PC USER Pro

Latitude 2100が問う「児童生徒に特化したNetbook」の条件(2/2 ページ)

» 2009年05月20日 19時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 また、垂見氏は、コンシューマー向けラインアップのInspironの世代交代が約3カ月であるのに対して、Latitude 2100は法人向け製品と同様に1年間は世代を交代しないことも、教育市場向けNetbookのメリットとして挙げている。ただ、日本の教育市場では、3年間、長ければ6年間のライフサイクルを求めるケースも多いだろう。この点について垂見氏は、「3年間は十分な補修サポートが行えるだけの部材を調達する。ただし、6年間同じ機材を維持するよりは、新しい製品にリプレースしたほうがコストは抑えられるだろう」という見方を示した。

 説明会では、同社北アジア地域公共事業本部執行役員統括本部長の郡信一郎氏から、デルの公共市場に対する取り組みも紹介された。現在、デルは「大企業ユーザー」「中小企業ユーザー」「コンシューマーユーザー」「公共機関ユーザー」の4つに組織を分類し、そぞれのマーケットに取り組んでいるが、公共機関ユーザー向けの市場では、主に「教育」「官公庁」「医療」の3グループに特化したソリューションを提供することを目的としている。日本の公共機関向け市場でも、代表的な大学や医療機関、省庁や自治体がデルから機材を導入しているが、それらは、単なるPCの納品ではなく、サーバを含む大規模なシステム案件であることを郡氏はアピールした。

 さらに、郡氏は「教育」市場向けのソリューションとして「CONNECTED CLASS ROOM」というデルが考える教育現場におけるIT利用を紹介した。そこでは、従来の黒板を使った一斉指導や特設のPC専用教室に設置された全校生徒が共有するPC利用に変わって、1人1台のノートPCと電子黒板の利用による授業内容の共有化や新しい生徒と教師の新しいコミュニケーション形態(従来の片方向ではなく、教師と生徒の双方向)など、欧米では一部導入事例がある利用方法が「IT化が授業の可能性を高める」というマイケル・デル氏の言葉とともに紹介された。

デルが考える「CONNECTED CLASS ROOM」では、従来の黒板と全員で共有するPCから電子黒板と1人1台のノートPCで授業内容の共有化と教師と生徒のコミュニケーションの変化が起こるという

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. 実売3万9800円でノートPCを3画面化! ソースネクストのデュアル拡張ディスプレイ「DGP-DMD1401」を試す (2026年09月25日)
  2. AndroidとChromeOSが融合した次世代PC「Googlebook」の実機を見てきた ――AI統合で何が変わるのか? (2026年09月25日)
  3. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  4. なぜ競技用ゲーミングPCは光らない? HPSC久木留所長とマウス軣社長が語るアスリート支援の未来 (2026年09月24日)
  5. 「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート (2026年09月25日)
  6. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  7. 12インチ「Surface Pro」と13インチ「Surface Laptop」に個人向けの第2世代が登場 Snapdragon X2 Plus搭載でメモリは最大24GBに (2026年09月24日)
  8. ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた (2026年09月24日)
  9. 天空がCore Ultra 5を搭載した10.51型2in1ノート「TENKU Note Pro AI」を発売 (2026年09月24日)
  10. “AIスマホ”としての個性がより鮮明に 望遠カメラ刷新&AI処理が飛躍した「Pixel 11 Pro」 の実力とベンチマーク結果を検証 (2026年09月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー