法などをまとめました。
SIMカードの開通にあたり、必要になるものは下記です。
多くの格安SIMでは、月々の料金の支払いをクレジットカード払いとしています。デビットカードやプリペイドカードは支払い方法として設定できないことが多いので、クレジットカード以外のものを支払いに使いたいかたは、あらかじめ確認をしていた方がいいでしょう。
※BIGLOBE LTE、楽天モバイル、OCN モバイル ONEなど一部の会社は口座振替にも対応しています。ただし、BIGLOBE LTEは「データSIM」のみで通話プランには非対応、楽天モバイルは別途手数料月額108円(税込み)がかかります。また、OCN モバイル ONEはカスタマサポートに電話をして別途申込む必要があることなど、それぞれ注意が必要です。
また、いま使っている番号をそのままで乗り換える場合は「MNP予約番号」を取得が必要です。MNP予約番号は下記ダイヤルへの電話もしくは各キャリアのショップで取得可能です。
【NTTdocomo】0120-800-000(ドコモ携帯からは151)
【au】0077-75470
【SoftBank】0800-100-5533(SoftBank携帯から*5533)
SIMカードの開通後、利用する機種で接続設定をすれば接続は完了です。iPhone・iPad、Androidで設定方法が大きく異なるため、以下では分けて記載します。
iPhone・iPadで設定する場合、Wi-Fiに接続したうえでSIMカード会社別の「構成プロファイル」をダウンロード・インストールする必要があります。
各社のダウンロードページ
それぞれのリンクより、プロファイルダウンロードのリンクをタップするといちばん左の画面になります。
そこから「インストール」を選択し、iPhone・iPadで設定している6ケタ、もしくは4ケタのパスコードを入力します。
そして、次の画面で「次へ」を選択。
右上の「インストール」を選択し、次画面では下部の「インストール」を選択。
以上で構成プロファイルのインストール設定は完了です。Wi-Fiをオフにした状態でも、接続できます。
Androidは設定アプリより、APNを設定するとOK。
機種によってメニュー項目などが若干変わりますが、おおむね同じです(今回使用した機種はAndroid5.1を搭載しています)。
「設定」→「もっと見る」→「モバイルネットワーク」と選択。
「アクセスポイント名」を選択。
最近のSIMフリースマートフォンであれば、APNリストの中に最初から各SIMカードのAPNが登録されていることもありますが、その場合はリストから選択するだけでOKです。
リストにないAPNを追加する場合は右上の「+」を選択。
APNに必要な情報を入力します。「名前」は任意の文字でかまいません。利用者が判断できればどんなものでもかまいません。
そのほか「APN」「プロキシ」「ポート」など、多数の項目がありますが、すべてを入力する必要はなく、各SIMカードで必要な最低限の情報を入力すればOKです(APNに必要な情報は、SIMパッケージや公式サイトなどに記載されています)。
必要情報の入力が完了したら、右上の記号を選択し、「保存」を選びます。
保存後は、APNリストに追加されているので選択します。
選択後、アンテナピクトのところに「4G」「LTE」「3G」「H」などと記載されていれば接続完了です。
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