格安SIMでもたくさん通話したい! MVNOの通話定額オプションを整理する(2/7 ページ)

» 2017年05月09日 11時41分 公開
[小林誠,ITmedia]

1回1分、3分のかけ放題サービスが向いている人は?

 かけ放題の内容は「1回1分まで」〜「1回120分まで」とさまざま。「無料通話分」で一定まで定額するオプションもある。まずは主なMVNOの1回1分、1回3分までの通話定額と、無料通話分のあるオプションを比較する。

プレフィックス 1分・3分かけ放題、無料通話分付き
MVNO オプション名 月額料金 必要なアプリ 1分かけ放題 3分かけ放題 無料通話分 時間超過後の通話料
FREETEL だれでもカケホーダイ 299円 だれでもカケホーダイ 〇 × × 10円/30秒
U-mobile 3分50回かけ放題オプション(U-mobile MAX用オプション) 500円 U-CALL MAX × 〇(1日50回まで) × 10円/30秒
b-mobile 通話3分定額オプション(b-mobile電話向けオプション) 500円 b-mobile電話 × 〇(1日50回まで) × 10円/30秒
IIJmio 通話定額オプション 600円 みおふぉんダイアル × 〇(家族は10分) × 10円/30秒(家族は8円/30秒)
BIGLOBE SIM BIGLOBEでんわ 3分かけ放題 650円 BIGLOBEでんわ × 〇 × 10円/30秒
BIGLOBE SIM BIGLOBEでんわ 通話パック60 650円 BIGLOBEでんわ × × 60分 10円/30秒
U-mobile でんわパック 60 800円 U-CALL × × 60分 10円/30秒
MVNOのプレフィックス方式を採用した「1回1分まで」「1回3分まで」の通話定額オプション一覧。なお「FREETEL SIM」の「だれでもカケホーダイ」はFREETEL専用ではなく、アプリをインストールした音声通話付きSIMのスマホであれば、他のMVNOサービスでも利用可能だ。なお60分の無料通話分があるU-mobileの「でんわパック60」も含めた

 「FREETEL SIM」の「だれでもカケホーダイ」はとても特殊で、FREETEL以外のスマホ、大手キャリア、MVNOでも、音声通話付きSIMであれば誰でも利用できる。「どんなスマホのオプションにもできる」と思えばいい。かけ放題は1分、5分、10分の3種類あり、最安は月額299円の1分かけ放題。

だれでもカケホーダイ FREETEL SIM以外の契約者でも利用できる「だれでもカケホーダイ」

 「U-mobile」と「b-mobile」はどちらも月額500円で「1回3分まで」かけ放題。ただしどちらも1日50回までという条件がある。

 「IIJmio」と「BIGLOBE SIM」は月額料金が少し高いが、「1回3分まで」なら何度も電話をかけられる。特にIIJmioは家族(mioIDが同じ)となら「1回10分まで」に通話時間が延びるのでお得だ。さらにIIJmioも料金別にかけ放題があり、後述する。

 またBIGLOBE SIMとU-mobileには無料通話分があるオプションを用意している。毎月60分までは月額650円か800円で電話をかけられる。60分以上になると従量課金だ。

 これら短めのかけ放題は、話し好きには向かない。特に無料通話分を使用するU-mobileのオプションは、通話頻度もさほど多くない人向け。電話はあまり使わないが、たまに長電話があるくらいの人に向いている。

 毎回の会話は短いが、電話をかける頻度自体は多い、という人にも1分、3分の通話定額は適している。特に「1回1分まで」の通話の場合、無駄話や世間話の余裕はなく、時候のあいさつですら含めると本題を伝える時間がない。となると親しい間柄で気軽に会話を行う、例えば毎日「家族の送り迎えで連絡する」「帰るコールをする」といった時に使えるだろう。

 「1回3分まで」なら、多少形式ばったあいさつが入ってもよい。とはいえダラダラと話し続けることはできない。短く要点を絞って話すことが求められるビジネスシーン向きだろう。ただし相手が話好き、くどい人だとこちらの想定以上に会話が延びる可能性も。ある程度相手のことを知っている「同じ会社の同僚、先輩、上司と話すことが多い」人に良さそう。

 こう考えていくと、短めのかけ放題では、相手の反応も予想できるため、テンプレートのような会話が多そうだ。

 ちなみに、総務省が発表している「平成27年度 通信量からみた我が国の音声通信利用状況」(参考リンク)の7ページ目には、平成27年度(2015年度)の携帯電話1契約1日当たりの通信回数と通信時間が記載されており、1日当たり0.9回、平均通信時間は2分35秒とのこと。

通話定額 総務省が公表している、1日当たりの通信回数と通信時間

 この数字を参考にするのなら、誰と会話をするとしても多くの人は1回3分まで通話ができれば問題ないのかもしれない。

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